教えて!TOSHIさん:ブログ版

ライブハウス<T☆ROCKS>のオーナーTOSHIによる、音楽や音楽以外・・のお話!

T☆ROCKS:TOSHI

小田急相模原ライブハウス <T☆ROCKS>のオーナー「TOSHI」です。 音楽の話、音楽以外の話・・などなど色々!HPの 「教えて!TOSHIさん」も更新中! t-rocks@jcom.home.ne.jp

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2017-11-25 | 日記

・・・ってどこかの飲食店が言ってました。

簡単に言うと30人くらい(?)の宴会的な予約があったんだけど、

お客さんがキャンセルして一銭もお金を払わなかったってやつ。

 

で、相当な被害になるのは必至なんだけど、SNSだかで呼びかけたら

関係ないお客さんが来店してくれて被害は多少少なくすることが出来た・・・と。

たしかそんなお話し。

 

さて、T☆ROCKS。

素晴らしいお客様ばかりなんでおかげさまで楽しくお仕事をさせて

いただいています。

 

なんですが・・・。

3回くらいイベントを組んでくれた若い男の子。

いつも何も不具合もなくやってくれてました。

ところが7月2日のイベントの5日くらい前だったかな、

キャンセルをしたいとのメール連絡。

5日前じゃ、こちらも恐らく何も予定は入らない。

その日を押さえているわけで、当然予約日から他のお客さんの

予約は断っている。スタッフも入れている。

キャンセル料を取らなければ完全に赤字。それでもまあ、何回も

やってくれているから、”キャンセル料は取らないから延期に

したら?”と提案。

これだと、相手は損をすることはない。こっちは損をするけど(苦笑

で、10月の28日に延期にしたいとのことでそこに延期。

 

さて、そのあとに実は9月の17日も前々から予約をしていた。

前日の16日の夜、21時頃、メールにてキャンセルしたいとの連絡。

前日の夜ですよ(苦笑

さすがに今回は「はい、いいですよ」ってわけにはいかないよね。

2回目だし、前回は大目に見たけど、今回は何もなかったことには

出来ないのでキャンセル料は貸し切り料金の半額をもらうことに

なっているので(前日で半額ってのも甘いけど、普通は全額だけどね)

さすがにこれは入金してくださいと連絡。(結局払われていないけど)

 

そして、この時に思ったのは”以前のキャンセルの代わりに延期した

10月28日もヤバイのではないか?”と、思ったわけ。

 

なので、そのときに「10月28日ももし危険なようなら、キャンセル料は

取らないから今なら辞めてもいいよ」と連絡。

これはハッキリ言って、逃げを作ってあげたわけ。

ここまでイベントがポシャると言うのはおそらく何か大ぶろしきを広げて

しまって困ったチャンになっているのではないかと。

なので、10月も本当は危ない状況なのではないか、と。

そんなこと店側が心配する事案じゃないけど、自分から言い出せないで

いるならこっちから「今なら辞めてもいいよ、なかったことにするよ」と

逃げ道を作ったわけ。

もちろんまた前日にキャンセル食らったらたまったもんじゃないってのも

あるしね。

 

そしたらね、「はい、すいません、キャンセルにします」・・・って

メールが来るかと思いきや・・・”タイムスケジュール”が来たわけ。

まあ、バンド名は書いてなくて以前にやったタイムスケジュールと

同じだったんだけどね。

「これでお願いします」と。「予定通りやります」と。

え?マジ?って思ったわけよ。いいの?出来るの?と。

今なら逃げてもいいんだよって言っているんだけど・・・。

 

ちなみに9月17日の(2度目の)キャンセルのキャンセル料。

もちろん一向に支払われず。

うすうす予想はしていたけど、やっぱり1円も入金されていない。

いくら催促しても一通のメールも来ない。連絡も一切ナシ。

 

そして、運命の10月27日。つまり前日。

まさかのメールが来ました。夜中の2時です。

まだ、起きてて良かったよ。

「明日のライブは予定通りやらせてください。しかし明日はお金が払えないので

後日お金が入る(税金の戻りがある)ので、それで9月17日のキャンセル料と

合わせてお支払いします」とのメール。

 

誰が信用できよう(笑)。

なので、「さすがにお金をもらえないのであればイベントをやってもらうわけには

いかないので、他のバンドさんの参加費も足せばそこそこのお金になるわけだし、

一銭も払わないでライブをやるのはおかしいので、その日に払えないのであれば

キャンセルしてキャンセル料を払ってください」と。

 

後味は悪いけど、9月の時点でこうなる予感はしたんで、ちゃんと逃げ道を

作ったんだけどそれをも拒んで「ライブをやる」と言ったのは彼なのでね。

もうこっちはどうしようもないのですよ。

 

多分彼は、始めはもう一回くらいTOSHIさんをだませるだろうと踏んだんでしょう。

「TOSHIさん甘いからお金は後払いでって言ってもライブを出来るだろう」と。

やった後で連絡を取らなければ逃げられるだろうと。

 

ちなみに結果はさすがに「わかりました。ではキャンセルさせてください」と言う

ことで、ライブはやりませんでした。

 

しかし、当日、及び9月17日のスタッフ料も私が払っています。

もちのろん、彼からお金はいまだに一銭も入っていません。

 

いくら連絡してももちのろん、連絡はありません。

「お金が戻ってくる」などと言うのはまあ嘘でしょうね。

 

結局、逃げられていますが(苦笑)、どうしようもないですね。

こういう事の無いように”内金をいれてもらう”と言うのもあるのですが、

イベンターが一人で(一時的にでも)負担するのも大変でしょうからね。

 

 

 

こういったことは本当は言ってはいけないでしょう。

お店をやっていればこんなことはあって当然だと確かに思います。

しかしここまでのイベンターはもう晒しちゃっていいでしょう(笑)。

 

T☆ROCKSは大体においてルールは守ってもらって、誰でも同じように

気持ちよく利用できるようにしています。

オーナーが「なんでもいいよー」ってやってしまうと無法地帯になって

しまって、図々しい奴だけが得するお店になっちゃうんでね。

あまりに個人的な好き嫌いでサービスが偏り過ぎるのは良くないと思っている。

とは言えもちろんお得意様には有利に利用してもらったりもします。

 

 

 

 

昨今、お客様はだんだん強くなってきて、お店のルールを捻じ曲げて

くる方もまま見受けられますが、まああまりにそれを受け入れていると

店は疲弊してきて大変ですわ。

もちろん”遊び”の部分、グレーと言うか、ギチギチにルール通りではなく

余裕があるのも事実なんでその範囲内ならいいんだけどねえ。

お金も随分値引きして、尚且つサービスも範囲外の部分にまで及んでくると

さすがに厳しい(苦笑

 

そんなのは経営では当たり前のことなんでうまくやるしかないんだけど、

あまりに値引きをすると人件費にかかわってくるんで、ちょっと

サービスにも影響が出かねないのでお互いにあまりメリットがなくなって

しまうのはあまり良くないよねえ。出来れば安かろう悪かろうには

したくないもんねえ。