続「とのむら通信」ブログ版

前島本町議会議員・外村敏一(平成29年4月29日付けで引退)
日々の思いや議会傍聴の感想など引き続きお伝えします。

姑息で中身のない加計氏の記者会見、森友疑惑と全く同じ構図で許せない

2018年06月19日 | 恥も外聞もない厚顔


大阪大地震で揺れている中、しかも唐突に開いて「これでおしまい」と言わんばかりのドサクサまぎれの会見の魂胆に腹が立つ。
獣医学部の新設認可を巡ってはその認可決定過程において様々な疑惑が持たれているにも拘わらず今頃になって「何も問題ない」
かのように平然と会見(都合の悪い質問には否定オンリー)する姿はおよそ教育の現場に携わる者の姿とは思えない。
肝心の愛媛県職員が作成し、国会に提出した記録(安倍総理と加計氏が会ったという記述)については「担当者が事を進めるために
県側に嘘の話をした」とし、このことは重大なコンプライアンス違反であり、担当の事務局長を減給処分にしたという。
どの記者も質問しなかったが「ではことを進めるためであれば嘘の話をでっち上げても良いと理事長は考えているのか?まさに
手段を選ばずというのが加計学園のやり方か?それで世間が許すとでも考えているのか」と追及してほしかった。

しかし事はそんな簡単に済まされる内容ではない。コンプライアンス違反として学内で処分しただけで終わる話ではない。本件は
仮に安倍総理と加計氏が本当に会っていなかったのなら(どう見てもことの経過をみれば会っていると見るのが自然だが)これまた
重大な話である。ありもしないことをでっち上げて補助金を貰うために県や市を騙したのであれば紛れもない詐欺と言わざるを得ない。
当の事務局長は愛媛県へ謝罪に行った際にも「実は誤った情報を県に伝えた為に誤解が生まれたと」理屈にもならない言い訳をして
済まそうとした。はっきりと「嘘をついて皆さんを欺きました」と言ってお詫びし、本件の認可を取り消すのが筋である。

本日の加計氏の会見でも「嘘の作り話で皆さんを騙し、行政を歪めた」という事実については全く言及せず、ひたすら学内における
コンプライアンス違反だという論理で片づけ、担当者とその責任者である自分を処分した。と全く悪びれることなく会見を締めた。
記者からは多くの質問が出たが、取り調べではないので都合の悪い質問にも平然と「記録にも記憶にもない」という厚顔無恥な態度
に終始した。どこかで聞いた様な同じ対応で済ませた。それは森友学園疑惑で野党からの追及に応じて答弁していた安倍総理の姿と
重なる。

加計学園問題については色々な場面で疑惑が多いが、今回の愛媛県文書と加計学園の事務局長による詐欺まがいの行為における
疑惑は単に疑惑で終わらせてはならない。なぜなら巨額の補助金(税金)をだまし取ったに等しい行為だからこれは詐欺疑惑として
検察によって捜査、立件して真相を明らかにしなければ道理が通らない。既に向学心に燃えて入学した学生や保護者に対しても加計
学園は立派な教育機関であって胸を張って勉学にいそしむ環境と彼らの名誉を回復するためにも身の潔白を学園側が自ら証明しなければ
終わる話ではない。本日の薄っぺらな記者会見で益々愛媛県や県民、今治市民、全国の国民を怒らせたことになる。

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