鉄道模型・色差し三昧

精密な模型製品だからこそ、色差しを施しませんか?
より、魅力を引き出しましょう。
お気に入りができますよ。

河合商会 #KP-183/トラ90000形の色差し

2006年09月23日 | 1:150 客車・貨車
中央東線115系の発注者である下諏訪君と、
ときどきコメントをくださる茶さんが、
世田谷線150形のパンタ周辺の資料を送って下さいました。
そろそろ手を着けないと、忘れちゃうよぉ。
それでも、きょうもNゲージの色差しです。

お題は、トラ90000形。

金網が印象的なチップ積み貨車です。
数年前まで、北海道で長い専用列車を編成していましたから、ご存じのかたも多いでしょう。
とはいえ。
ヤード継走の車扱い貨物があったころには、
沿線に木材チップの産地がある山間部の路線では、どこでも走っていた形式です。
飯田線、小海線、磐越西線、山田線……。
国鉄時代の雑誌をひもとくと、ほかの貨車に2~3両ぐらいづつ混じって活躍しておりました。
透けた網は黄緑色。
黒貨車の中で、いいアクセントになっていました。
わたしとしては、せっかく積んだ木材チップが隙間から落ちそうで、落ち着かないのですがねぇ。

さて、Nゲージでは河合商会から完成品で、
16番ゲージではホビーモデルからプラキットで、発売されています。
どちらのゲージでも、この形式を特徴づける金網を、エッチングで表現しているのは面白い共通点。

製品は、わりと黄緑色の発色がきれいです。
完成品として売る以上、これで正しいのですが、ちょっときれいすぎるかなあ。
貨車は、使い込まれてナンボ?
グレーを吹きつけてみました。  
画像左側は購入時のまま、右側の車両が加工後のものです。
あおり戸や金網の彩度が、いくらか落ちました。
ツヤも落ちたし。

あとは折を見て、輪芯の塗装と、カプラーの交換を考えています。
そうそう、疑問がひとつ。
あおり戸の内側は、何色でしょう?
普通のトラなど、無蓋車の内側はたいがいベンガラ色に塗られていたように思います。
このトラ90000形も同じように塗られていたのでしょうか?
こうやって連結すると、不自然な気もします。

ところで道具の手入れが悪かったので、グレーが斑になったところがあります。
この距離ではごまかせますが、そばで見るとわかります。
使う前には、きとんと空吹きをしましょうね。
コメント (2)
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