モンテとレッドウィングスの日々

モンテディオ山形、そしてパイオニアレッドウィングスをこよなく愛し続けています。

今年のJ2を振り返る(その4)J2を勝ち抜くためには

2022-11-29 10:30:26 | モンテディオ山形
金沢の林にJ1の複数チームが興味との噂。
山形には1年限りでしたが、
それでもジャンプアップしていくのを見るのは嬉しいものです。
日本人好みの?汗のかけるストライカーとしての需要は高いですからね。

昨日の韓国vsガーナ戦は試合終了後に韓国の監督がレッドカードという結末。
終わり方も微妙で抗議もわかるけど、最終戦監督無しで大丈夫か?
それよりも韓国よく0-2から追いつきましたね~


さて、今年のJ2を振り返るシリーズは4回目。
沼にハマったら抜け出せないこの魔境J2を勝ち抜くにはどうしたらよいのでしょうか?

シーズン最終盤に3-0で連勝し、
プレーオフでは岡山に見事リベンジし、
熊本には負けてはいないドローで敗退となったモンテ。

誰もがその奮闘に勇気をもらい、感動したことは間違いありません。

しかし、一方、
プレーオフは一発勝負ですから、
リーグ戦と違い何が起こるかわかりません
(起こした方が言うのも何ですが)
岡山の悲劇は、来年はモンテが味わうかもしれません。

ということで、やっぱり昇格を狙うならば、
ギャンブルではなく(失礼)、堂々と自動昇格したいですね~
応援している方も心臓に悪いし(汗)

ということで、
今年の新潟、横浜FC、
昨年の磐田、京都
一昨年の徳島、福岡
自動昇格したチームの戦いぶりが参考になりますが、
ポイントは、いかにシーズンインから早めに勝てる戦術を確立するか、
ということで3つの条件を上げてみたいと思います。

一つ目。
序盤戦は苦労しながらも、勝ち筋を見つけながら、
新チームを早く軌道に乗せることです。
(モンテが一番不得意(汗))
今年で言えばそれに成功したのが、新潟、横浜FC、仙台でした。

二つ目。
次は、中盤戦以降に、戦力を保持しながら、
いかに安定した試合運びができるか。

いくらロケットスタートを切っても、
戦術の幅が無く相手に対策されたり、
戦力が保持できずに中盤以降で不安定な戦いをしてしまったのが今季の仙台や長崎、町田。

モンテも毎年ながら、新チームの構築に時間がかかり、
構築して勝てるようになると、怪我等で戦力が揃わずに失速を繰り返すチーム(汗)

J2で体力のないチームは、なかなかシーズンを安定して戦えないという共通の課題があります。

三つ目。
そして最後は、終盤戦にもう一段チーム力を上げられるかです。
今年の岡山、熊本のように、中盤から上位を快走するも、
終盤の力強さに欠けることで、自動昇格に届かなかったケースですね。

これらの3つの条件をクリアできたチームが自動昇格の栄誉を受けることになりますが、
今年、4位熊本以下のチームは、この3条件をクリアできずに、自動昇格戦線からは早々に脱落しています。

考えてみれば、
2008年モンテが2位で初昇格を果たした年もこの3条件がピッタリ当てはまります。
序盤、1勝1敗で迎えた第3節ホーム開幕戦は3-5の大敗。
守備の崩壊で大量失点してしまったチームですが、
ここで小林監督は改めて守備の構築を徹底。
その後苦労しながらも見事にチームを立て直します。
そして中盤、2位に上がってからは連敗もありながらも終始昇格圏を安定快走。
終盤、チーム力が落ちそうなところで、北京五輪から豊田陽平が復帰、
さらにボランチ馬場憂太を補強してもう一段戦力をアップ。
最後まで力強い戦いぶりで見事昇格を成し遂げました。


来年のモンテに関して言えば、
今年最終盤の躍進をシーズン通して発揮できるかが自動昇格への目安と言えますが、
この質と選手層をどう維持、さらには底上げしていけるかがポイントになります。
ただどうしてもチームの底上げというと強化費にばかり目が行きますが、
今年の熊本、2年前の北九州が示したように、
相手が対応できない戦術が確立されれば、
多くない強化費でも十分に自動昇格を狙えるチャンスはあります。

圧倒的な戦力を持っていれば勝ち抜けられた一昔と違い、
今は、戦術の幅が無ければ相手に分析、対策されて勝てなくなるのがJ2です。
この戦力と戦術のバランスをどう確立していくか。
チーム一丸となった強化策の腕の見せ所ですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする