糸が先か、布が先か?
ロープのような使い方で素材としての糸が生まれたのか、それとも何かを覆うものとして糸を編むということが見えてきたのか、その起源はあるのでしょうが、そこではなく、素材としての糸が既にあるという前提で、現代ならではの新たな用途はないだろうかと改めて考えることをおすすめしたいと思います。
特に昔から使い道が決まっていて、現代に生きている人は、それが生まれた当時のことを知らずに当たり前に使ってしまっている素材がたくさんあります。
それを見つめ直すことで、現在から未来では更なる用途がないかと考えるのです。
例えば、紙。文字を書き残したり、絵を描いたりしていて、ある時印刷という技術が生まれ、プリンターが登場してきたように、その度に同じ紙でも新しい使われ方が出現してきたワケです。
例えば、葉っぱ。何の利用価値もなさそうだけれど、柿の葉寿司に使われたり、葉っぱを加工してスパイスにしたりと使われています。
例えば、レアメタル。素材の特性を生かして様々な所で使われています。地中奥深くの探索や取り出す技術があるから新しい用途に使われています。
今こそ、最新技術や素材特性を組み合わせると、またきっと何かが生まれるはずです。過去には、そうやって誰かがやって来たのです。
その誰かになってみたいと考えることからゴールへの第一歩が始まります。
そのひとりになってみたいと思いませんか?