トンサンの別荘

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「もんじゅ」を動かしてはいけない。

2011年07月17日 09時39分59秒 | 日記

7月17日(日)
「原発はトイレの無いマンション」と言われているが、使用済み燃料棒の集まる六ヶ所村は今どうなのだろう。
「六ヶ所村は今」というキーワードでググッってみると、こんな動画が見つかった。
核サイクル "原子力が支える村"...六ヶ所村の真実


六ヶ所村は原発が無いとやっていけなくなっていた。

これはトンサンの考えだが・・・
政府は原発のシステムを国の輸出産業にするために力を入れ、危険なので人口の少ない過疎地(かそち)に原発や処理施設を建設し、その見返りとして多額の優遇をしてきた。
政府は危険を知りながら、麻薬で現地住民の未来を買ったのだ。多額の税金を使って。
日本原燃や電力会社も政府の方針に協力し、現地住民が喜ぶことをしてきた。
現地住民は年間収入が一般的な国民の2倍近くになり、福祉施設なども飛びぬけて充実してきたので喜んでいた。
その麻薬を知ってしまった現地では、将来のことを考えるよりも今が良ければいいと考えるようになってしまった。

これまでは。

しかし福島原発の事故で、将来を脅かす物であることがわかってしまった。
だがいまだに目のさめない人間が多い。いや、目を覚ましたくないのかもしれない。
自分や、自分の子が生きていない先の話などどうでも良いのかもしれない。

けれども危険なのは原発のある過疎地だけでなく、日本全土であることがわかってしまった。
放射性物質セシウムに汚染された牛肉が、全国的に出回ったからだ。
今後海外に出荷している食料品にも影響が及ぶだろう。
今心配なのは魚介類の汚染度調査が進んでいないことだ。
全部の食料品やえさなどの放射能測定をするのは不可能だ。
今後も牛肉と同じようなことが心配される。

いまや放射能汚染は日本全体の問題、いや世界全体の問題だ。
確かに40年前は「核燃料サイクル」は夢のプランだったろう。
しかし、それが夢だったとわかった外国は、みんな開発を中止した。あのフランスでさえ。
日本だけが夢から覚めず、いまだに「もんじゅ」を動かそうとしている。
もし「もんじゅ」が大事故を起こしたら、福島第一原発の比ではない。

もんじゅは1991年の試験運転開始から事故続きで、これまで一度も本運転されていない。
ようやく先月事故で落下した装置を引き上げることができたが、まるで呪われているかのようである。
いや運転できるとみんなが思ったら、取り返しのつかない事故が起こるので天が止めているかのようである。

もんじゅ炉内落下の装置、引き抜き完了

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