父が、老衰のため2022年12月29日 4:55 95歳で亡くなりました。
2023年1月2日帰省し、父の遺体と対面しました。
病院に入院期間中は、新型コロナ感染拡大防止のため、
病院方針により、他県の家族の面会は、出来ませんでした。
この年末、亡くなる人が多く、告別式が延期されました、
父は、実家で北枕で座敷に穏やかな表情で布団の上で眠っていました。
お棺に入れられる前の父に対面出来て良かったと思います。
母 95歳に訊けば、夜は、母は、父のすぐ隣で北枕で
寝ているとのことで、この日もそうしていました。
母が言うには。「ちっとも、寂しくない」との話でした。
十分、介護やお世話をした結果で思い残すことがないからでしょうか。
1月2日 15時に女性の30歳前後の『納棺師』が来てくださり、
パジャマから白い着物に着せ替えたり、髭をそったり、顔をお化粧で
整えてくれました。
驚いたのは、パジャマから着物に義替えさせる時、父の体の半身を起こし
身体に掛かっている白い布をカーテンの壁にして、見守っている
私たち遺族に父の肌を見せない技(所作)だつたことです。
まさに、以前、映画で観た『おくりびと』のようでした。
映画『おくりびと』以降、納棺師が広く認知されるようになったとのことです。
今回以前にそのような場に立ち会ったのは、私が20歳の頃、
祖父が亡くなり家族のみで納棺をしました。
その時は、遺体を裸にし『死に装束』を着せました。
もちろん、下半身の恥ずかしい部位も全部丸見えでした。
もし、私が亡くなっても職業『納棺師』が、来てくれて、
恥ずかしいところを見せないでくれるので「安心」しました。