徒然草Ⅱ

「アッ!」「イイねえ!」「ウッソー!」「エーッ!」「オおぉ!」ということを書きたい!?
(読書日記備忘録を中心として)

功名が辻

2006年02月15日 | 読んで良かった図書

書名   功名が辻
著者   司馬 遼太郎
発行社 文春文庫
発行年 2005年2月10日
頁数  
価格

2006年1月から始まったNHK大河ドラマ「功名が辻」と
原作では、山内一豊の妻の千代の母:法秀尼と
忍び望月六平太の関係が異っていた。

浮世とは、生きて戦うしか仕方がないところじゃ。

逃げずに浮世の主人になれ。

随処に主となれ。

随処に主トナレというのは、いつ、どの時期、
どの場所、どの瞬間でも、つねに自分が客観情勢の
主人でいる、ということで、客観情勢のドレイに
ならない、ということだ。
それによって、はじめて心の自在を得る、つまり、
何者にも束縛されない智恵と心魂を得るということだ。

崩れるものなら崩れ去るがよい。
もともと無一物で生まれて来た。
いまさら うろたえることは、ないではないか。

肉体さえ、いずこから来た自分の生命の仮り着にすぎない。
去ればいずこかえ去る。

女運ということがある。
連れそう女房の持ってうまれた運の光で男の
一生は、左右されるのだという。


  

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