go-ichi-maru blog

気ままなつぶやきです。

過去の記事を読むには

2007-08-31 22:00:45 | Weblog
 510ブログの過去の記事について質問がありましたので。
表示されてるのは最近の記事ですが,昔のヤツも見ることができます。
 実は,記事の種類ごとに「カテゴリー」で分類してます。
 みたいカテゴリーがあれば,その中のタイトルをクリックすると,カテゴリーごとに集約された記事を見ることができるので便利です。

 記事を例にとると,↓こんな感じです。





 「カテゴリー」の横の数字は,記事の数です。ちなみに「登山(18)」というは,登山に関する記事が18個ありますよと言うことです。「weblog」は,どのカテゴリーにも属さないような記事です。つぶやき系が多いかな。

 夏休みももうすぐ終わりですが,時間があればじっくり振り返って見てみてください。

見ました?

2007-08-28 20:53:30 | Weblog

 6年ぶりの天体ショーだそうですが,皆既月食です。

 残念ながら,雲の関係で,全く隠れてしまう状態は見ることができませんでしたが,その後少したった8時30分頃の状態を見ることができました。見事に三日月みたいになっていました。

 写真撮ってみました。シャッター速度が約2秒でしたが,その間に月が動くので,まん丸ではなく,少しずれたように写っています。2秒の間でも,結構月って動くのはやいモンです。

 隠れている部分は,地球の空気によって屈折した赤い光しか月に届かないので,赤めに見えるそうです。月が地球の陰に100パーセント隠れていたときには,赤い月を見ることができたようです。

 みなさんのうちではどうでしたか?


北陸への旅4

2007-08-27 17:45:22 | おでかけ

 金沢郊外の犀川温泉に宿泊し,3日目は金沢観光です。


 ちょいとマニアックな観光ですが,東茶屋通りを歩いてみました。ここは,古い町並みをそのまま残しているところなんです。

 金箔屋さんに寄ってみました。


 店の中に,金箔を貼った黄金の建物がありました。


 中もこんな感じ。贅沢!!


 「まち博」なんて知りませんでしたが,こういう観光開発って,お金をかけずにやれてステキだと思います。愛知万博みたいな大々的な観光開発もいいかもしれませんが,「開発」の名の下に破壊を伴うあのような博覧会は,正直言って少し眉をひそめます。その点,金沢の「まち博」は町そのものの良さを分かってもらおうとする試み。断然こちらの方がクレバーですね。
 万博が終わった後,あの万博会場をそのまま残そうという人はそういないと思いますが,まち博が終わった後,「この町を大切にしよう」と考える人は絶対に増えると思います。

 ちょっと休憩・・・。



 抹茶を頂きました。作法は全然なっていませんが,抹茶はなんか心がしみますね。


 和服のお姉さんが打ち水。こういう光景って,古風でいいですよねえ。暑いのに,涼しげです。


 これも違った古さを感じます。「コールドパーマ」いったいどんなことをしてくれるのでしょうか。パーマかけるときは普通温めるのですが・・・。

 その後は金沢の台所,近江市場でお買い物。


 生鮮食料品だけでなく,衣服も売っています。


 テレビ局の取材も来ていました。


 通りの至る所には氷の固まりがおいてありました。粋な計らいですね。思わずほっぺたを乗せてしまいます。「うひょひょっ」



 幻の魚「アラ」です。めったに市場に出回ることはないと思います。高級魚だけに,値段も幻のような価格となっています。これ,8500とか,9500とかは1kgあたりの金額です。1匹ではありません。あしからず。主に金沢の高級料亭に出荷されるそうです。



 狙ったのは,能登沖で水揚げされるエビ。アマエビ(1匹75円)とシマエビ(1匹250円),オニエビ(1匹200円)がいます。オニエビとシマエビは生きているのもいます。アマエビ20匹,シマエビ10匹を購入しました。

 ここでは,地物のアマエビと北海道産のアマエビと区別されて売られています。北海道産のものは激安。手前のトロ箱いっぱい入っていて1500円とかです。でも,見た目(大きさ,色)も味も,だんぜん能登産のものほうがいいモノです。


 シマエビはこんな感じです(参考資料)
 アマエビよりも甘みは少ないですが,少し大きく,プリプリ感が残されています。「高級」って感じがしますね。

 

 当然食べるのはしっぽだけで,頭だけ残っちゃいます。でも,かなり質のいいエビなので,頭がもったいないと言うことで,ワインと生クリームで煮込んでエビのパスタソースを作ってみました。

 石川産のアマエビについては,前にもブログで載せていますので,こちらを参照してください→ (1) (2)

 

 おっと,食べ物の話になってしまいましたが,近江市場の後は,弁慶と義経の物語で有名な安宅の関に行きました。



 弁慶が勧進帳を読んでいるところです。


 安宅の関にまつわる話は,弁慶の機転と,義経の心が染み渡るものですが,この写真に見られる510の姿はあまり安宅の関とは関係ありません。

 まあ,この後は無事に帰ってきたわけです。おしまいおしまい。


北陸への旅3

2007-08-26 15:26:42 | おでかけ

 今回北陸をテーマに旅行したのには,大切な理由があったのです。それが,春休みに被災地ボランティアを行った輪島市門前地区。震災の後,どのように復興しているのか気になっていたのです。



 門前東小学校前の道路の飛び出したマンホールもまだそのまま。



 震災によって全壊したお寺は復興途中にあります。


 遠く離れ,祈ることしかできません。


 ↑震災時はこんな感じでした。



 ボランティアはもういませんが,復旧作業はどんどん行われていました。


 震災から半年経っていますが,復旧をあきらめ,店を閉めてしまったところもあります。


 店を少し建て直して頑張っているところもあります。


 自衛隊が駐屯していた門前東小学校の運動場も,野球部が活動を行っていました。どこの学校でも当たり前に見られる光景ですが,この小学校では,大変な危機を乗り越えたわけです。いつまでもこの平和が続きますように・・・。


 門前の役場です。「がんばる輪島」をテーマに掲げ,復興を目指しています。

 再び訪れた感想はというと,道路や役場,総持寺など,税金を費やして復興するようなところや観光地は,かなり立ち直っていると言えます。道路についても,未だに地割れが残っているところはもうありませんでした。国や県からの補助で何とかなったのでしょうね。
 しかしながら,個人の家などは全壊して空き地になってしまっている家や,崩壊してそのままになっている家があったり,明らかにもう人が住んでいない家があったりと,かなり差があります。これは,もう個人の問題かもしれませんが,援助をしてあげないと,どうしようもないのだと思います。家を建てるのには莫大なお金がかかるのですから。ボランティアでやれることは限度があります。なんだかんだ言っても,募金などによる援助が,その土地の人々にはありがたいのかもしれません。

 地震は防ぎようのない災害です。今は新潟の人も大変だと思います。頑張って欲しいと思います。

 春に訪れた能登震災の様子は,右の「カテゴリ」から「能登震災」をクリックしてみてください。


北陸への旅2

2007-08-25 22:12:18 | おでかけ

 一夜明けて2日目。この日も天気が良く,能登半島の周遊に出かけました。



  氷見漁港から少し走ったところに断崖絶壁が!ああいうところを発見するとすぐに行きたくなります。


 阿尾城という城の跡地だそうです。上り坂を登っていくことになりました。


 ちょうど断崖絶壁の先っちょあたりまで来ました。城跡は展望台になっていました。高いところがあれば登りたくなる煙のような性格です。



 270度ぐらい海の素晴らしい景色。そしてよく見ると・・・


 明らかに,水平線より上をタンカーのような巨大船が飛んでいます。実は,蜃気楼が出ていたんです。だから,水平線より向こう側の本来見えるはずのない景色が,屈折によって見えちゃうわけです。ちょうど,お椀に10円玉をいれて斜めからでは見えないけれど,水を入れると見えるようになるのと一緒の原理です。この能登地方では時々こうした蜃気楼が見られます。でも,初めて見ました。




 しばらく走ると,またおもしろい店がありました。「だるい」店です。看板の上の兄ちゃんも「やってられるかっ」って感じで寝ころんでいます。

 のとじま水族館にやってきました。

 まあ,お決まりですね。510のあと,ブラジル人も同じ事をやって写真を撮っていました。


 旭山動物園(北海道)と同じように,ここの水族館も見せる工夫をしています。水中トンネルの上をペンギンが飛んで(泳いで)いきます。こんな光景はなかなか見られません。下から見ると,ホント,飛んでいるように見えます。気持ちよさそうだ。


 イルカも真上を飛んでいきます。うひゃーっかっちょいい!!


 ドクターフィッシュも体験できます。効果は・・・まあ気分次第ですね。


 ラッコがいました。この暑さの中で,貝の代わりに氷をカチカチ割って食べてました。水族館の人の粋な計らいですね。


北陸への旅1

2007-08-24 14:04:32 | おでかけ

 遊んでばっかりと言われそうですが・・・
 先日,富山,石川と北陸二県を旅してきました。

 まず目指したのは立山山麓の室堂です。立山登山と行きたいところですが,今回はハイキングです。

 立山駅から美女平までは,平行四辺形の形をしたケーブルカー。約7分ほどの道のりです。

 美女平駅からは高原バスに乗って室堂へ。これはちょっと長く,50分ほどの道のりです。

 室堂へは,2年前の剱岳登山の時に訪れたので2回目となりました。ここは,剱岳だけでなく,立山などの登山玄関口となっています。

 室堂に到着すると,ここでしか売っていないおみやげ「星の雫」の試食をやっています。「一人1個」と書いてあるのですが,何回も往復して何個も食べてしまいます。もちろん,味は激うま。

 そう,ここは最も高いところにある駅なんです。それだけに,かなり涼しいですよ。日本では猛暑と言われているだけに,そのギャップに驚き。長袖シャツを羽織っていても少し肌寒い感じです。



 みくりが池です。火山の噴火によってできた池なので,魚は住んでいません。山なのでしょうがないですが,立山に少しくもがかかってしまってます。魚が住んでいないので,キレイですね。


 みくりが池には,「みくりが池温泉」という日本で一番標高の高いところにある温泉があるわけですが,そこで黒たまごを売っています。まあ,温泉の熱を利用して作ったゆで卵なんですけどね。こういうところで食べるとうまいです。

 温泉は,前回入浴したので,今回はパスです。



 散策を始めると,高山植物に目がいってしまいますね。これはイワツメクサ。樹林帯では生えないような植物です。


 大群落を作っていたのが,チングルマの綿毛。白い花をつけるのですが,もうすでにほとんどのものが綿毛になってしまってました。ピンク色の綿毛がかわいらしいです。お気に入りの高山植物の一つです。


 これは八ヶ岳では見つけられなかったですねえ。「ワレモコウ」です。


 「ミヤマリンドウ」です。小さくてかわいらしい花ですね。


 「シロバナニガナ」です。「ニガナ」の種類は黄色い花が多いのですが,これは珍しいですね。


 「キオン」でしょうか。コガネギクと見間違えやすいです。


 「シコタンハコベ」です。「シコタン」は北方領土の「色丹島」に由来します。


 「イワギキョウ」の群落です。この色はホッとしますね。


 「イワオトギリ」です。このあたりは黄色い花が多いですね。



 これらの高山植物を守っているのがこの人達。観光客が多いと,どうしても,人に付着して種や胞子がここに落ちるのです。平地の草花よりも遙かに弱い高山植物は,競争に負けてしまいますので,外来植物を駆除しています。ありがたやありがたや。



 遊歩道を歩いていると,雷鳥に出会いました。こんなところで出会うなんてかなりラッキー。大きさからして,まだ子どもですね。

 雷鳥は,「雷の鳥」と書くように,雷が鳴るような天気の悪い時に活動する鳥なのですが,(飛べない鳥なので,天気がいい日はトンビなどに狙われやすい)この日はなぜか出てきてくれました。


 なんと,人を恐れずにこちらにやってきました。かわいい!!


 こんなに近くで雷鳥を見たのは初めてです。手が届く距離まで来ましたが,怖がらせたくなかったので,写真だけにしました。このあと,うんこをしてまた草むらに帰ってきました。
 この間,1分ほどだったでしょうか。ドキドキの経験となりました。

 これも,ここに来る人たちみんながマナーを守って雷鳥を守っているのでこんな経験ができるんでしょうね。



 おっと,立山が顔を出してくれました。山頂まで2時間ほどで行けるそうです。くそーっ登りたいなあ。しかし,往復で4時間,休憩入れて5時間かかるとして・・・時間が・・・ない。

 仕方なく,地獄めぐりにGO。


 血の池地獄と言われているところです。水が赤色をしていますが,これは鉄分が多く含まれた土地だからだそうです。


 白濁している硫黄の川が流れています。温泉と同じ成分ですが,つかる気にはなれません。


 硫黄の噴出口です。硫黄が付着して黄色くなっています。


 噴出口がそそり立っています。横に穴が開いていて,シューシュー音を立てて硫黄ガスが出ています。ちなみに,毒ガスです。


 毒なので,至る所にこのような看板があります。


 モグラ発見。こんなところにもいるんですね。急いで逃げていきます。目は見えないので大変です。

 

 とまあ,こんな感じで室堂の一日を過ごして帰りました。


 帰りに発見した立山付近のコンビニです。かっこいい名前ですね。「サンダーバード」とは雷鳥のことです。


 しかし,ちょっとコンビニと言うには自信がないのか,「コンビニ?」と疑問形になっています。でも,いすを置いたりして経営努力をしているところがいいですね。


blogペット

2007-08-23 17:08:42 | Weblog
 ブログペットを右側に追加しました。
 ペットをクリックすると,ブログ内の言葉を話してくれます。
 その下のアイコンもクリックするといろいろあります。ペットはウサギにしました。かわいがってやってください。

「山をなめるな」赤岳09

2007-08-23 11:19:40 | 登山記録

 横岳を出発して,再び稜線上を歩いていきます。

 高山植物の女王,「コマクサ」が・・・



 大群落を作ってすごい状態に!!



 うーん,写真じゃなかなか伝わりませんが,辺り一面コマクサの大群落なわけです。これだけ広いエリアにわたってコマクサが生えているところを見るのは初めてです。コマクサだけでもかなり貴重な高山植物です。それが,「貴重」という言葉が薄れるくらいすごいたくさん生えているわけです。この美しさは本物見なきゃわからんでしょうね。


 近くで見るとこんな感じの花です。薄いピンクが何ともいえません。競争に弱いので,他の植物が一切生えないような貧栄養の土地,吹きっさらしの冷たく,強い風が通り抜けるような厳しいところで生きていくことができない可憐な花なのです。種が地面に落ちて花を咲かせるまでに10~15年かかるそうです。その後も,成長スピードはきわめて遅く,大群落を形成するには100年以上かかっていると言われています。 

 登山をする人みんなが,ついばんだり踏んだりすることなく守ってきたのでこのような群落が維持されているんでしょうね。

 

 それにしても・・・高山植物を見てきて思ったのですが,コマクサもそうなのですが,すでに枯れかけている個体が多かったです。八月中頃にしては,少し花の終わる時期が早い気がするのです。

 

 つまり,何が言いたいかというと,温暖化によって,山の夏の到来が速いと言うことなのです。エベレストなど,ヒマラヤの氷河が溶けて氷河湖が決壊し,ふもとの村が水没するなどの被害が出ていると言います。今年,七十数年ぶりに日本の最高気温が更新されたましたが,山でもやはり温暖化による自然への影響が確実に出てきていますね。


 硫黄岳山荘に到着。

 ここでは,白玉を練って団子を作り,きなこをつけて食べました。これが結構好評で,他のおばちゃんからもうらやましがられました。


 硫黄岳山荘の横に,少し赤身の濃いコマクサ(左)を発見しました。右のものと比べてもよく分かると思います。他にも,白いコマクサもあるようですが,発見できませんでした。この群落がこれからも守られることを祈ります。

 


 硫黄岳に向けては,いくつかのケルン(目印)があります。こういうものって,つくづく大切だなあと思うのです。去年目印が発見できずに遭難しただけに・・・。

 さて,硫黄岳に向けてのロードです。さながら,天竺へ向かう三蔵法師の一行の気分です。



 とうちゃーーーーく。硫黄岳(2760m)です。ここの山頂は広くなっています。赤岳からは見ることができなかった硫黄岳の爆裂火口壁を臨みます。



 本物を見たことはありませんが,アメリカのグランドキャニオンのようですね。土地がえぐれています。

 

 天気がいいので気温が上がり,少しガスが出てきました。下からどんどん雲が上がってきます。この下の方には日本で一番高いところにある野天風呂,本沢温泉があります。十数年前に八ヶ岳を登頂したときに入りましたが,まあ,すごいところにある温泉です。崖っぷちに作られてます。


 爆裂火口壁をバックに,510火口壁と言ったところでしょうか。若干頭の方が下り斜面になっているので,見た目以上に恐怖の伴うショットでした。


 赤岳からも見ることのできた「赤岩の頭」です。赤くはないんですけどね。



 こんな感じのところです。白いのは軽石なので,火山灰でしょうね。このあたりにはコマクサすら生えることはありません。

 

 さて,これで下山と言うことになりました。しかし,ここで510の持ってきたカメラのメモリーがいっぱいになってしまいました。1GBのメモリーが満タンになるなんて!!

 下山中も,珍しい植物があれば撮影・・・してもらいます。

 これは「ヤマオダマキ」ですね。

 

 「ヤマホタルブクロ」です。この中に蛍を入れて遊べるそうです。

 

 美濃戸山荘まで戻ってきました。新鮮な野菜達がどれも100円。ここで,岡崎では絶対食べないセロリを注文。塩かけて食いましたが,これが絶品。セロリ嫌いの510も,この八ヶ岳の高原セロリだけは食べられるのです。セロリのサクサク感がたまらんっ!!

 武井氏の食っていたトマトも惹かれました。一口食わせてもらったけど,激甘!!ここでも自然の恵みに感謝ですね。

 

 こうして,赤岳登頂記「山をなめるな」も終了です。山にはまだステキな自然が残されていること,天気に恵まれたことに感謝です。ありがたやありがたや。

 また来年は,どこかの山に登るはずです。その時はどんな自然と出会うことができるか楽しみです。


「山をなめるな」赤岳08

2007-08-22 17:04:01 | 登山記録

 さあ,どうしても植物の写真が多いですが,頑張って紹介していきます。

 「ミヤマダイモンジソウ」です。細長い花びらが5枚,そのうち,長いものが2本あるので,漢字の「大」の字に似ていることからこの名前がつけられています。


 「タカネナデシコ」です。花びらに細かい切れ込みが入っているのが美しいですよね。

 「コウメバチソウ」です。多少湿り気のあるところに生えるようです。


 「ミヤマミミナグサ」。あまり出会えないのですが,この細かい花びらの切れ込みが何とも美しい。

 種の固定が難しいですが,「イワオウギ」だと思います。平地で見られるくっつき虫の仲間です。

 「ミヤマダイコンソウ」ですね。葉が大根に似ているからこの名前らしいのですが,あまり似ていません。

 つぼみが美しいグラデーションになってます。「シラネニンジン」だと思うのですが・・・

 おっと,こんなところにチングルマか?と思ったのですが,同じような綿毛をつけるのですが,葉の形が少し違います。同じ仲間ですが,「チョウノスケソウ」と言います。長之助さんが発見したのでこの名前が付いたそうです。

 北の方に目をやると,左手に蓼科が見えてきました。右手に見える丘みたいなところが硫黄岳です。

 「大権現」と言われるところに到着。ここも結構高いです。向こう側の右手にに見えている高い山頂が横岳です。



 空中に突き出たような岩が2つあります。これが,前日に下から見上げた「大同心」(右)と「小同心」(左)です。よく見ると,道があるので,この岩の先っちょまで行くことができるんでしょうね。

 鎖場です。結構余裕そうですが,これでも鎖をつかんだ手は必死です。



 やったあああ!横岳(2829m)到着!!

 もうこのころには武井氏もかなり余裕になっていました。良かった良かった。



「山をなめるな」赤岳07

2007-08-21 22:45:35 | 登山記録

 登山は,頂上を制覇するだけではありません。

 やはり,自然とふれあって,この母なる大地の息吹を感じる事も大切だと思うのです。(なをキングにとってはどうでもいいことですが)

 で,登山というと,たくさんの高山植物と出会うわけで,その植生は,標高だけでなく,いろんな要因で変わってくるわけです。だから,その山オリジナルの植物なんてのもあるわけです。そういうのを気にしながら歩いていると,驚きや感動があるわけですが,気にせずに行けば,まあ,それだけですわ。



 「コバノコゴメグサ」です。こいつは他の植物の根っこなどから養分を吸収する寄生植物なんです。高山植物は,自然環境の厳しい中で生きているので,こうしたあくどい事でもしないと生きていけないのです。


 「ムカゴトラノオ」だと思います。花が結実して種を落とすのではなく,花の下に付くムカゴから増えるらしいです。気温の高い時期が短いという環境に合わせて,短期間で子孫を増やす工夫ですね。  


 ノアザミのような感じですが,ちょっと違って「タカネヒゴタイ」です。よーく見ないと分からないのですが,柱頭の先っちょがくるっと2つに分かれているところで区別します。岩の多い土地に生えることでも区別できると思います。


 「タカネツメクサ」ですね。このタイプの花は似た種類が多いのですが,おしべの数や,花びらの微妙な形で区別されます。


 「イブキジャコウソウ」です。これはハーブなので,葉からいい香りがするようです。今度出会ったら,臭いかいでみます。


 「タカネニガナ」です。どこにでもありそうな花ですが,平地でも咲く「ニガナ」の高山型です。岩の隙間によく生えます。


 黄色い方が「トウゲブキ」だと思います。(ちょっと自信なし)

 白い方が「ヤマハハコ」です。(自信あり)



 まあ,こんな感じで岩にかじりつきながらも,しっかりと周りの植物にも視線を送っているわけです。


 山頂を制覇して,この2人の表情にも自信がみなぎっています。ちなみに,おそろいのリュックにおそろい(色違い)の靴で登頂です。北中の「メタボリックス」です。


 510の命がけショット。絶壁だろうがかまいません。


 命がけで撮った花がこれ。「ミヤママンネングサ」です。小さくてかわいらしい花。岩肌をはうように生えています。初めて発見しました。

 ふうぅ。

 高山植物もいいですが・・・近くのものを見た後は,遠くの景色を見て目を休めないとね。


 赤岳展望荘から北上して振り返ると,あれま!赤岳とその右肩には甲斐駒ヶ岳(左)と仙丈ヶ岳(右)が見えてきました。


 リーゼント山のてっぺんまで登ろうとするのですが・・・


 あまりの怖さに,ここで勘弁。写真ではあまり伝わらないかもしれませんが,立ってるだけでもかなり怖いです。

 目指すは横岳!でもそれは次回!!