今度は仏教にかかわりのあるスポットへ。
日本で最も古い寺,「飛鳥寺」
もっとも,今あるこの寺はもちろん再建されたもの。
日本最古の大仏である飛鳥大仏。
法隆寺釈迦三尊像を造った止利仏師が作ったとされる。飛鳥時代の特徴である面長の釈迦像。
右からと左からでは,表情が異なるという。
1400年間,ずっとこの場所で明日香の地を見守ってくださっている。
蘇我氏がこの大仏をお釈迦様の誕生日に当たる4月8日に開眼供養を行ったとのこと。
飛鳥大仏の目線の先にあるのが,聖徳太子が産まれた場所に建てられたとされる橘寺。
ここにあるのが二面石。
善の顔と
悪の顔
やはり,両者を一つの石の中に盛り込むという世界観。
バリヒンドゥーに通じるものがある。
だからなんか惹かれるものがあるんだろうなあ。
日,月,星をモチーフにした三光石。
聖徳太子にちなんだものがいっぱいある。
続いて向かったのが,岡寺。
日本で最初の厄除けの霊場とされている。
仁王門。これはさすがに江戸時代に作られたもの。
紅葉のトンネルとなっている。
三重塔。これも古いものではない。
ところどころ紅葉のきれいなところがある。
奥の院は神秘的。
石窟の中を進と仏様が!!
この寺,龍蓋寺ともいわれている。
この寺を開いた義淵というお坊さんが,龍を封じ込めたとされるのがこの龍蓋池。
そのことから,ここが厄除けの霊場となっているらしい。
夕方になってきた。
欽明天皇陵の近くまでMITOを走らせる。
吉備姫皇女王の墓の中にある石が四体ある。これを「猿石」と読んでいる。
でも,最初からここにあったのではなく,江戸時代に田んぼの中から掘り出されてこの場所に置かれたらしい。
実は猿ではなく,渡来人を模したものであるという説もあるという。
最後に訪れたのは,水落遺跡。
ここにはかつて,飛鳥資料館で見たような漏刻が置かれ,人々に時を知らせていたという。
ここが,日本で初めて時の鐘を鳴らした場所。
なんかしみじみするわ・・・。