クローンって知ってますか?
全く同じコピーの生き物を作る技術です。
こんな記事がありました。
世界で初めてペット用クローン猫を販売したとして話題になった米カリフォルニア州のベンチャー企業が、クローン猫の販売を停止していたことが18日までに明らかになった。
技術や倫理面での問題が指摘される中、これまでに販売に成功したのは2匹だけで、ビジネスとして立ちゆかなくなったという。 AP通信など米メディアによると、「ジェネティック・セービング・アンド・クローン社」は2000年に設立され、04年12月には、5万ドル(約590万円)で死んだペット猫のクローンをつくり、初の顧客となったテキサス州の女性に販売した。
この女性は「水遊びの癖まで同じ」と評価。同社は犬のクローンもビジネス化する方針だったが、その後の需要が続かず、代金は3万2000ドルに大幅値下げされた。
しかし注文が増えなかったもようで、同社は最近、顧客への手紙で「商業的に成り立つレベルまで技術が向上しなかった」とし、これ以上の注文を受け付けないと通知した。
クローン猫の販売については、動物愛護団体が「1匹のクローンをつくるためには10匹を超える失敗があり、発育不全や障害がある猫が生まれてしまっている」と指摘していた。
ルーシーが死んでしまったばかり。今でも会いたい気持ちで一杯です。 でも,クローンを作ってもらおうとは思いません。 ルーシー1匹を作ってもらうのに,10匹を超えるルーシーの失敗はあまりにもかわいそうです。
先日,代理出産の話がありました。子どものできない夫婦が,自分の受精卵を他の女の人に移植して生んでもらうということ。
法整備が整う前に生まれてしまったので,認めてあげなければかわいそうな気がしますが,生まれてきた子は誰を母親と思っていいのでしょうか。そんな運命にさらしてしまった親に罪はあると思うのです。
子どもがほしい気持ちは分かりますが,命の誕生をこうも科学がもてあそんでいいのかと思うのです。命は授かり物です。神様がいるかどうかは分かりませんが,人間の技術で作り出したり消したりしてはいけないと思うのです。
クローン猫の製造会社,販売停止してよかったです。なによりも,この会社に作ってほしいという人が少なくて,ホッとしました。この世の人々も捨てたモンじゃないなと思います。