夜遅くまでスキー学習のしおりの印刷,それを終えてうちに帰ると,甘エビが届いていました。よくこちらの方で買えるのは,冷凍物を解凍したヤツですが,今,北陸地方では甘エビ漁がかき入れ時。石川県から,取れたての甘エビを送ってもらいました。
もちろん発泡スチロール,クール便で届きます。それにしても,でかいし,なんといっても赤い!!その辺のスーパーで売っているやつとは大違い。甘エビは,寿命10年ぐらい,5年で性転換するので,売られるほどの大きい物はほとんどメスです。冬が産卵期にあたるので,ほとんどのものが卵を抱えています。
これだけでも,普通にこちらで食べる甘エビよりも十分においしいのですが・・・
なんと,その甘エビの下の氷を取り除くと,そこからビニル袋に入った活きた甘エビが!!ビニル袋の中で動いています。
とりあえず,発泡スチロールの中に入れてみました。ピシャピシャはねてなかなか元気がいいです。死んだヤツにも,あまりの鮮度の良さにビビリましたが,こちらの方ははっきり言ってチビリました。甘エビは,冷たい日本海の水深200m以上のえらい深いところにいるので,水温2度でキープしないと死んでしまうみたいです。こいつらは,水圧の変化にもたえて船揚げされた猛者(モサ)たちです。
活きた甘エビからしっぽをちぎるのは忍びなかったですが,海の幸に感謝しながら殻をむかせてもらいました。しっぽちぎっても,まだしっぽが動くんです。すげえ生命力!
死んだ甘エビと活きた甘エビを比べてみました。どちらか分かります?
答えは,右が活きた甘エビ。この透明感は,活きたものでないと出ないですね。それと,身が締まっているので,すこし身が縮んだ感じになってます。
で・・・,肝心の味の方は,
どちらも全く生臭みがなく,これは醤油じゃなく,塩,いや生でも食えますね。
死んだヤツは,甘エビ独特の甘みが最高ですね。食感もトロッとしていて,口の中で消えてなくなる感じ。
活きたヤツは,活きエビ独特のプリプリ感がいいですねえ。甘エビの甘みは,死んだ後に作られる甘みの成分(アミノ酸)によるものなので,活き甘エビの方は,甘みはそれほどありません。車エビの躍り食いも有名ですが,車エビの方が身のしまりが強くて少し堅い感じがするのに対して,甘エビはプリプリ感の中にもソフトな感じがあって絶妙ですね。「こんなの食べたことない!!」って感じです。
また注文する価値ありです。これは!