二日目,朝一で向かったのは大神神社をはじめとする三輪山一体の霊場。
大神神社の摂社である桧原神社へまずお参りさせてもらう。
ここは三ツ鳥居とわれる鳥居が三つ合体したような拝殿を持っている。
ご神体はもちろん三輪山だから,本殿はない。
拝殿の後ろには,横棒のない鳥居があり,その奥には二上山を見渡すことができる。
桧原神社から細い道を南下する。
僧の玄賓というお坊さんが隠棲を行ったとされるところ。
途中,貴船神社にお参りさせてもらう。
さらに細い道が続く。
横には地元の人の畑があり,青梗菜や水菜が植わっている。すげえうまそう。
曇り空だったが,ようやく朝日が昇りはじめ,石畳も木漏れ日によって柔らかな光を反射して幻想的な空気を作り出している。
途中,お清めの滝と書かれているところがあったので立ち寄ってみると,まあ,こんなスポットが。
そこを管理している感じの民家のおじさんに「おはようございます」とあいさつすると,「お茶でも飲んでって」とコーヒーを入れてくれた。ここで一時間ほど話し込んでしまう。でも,肌寒い朝にコーヒーは激うまだった。
気を取り直して同じく摂社の狭井神社へ。
ここは,病気を沈める神をお祀りしているとされている。
もし三輪山への参拝登山をするならば,ここで受付をして登っていくことになる。
写真撮影,食べ物を食べることなど,禁止されている。
左手奥に,薬井戸といって御神水のでるところがある。
さっそくいただく。
その手前には,竹筒があり,ここに耳をあてると薬井戸から(へ?)したたり落ちる水の音が,何ともさわやかというか,涼しげで高貴な音を響かせている。
上を見上げると,どことなく熊野神社に似た空気感につつまれた。
右手はくすり道。
もちろんこの道を下っていくことにする。
大塚製薬など,様々な製薬会社が灯籠を寄進している。
植樹されている植物はすべて薬効のあるもので,薬効の内容も記されている。
大神神社には,七つの御神木があるとされるが,そのうちの一つ,しるしの杉が手水舎の奥にある。
そしてようやく大神神社の拝殿で参拝させてもらう。
なで兎は,なでたところが健康になるという言い伝えがある。
七本杉の一つである巳の神杉
衣掛の神杉
一度下の方におり,腹ごしらえをすることに。そうめん屋へ立ち寄る。
こんな立派な庭園が!!
頼んだのは釜揚げうどん。寒いからだがすげえ勢いで暖まる。
こちらは,三輪そうめんを使ったにゅうめん。
これが二の鳥居。
夫婦岩。仲よさげに岩が二つ並んでいる。
ちょっとした高台に上がると,一の鳥居を見ることができる。
そこまでMITOを走らせてみた。
一の鳥居のバックに三輪山という構図。もうちょっと近づいた方がええな。
雑誌や本などによると,ここがパワースポットとされているらしいが,人が多すぎてとても静かにパワーを感じることができない。