go-ichi-maru blog

気ままなつぶやきです。

いにしえの都へ 5

2011-12-03 22:08:21 | おでかけ

午後からは法隆寺へ。

 

南大門に見られるのがこの鯛石。

 

いきなりあるので見過ごされがちだけど,一応,法隆寺七不思議のうちの一つ。

何のためにここにこんな石が配置されてるのかは全く謎。

 

教科書なんかでよく見る風景

 

中門にやってきた。

 

両サイドには仁王像が配置されているが,それよりも不思議なのが・・・

 

門なのに,その中央に邪魔くさい柱があるということ。人を左右に分ける働きがあると考えられるが,それまた何でだろう。

 

柱は,ギリシャのパルテノン神殿に見られるようなエンタシスの柱となっている。

 

さあ,五重塔に来た。

 

法隆寺といえばこの五重塔である。

 

ここには建築だけでなく,美術的にも最高の技術が盛り込まれている。

 

塔は,釈迦の遺骨を祀るためのもの。つまり釈迦信仰の象徴。

 

柱を支える気にも彫刻の工夫が!

 

柱にも工夫が!!!

こういうおしゃれ心って,現代のものにはないよなあ。

 

法隆寺の上のところには,なぜか鎌が刺さっている。

 

これも法隆寺七不思議の一つ。

 

対して,右側に並んでいるのが金堂。こちらには国宝の釈迦三尊像があり,「仏」に対しての信仰の象徴。

 

法隆寺では,この二つが横並びに位置している。

 

つまり,仏と釈迦は同じぐらい大切だと考えられていたいうこと。

 

実は,この法隆寺は再建されたもので,聖徳太子が建てたものはこの位置よりも少し南東に位置している。

 

そして,金堂と塔も,横並びではなく,縦並び。若草伽藍といわれているが,大阪にある四天王寺と同じ伽藍配置だったといわれる。

 

このあたり,仏教が伝わった当時の「ホトケ」に対する考え方は興味深い。

 

こちら,法隆寺の北の方にある法輪寺。

 

すべての建物が法隆寺の3分の2の大きさに造られているとのこと。

 

拝観料500円と聞いて拝観するのをやめた。

 

こちらは法輪寺の東にある法起寺。

 

おもしろいことに,金堂と塔の位置関係が法隆寺と逆。

 

徐々に,塔が軽んじられて金堂の方,つまり「仏」や仏像の方に信仰が集まっていく過渡期の寺であると言える。

 

 

 

その後はなら町へ。

 

コロッケを食い

 

つきたてのよもぎ餅を食い

 

興福寺のライトアップをバックに写真を撮って帰宅。

 

帰りは亀山~四日市間が25kmの渋滞。

 

まいったなあ。


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (モアイ)
2011-12-13 21:52:34
旅行お疲れ様でした。

歴史知ってると
明日香みたいな場所は楽しいですよね
(そういえば510Tの歴史は分かりやすかったです)

自分のいつかイースター島・・・じゃなくて
永遠の都ローマに行けたらなぁって思ってます。


冬は愛知に帰ってゆっくりします。
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