今朝,めずらしくスギケン先生が,時間ギリギリに学校に来ました。
あんまりめずらしいので,「どうしたん?」と聞いてみると,
「昨日1時頃から風呂に入ったまま寝てしまって,気がついたら朝の7時でした。」
とのこと。
暖かくなってきたとはいえ,まだこの季節です。夜中の1時から6時間で水温はかなり下がるはずです。だいたい風呂水の温度は約40度ぐらいと言われています。そこから水温が低下し始め,39・・・38・・・37・・・体温・・・36・・・35・・・・・・・。
今朝の気温が3度ぐらいだったので,水温は10度いっていないと思います。調べてみると,黒潮(暖流)のぶち当たる静岡のあたりで海水温15度でした。スギケン先生のうちは岩津学区。黒潮の影響はもちろん受けないし,どちらかというと,猿投山からの吹き下ろしで氷が張ってもおかしくない状況です。
そこまで水温が下がる可能性がありながら,彼はなぜ生きていたのでしょう?
ここに,奇跡体験アンビリーバボーな予測が立つのです。
そう,彼は自分自身で水温を上げていたのです。自分の体温で体の回りの水温だけ35度ぐらいにキープし,微動だにせず,浴槽の中で過ごしていた。体から5cmでも離れようものなら,そこの水温はおそらく10度以下。このように,温かい水の層を形成し,自分の周りに水のバリヤを張っていたんでしょうね。
こうして,彼は極寒の浴槽から見事6時間後に生還したわけです。
いや,彼はひょっとしたら一度死んでいたのかもしれません。クマが冬眠するのは,一度冬眠という仮死状態にはいることで体のエネルギー消費を抑え,越冬すると言われています。
ひょっとしたら,風呂で朝を迎えたスギケンにも同じ事が起こったのかもしれません。低下する水温を体が検知し,スギケンの体は冬眠モード(仮死状態)へ。そのまま朝の日射しを浴び,それが目覚めの刺激となって彼の体が春を感じた・・・そう考えられないでしょうか?
全く人間というのは,いや,スギケンは恐ろしい能力を備えているものです。
しかし,体のふやけだけはどうにも抑えられなかったようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/0a/fb3edf587149312d7366e7899d4b70c3.jpg)
上の写真は2時間目が終わった状態のスギケンの手。生きて帰ってきた勇者の手です。いまだふやけたしわが取れません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/13/b5c9ab3fd6a265ac7f0451b2af469474.jpg)
見事生還したスギケンです。確かにクマに似ているのかも・・・。
体に変わったことはないかと聞いたところ,足の裏もしわくちゃになっているので,しわが圧迫されて足の裏が痛いと言ってました。
みなさん,危険なのでよい子はマネしないようにしましょう。