go-ichi-maru blog

気ままなつぶやきです。

「山をなめるな」赤岳03

2007-08-17 23:03:00 | 登山記録

 行者小屋を越えるとがぜん登りがきつくなっていきます。植生なんかも当然変わってくるわけで,こういう変化を感じながら山登りをするのは楽しいですね。

 ちなみに,なをキングは高山植物には全く興味なく,ひたすら山道を歩くだけの男です。どこにどんな花が咲いていようとも気にもとめません。

 これは「ゴゼンタチバナ」です。実は果実酒にもなるそうです。


 少し景色が良くなってきました。手前のハイマツの左奥に硫黄岳が見えています。とがっているのは「大同心」です。


 鎖場登場。まあ,鎖があるというのはありがたいですね。それにしがみついていれば落ちることはないので。


 空から雲が無くなり始めました。枯れた古木が青空に何とも映えます。


 階段のところ,まだ元気ですよ。


 諏訪湖が一望です。諏訪市の町並みもいいですね。


 再び山頂が見えてきました。宿泊予定の「赤岳展望荘」も見えています。


 先ほどの崖をのぞき込むと,ビニルシートと,その上に明らかにザックがあります。(丸で囲ってあるところ)誰か荷物を落としたのでしょうか。でも,あの位置ではどうすることもできません。取りに行けば土砂が崩落し,命の危険が迫ってきます。


 武井氏は高山植物の写真を撮るのに結構夢中になっていました。510も高山植物は好きなのですが,花を愛でる心というのは大切ですな。

 崖のギリギリのところで,武井氏は命の危険も顧みず,チシマギキョウのアップの写真を撮っていました。後ろからちょいと押せば落ちていくこと間違いなしです。


 命がけショットがこれ(武井氏撮影)
 高山植物の雰囲気は出てますよね。これなら写真展に出せるかもしれません。


 ようやく稜線に出ました。「地蔵の頭」と言われているところです。まあ,お地蔵様があるわけです。登山の安全を祈願しておきました。


 行者小屋が見えます。坂をほとんど真っ直ぐ上がってきたので,かなりきつかったですねえ。このあたりは,とがった岩があちこちにあります。おそらく,「地蔵」というのもこういった地形から名付けられたのでしょう。


 そして,赤岳展望荘へ到着!!左側にあるように,ここでは風力発電を行っています。


 富士山が雲の上から少しだけ顔をのぞかせています。と言うことは,この日,下界からは富士山は見られないと言うことですね。


 山小屋周辺にも高山植物が結構あります。これは花が終わっていますが「イワベンケイ」です。多肉植物です。


 「ミヤマウイキョウ」です。これは結構いっぱいありましたね。


 「タカネシオガマ」は紫の色合いがいいですね。

 まあ,なんとか全員が一日目に予定通りの行動ができました。一安心です。