京都から帰ってきました!! 我らが豊川工業,3位。どうでしょう,残念なのか,おめでとうなのか,でも,選手はみんな全力でがんばったし,豊川工業の走りには,「ありがとう」といいたいです。見ている人は何とでも言えます。「○区がよくやった」「○区がブレーキだった」「○区でもう少しつめておけば」・・・でも違うんです。駅伝は,7人で一つなんです。選手は,与えられた区間でどう走るかという役割が決まってます。その責任をまっとうするのに一生懸命なんです。いろんな人の思いがあります。それを選手一人が受け持つには重すぎます。だから,それを支えるたくさんの人たちによって走らせてもらっているのです。
第1中継点で藤田翔に会いました。京都最後の年。思えば,2年前もこの区間で彼を応援しました。キャプテンとしての自信とオーラがただよっていました。北中での3年間の駅伝でも,彼を信じて裏切られたことはありませんでした。この日も,やってくれると信じることができました。その後,京都御所の西側の沿道で応援して彼を待ちました。遠くから彼がやってきます。彼のことはずっと見てきました。どんなに遠くでも一目で「翔だ。」とわかります。精悍(せいかん)ないい走りでした。
その後,第6中継点に行きました。ここから出発するのは二年生,市川貴洋です。初めての都大路。中学の頃は,いつもひょうひょうと一区などの大役をこなす彼でしたが,この日は少し緊張した顔つき,でも,緊張に負けない強さが彼にはあります。中継点から500mぐらい南に降りたところで彼を待ちました。世羅を追いかけるその背中に「頼む」と念じました。聞くところによると,競技場に入ってからのスパートがすばらしかったとのこと。来年につなげてほしいです。
結果は三位でしたが,優勝校の仙台育英も,二位の世羅も,外国人留学生に頼っての結果。豊川工業は,オールジャパンのメンバーです。(純国産チームの中ではNo.1!)しかも,全員地元の愛知県出身。もっというと,オール三河の選手。地元の選手を成長させて手作りのチームでここまで上りつめたんです。
感動をありがとう。涙出ましたよ。駅伝っていいなあ。