戦友との別れ

今年も山に行きます。

でも，昨年の登山から不安に感じていたことがあって，それは何かというと，登山靴のソールがはがれてきたことです。


右がこんな感じで


左がこんな感じ。

今までもソールのはがれなんかはあったのですが，シリコンボンドで補修したりして何とか堪え忍んできました。

「はがれたら直せばいいやん」と思って今までやってきたのですが，昨年の登山で，なをキングの登山靴が下山中，見事にソールはがれを起こしてしまいました。

ポリウレタンの経年劣化の恐ろしさを知ったわけです。

もう下りだったからよかったものの，これが登りだったり，2泊3日の中の1日目や2日目だったりすると，かなりヤバイわけです。


こうしてみると，まだまだ履けそうな気がするのですが・・・。

メレルの靴，当時いくらだったかなあ。２万円はしなかったと思います。いや，したかなあ・・・


ビブラムソールもこの通り，

長年・・・もう10年以上になるでしょうか。

初めて買った登山靴で，これまでいろんなところへ登ってきました。

剣岳の崖っぷち・・・カニノタテバイ，カニノヨコバイも，雨で岩が濡れていましたが，この靴が滑らずに体を支えてくれました。

奥穂高の登山で遭難したときも，この靴と一緒でした。

ホント，この靴でいろんな山を制覇してきたわけです。

もう膝がボロボロになって下山してくるのですが，この靴が支えてくれました。

今では，この一足の靴に，一緒に戦ってきた友のような愛着がわいています。

でも，もう限界が来ました。

ずっと使っていきたいですが，人間と一緒で，いつかは引退の時を迎えます。


ありがとう　そしてさようなら

我が愛しの登山靴よ・・・