(原題:超強台風/SUPER TYPHOON)
【2008年・中国】試写で鑑賞(★★★☆☆)
2008年第21回東京国際映画祭コンペティション部門正式出品作品。
中国を襲った巨大台風から、人民を守るために奮闘する市長を描いたディザスター・ムービー。
地球温暖化の影響で、太平洋上に強力な台風12号が発生する。【藍鯨-あいげい-】と名付けられた台風は台湾を直撃し、中国沿岸部の都市へ進路を向けていた。しかし、台風の進路を予測するのは非常に難しい問題だった。市民を避難させて台風の進路が逸れてしまえば、38億元の経済損失が発生してしまう。市長(ウー・ガン)は、かつて小学校時代の担任だった気象学者(ソン・シャオイン)に台風上陸の可能性を問うが、その確率は五分五分。しかし人民の命に替えられぬと、120万人に避難勧告を発令する。娘の結婚式のために町人を避難させるのを怠った町長(イン・グォホワ)をクビにし、港町で船を守るために避難しない漁師たちがいると聞けば、現場に赴き自ら漁師たちを説得し、離れ小島で出血多量の妊婦に困った研修医(リウ・シャオウェイ)の元に人民解放軍を派遣したりと大忙し。やがて上陸した台風は、漁船や家屋を一瞬のうちになぎ倒し、圧倒的な破壊力で街を呑み込んでいく…。
中国では珍しい災害パニック映画。
中国と言えばどうしても武侠映画か、素朴な人間ドラマを連想しちゃいますからね~。
さらに予告編映像があまりにも馬鹿っぽく、観るまでずっと香港映画だと思ってました(笑)。
藤岡弘、のナレーション入り!映画『超強台風』予告編
予告編ではお馬鹿っぽい映画だと思ってたら、意外と映画自体は【ドストレートな人民愛】を描いた作品。
多少綺麗ごと過ぎる嫌いはありますが、とにかく市長がアクティブ♪
ジャンルは違うけど「インディペンデンス・デイ」(1996年)で、ビル・プルマンが演じた大統領並にアクティブ。
「インディペンデンス・デイ」では、大統領が『私はパイロットだ!』と戦闘機に乗って宇宙人と戦うが、この映画では市長が『私は特殊部隊出身だ!』と、角材を片手に避難所に紛れ込んだサメに立ち向かっていったり、暴風雨の中を人民のために動きまくり(笑)。
市長が何かするたびに感動的な音楽が流れ始めるんだけど、その演出も段々とツボにハマり始め、ニヤニヤが止まらなくなります。
この作品では特撮の80%を、CGを使わずミニチュアなどを使った実写撮影を行っている。
もう一目でミニチュアと分かる映像なんだけど、どうやって合成してるんだろうとビックリする部分もあります。
とにかくツッコミどころが満載なんだけど、嫌なツッコミじゃない。
楽しいツッコミ♪
同じ巨大台風を扱った作品と言うと日本映画「252 生存者あり」(2008年)がありますが、「超強台風」の方が数百倍面白いです(ともや的にね♪)。
監督・脚本・製作・撮影・編集・特殊美術はフォン・シャオニン。
追伸。
今年の秋は、韓国映画の「TSUNAMI -ツナミ-」や日本映画の「THE LAST MESSAGE 海猿」などがあり、ちょっとした災害パニック映画ブームですね♪
2010年9月25日公開
公式HP:超強台風
■フォン・シャオニン監督作品はこちら
【2008年・中国】試写で鑑賞(★★★☆☆)
2008年第21回東京国際映画祭コンペティション部門正式出品作品。
中国を襲った巨大台風から、人民を守るために奮闘する市長を描いたディザスター・ムービー。
地球温暖化の影響で、太平洋上に強力な台風12号が発生する。【藍鯨-あいげい-】と名付けられた台風は台湾を直撃し、中国沿岸部の都市へ進路を向けていた。しかし、台風の進路を予測するのは非常に難しい問題だった。市民を避難させて台風の進路が逸れてしまえば、38億元の経済損失が発生してしまう。市長(ウー・ガン)は、かつて小学校時代の担任だった気象学者(ソン・シャオイン)に台風上陸の可能性を問うが、その確率は五分五分。しかし人民の命に替えられぬと、120万人に避難勧告を発令する。娘の結婚式のために町人を避難させるのを怠った町長(イン・グォホワ)をクビにし、港町で船を守るために避難しない漁師たちがいると聞けば、現場に赴き自ら漁師たちを説得し、離れ小島で出血多量の妊婦に困った研修医(リウ・シャオウェイ)の元に人民解放軍を派遣したりと大忙し。やがて上陸した台風は、漁船や家屋を一瞬のうちになぎ倒し、圧倒的な破壊力で街を呑み込んでいく…。
中国では珍しい災害パニック映画。
中国と言えばどうしても武侠映画か、素朴な人間ドラマを連想しちゃいますからね~。
さらに予告編映像があまりにも馬鹿っぽく、観るまでずっと香港映画だと思ってました(笑)。
藤岡弘、のナレーション入り!映画『超強台風』予告編
予告編ではお馬鹿っぽい映画だと思ってたら、意外と映画自体は【ドストレートな人民愛】を描いた作品。
多少綺麗ごと過ぎる嫌いはありますが、とにかく市長がアクティブ♪
ジャンルは違うけど「インディペンデンス・デイ」(1996年)で、ビル・プルマンが演じた大統領並にアクティブ。
「インディペンデンス・デイ」では、大統領が『私はパイロットだ!』と戦闘機に乗って宇宙人と戦うが、この映画では市長が『私は特殊部隊出身だ!』と、角材を片手に避難所に紛れ込んだサメに立ち向かっていったり、暴風雨の中を人民のために動きまくり(笑)。
市長が何かするたびに感動的な音楽が流れ始めるんだけど、その演出も段々とツボにハマり始め、ニヤニヤが止まらなくなります。
この作品では特撮の80%を、CGを使わずミニチュアなどを使った実写撮影を行っている。
もう一目でミニチュアと分かる映像なんだけど、どうやって合成してるんだろうとビックリする部分もあります。
とにかくツッコミどころが満載なんだけど、嫌なツッコミじゃない。
楽しいツッコミ♪
同じ巨大台風を扱った作品と言うと日本映画「252 生存者あり」(2008年)がありますが、「超強台風」の方が数百倍面白いです(ともや的にね♪)。
監督・脚本・製作・撮影・編集・特殊美術はフォン・シャオニン。
追伸。
今年の秋は、韓国映画の「TSUNAMI -ツナミ-」や日本映画の「THE LAST MESSAGE 海猿」などがあり、ちょっとした災害パニック映画ブームですね♪
2010年9月25日公開
公式HP:超強台風
■フォン・シャオニン監督作品はこちら
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