ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

ミリオンダラー・ベイビー

2005年05月16日 | 映画(ま行)
(原題:MILLION DOLLAR BABY)
【2004年・アメリカ】試写会で鑑賞(★★★☆☆)


アカデミー賞で作品賞・主演女優賞・助演男優賞・監督賞の計4部門を受賞したヒューマン・ドラマ。

ロサンゼルスのダウンタウンにある小さなボクシング・ジム。そこを経営する老いたトレーナーのフランキー・ダン(クリント・イーストウッド)は凄腕のトレーナーなのに、選手を大切に育てるあまり、成功を急ぐ優秀なボクサーたちは、みんなフランキーのもとを去っていってしまう。そんなある日、31歳になる女性マギー・フィッツジェラルド(ヒラリー・スワンク)がジムの門を叩き、フランキーに弟子入りを志願する。トレーラーで育ち不遇の人生を送ってきたマギーは、唯一誇れるボクシングの才能に最後の望みを託したのだった。だが、フランキーは『女のコーチはしない』と一蹴。それでもマギーは諦めず、ジムで黙々と練習を続ける。孵卵器の親友で、昔の試合で片目を失明した元ボクサーのエディ・"スクラップ・アイアン"・デュプリス(モーガン・フリーマン)は、彼女の素質と根性を見抜き、いろいろと目をかけ始める。やがて、そんなマギーの熱意に負け、フランキーは彼女のトレナーになることを承諾する。フランキーがマギーに課したルールはたったひとつ。『常に自分の身を守る』ということ。マギーは実力を発揮し、連戦KO勝ち。そしていよいよタイトルをかけた試合に臨むことになる…。

今回ちょっと伏せ字付きでネタバレします(ご注意を)。
前半はミシェル・ロドリゲス主演の「ガールファイト」な展開で、『これがアカデミー賞なの?』と思っていたら、後半は「●を●●夢」(この作品は観たこと無いけど、こんなストーリーだと雑誌で見ました)ですね。
その展開の変わり具合があまりにも突然で、かなりあっけに取られました。

内容はまったく違いますが、ロバート・ロドリゲス監督の「フロム・ダスク・ティル・ドーン」を観た時と同じ様な衝撃と言ったらいいのでしょうか…。
人間としての誇り、満足のいく人生、人と人との絆…そんなモノを淡々と描いた作品です。

ちなみにクリント・イーストウッドって、この作品の音楽も手掛けてるんですよね。
そんなコンポーザーとしての才能もあるなんて知りませんでした。

監督はクリント・イーストウッド。

公式HP:ミリオンダラー・ベイビー


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20 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
クリントイーストウッドは・・・ (marというか)
2005-05-17 13:52:45
ちわ。



すごーく個人的な感覚で一方的なんだけど、<クリントイーストウッド監督>は、それまで「可もなく不可もなく」で特に悪い印象もなかったんだけど、『ミスティックリバー』で劣悪になったんだよねー。



演出とか演技とか、制作の技術的に評価できる箇所は結構あるものの、脚本、というかストーリーは、NG。・・・特にクライマックス以降が。



「その展開はないだろう!」って久々に画面に向かって思わず言ってしまった。

見ている人間の多数が不快感や不満を持つのでは? って思ったんだけど、どうなんでしょうか。



自分的にはあれで監督としてのスキルをいっきに疑う結果に・・・。

一言でいえば「見るのに使った時間を返せ」です(ファンの人、すいません)。



あれだけで決め付けるのはどうかとも思うけど、仮に現実としてもあるうる話だとしても、エンターテイメント性のある「映画」という一般大衆向けの娯楽で、世に送り出すのは個人的には納得できませーん。



というわけで、異論反論はあるでしょうが。自分的には見ないねー。あの監督の映画は。今後も。



どんな賞をいくつ取ろうとも。



・・・ごめんね。結構毒はいちゃった。
返信する
いろんなモノがあって映画なのさね (ともや)
2005-05-17 22:43:48
こんばんは、marさん♪

>すごーく個人的な感覚で一方的なんだけど、<クリントイーストウッド監督>は、それまで「可もなく不可もなく」で特に悪い印象もなかったんだけど、『ミスティックリバー』で劣悪になったんだよねー。

この作品は観たことないんですよね~!

あんまり観ようって気も起きないし…(てへ)



>演出とか演技とか、制作の技術的に評価できる箇所は結構あるものの、脚本、というかストーリーは、NG。・・・特にクライマックス以降が。

かなり重いというか、やりきれない結末って聞きますもんね。



>あれだけで決め付けるのはどうかとも思うけど、仮に現実としてもあるうる話だとしても、エンターテイメント性のある「映画」という一般大衆向けの娯楽で、世に送り出すのは個人的には納得できませーん。

賞を取る作品=何度でも観たくなる面白い作品

…ではないですからね。

映画は人を不快にさせるモノも含めて、やっぱり映画なんですよね。

その辺は人間と一緒なのかな?

会いたくてしょうがない人間もいるし、生理的にダメな人間もいる。

好きなモノと付き合っていくのが一番なりよ。

ちなみにともやは、アカデミー賞を取るような作品よりもラジー賞を取る作品の方が好き好き大好きなんですよね(笑)。



>・・・ごめんね。結構毒はいちゃった。

毒は溜め込むと毒だから…ね。

しゃ~!
返信する
どーだろぉ。 (mar)
2005-05-18 18:16:30
限定上映とかならいいけど、不特定多数が見れる前提のものなので、少なからずその影響は考えないといかんと思うよ。



受けとめ方は人によってさまざまだけど、いろんな人が見てもストーリーの根幹は変化しないので、ある意味ゲームなんかにより、よっぽどたちが悪いかも。考え方に影響を与えるものとしすると。



>>

映画は人を不快にさせるモノも含めて、やっぱり映画なんですよね。

その辺は人間と一緒なのかな?

会いたくてしょうがない人間もいるし、生理的にダメな人間もいる。

好きなモノと付き合っていくのが一番なりよ。

>>

判断と結論としては俺も方向的に同じなんだけど、制作サイドとして、わかっているうえでのことと、わかっていないうえでのこと、とは出来上がったものも含めて、結論は同じでも全く意味が違うものになると思う。



テレビの制作、しては自分たちが関連しているゲーム、しいては雑誌・書籍にしても度合いの違いはあるものの、注意しないといけにことは同じだったりするし。



自分の中での<良し悪し>ジャッジをできるだけ公平にしたいので、ともっちの考え方と同じ方向で処理している自分はいつつも、どこかで自問自答をしたうえで、その結論にいかないと、そのうち気にしなくなる気がするので、<他人の気持ちには敏感でい続けたい>という感じ。



今回のようなものも、普段は人に言わないけど、たまたま「思ったとき」と「言いたいとき」。・・・「書きたくなったとき」とかも、かな? いろんなタイミングが会って、自分に「書くべし」信号が出たんだと、思って書いた。



ともやっちのところに書くのもまれだし。



というわけで、毒ついでに。



○トロ○ド、プレイ、よろしゅう。



返信する
BLOGデビューの時期 (ともや)
2005-05-18 23:40:04
こんばんは、marさん♪

>限定上映とかならいいけど、不特定多数が見れる前提のものなので、少なからずその影響は考えないといかんと思うよ。

「ミスティック・リバー」に関しては観てない映画なんで、これ以上ともやは語れないなぁ。

ごめん。



>自分の中での<良し悪し>ジャッジをできるだけ公平にしたいので、ともっちの考え方と同じ方向で処理している自分はいつつも、どこかで自問自答をしたうえで、その結論にいかないと、そのうち気にしなくなる気がするので、<他人の気持ちには敏感でい続けたい>という感じ。

でもこのBLOGに関しては公平性なんてこれっぽっちも介入させてないよ(笑)。ともやが面白かったか面白くなかったか…それだけ。

マイナス思考な映画の見方はしないようにはしてるけどね。



>今回のようなものも、普段は人に言わないけど、たまたま「思ったとき」と「言いたいとき」。・・・「書きたくなったとき」とかも、かな? いろんなタイミングが会って、自分に「書くべし」信号が出たんだと、思って書いた。

何かを書くって衝動は、気持ちの整理や浄化に繋がっていくと思うんだよね。

Marさんもそろそろブログデビューをする時期に突入したのでは…(笑)。

始めちゃお、始めちゃお!

ブログは簡単に出来ちゃうぞ!



>○トロ○ド、プレイ、よろしゅう。

ミセスロイドのこと?

あれ、文字数が合わないや(笑)。
返信する
人間無理はいかんよ (mar)
2005-05-19 10:52:13
>>

>○トロ○ド、プレイ、よろしゅう。

ミセスロイドのこと?

あれ、文字数が合わないや(笑)。

>>



タイトル通り。

・・・ちなみに、声は出なかったけど、口角は少し動いた。



返信する
ボケの限界に挑戦! (ともや)
2005-05-19 12:31:58
こんにちは、marさん♪

世の中には不思議がいっぱいです。

なんだろう?

バトルドロイド?

ん、これも文字数が合わないぞ。

マッハロッド?

いや、これはブロロロロー!だしなぁ。

ミトナット?

水戸納豆!

文字数は合ったけど、原型からかなりかけ離れた感じ。

納豆プレイ…ちょっとドキドキしますね(照)。
返信する
あっけにとられる例が (bakabros)
2005-05-21 06:23:33
のが、「フロム・ダスク・ティル・ドーン」の衝撃! というのおかしいけどわかります。

これが作品賞、監督賞ってどうなんでしょう?

こういう問題に対するアメリカ人の思考を知りたいです。



関係ないですが、「○トロ○ド」何か気になります。

返信する
ある意味衝撃! (ともや)
2005-05-21 17:02:18
こんにちは、bakabrosさん♪

>あっけにとられる例が、「フロム・ダスク・ティル・ドーン」の衝撃! というのおかしいけどわかります。

他にも前半と後半のテーマがガラって変わっちゃう映画ってあると思うんですけど、他に思いつかなかったんですよ(照)。



>これが作品賞、監督賞ってどうなんでしょう?

そもそもアカデミー賞って、よくストを起こす映画スタッフを、賞をやることによってやる気にさせよう…みたいな賞ですよね(あれ、これは間違った知識?)。



>関係ないですが、「○トロ○ド」何か気になります。

いや、今仕事であるゲームの攻略をやってるんですよ。

ハリウッドで映画化の噂もあるヤツなんですけどね。

結構面白いですよ。
返信する
こんにちわ (ななな)
2005-05-22 10:04:27
「●を●●夢」とは展開は一緒でしたけどこっちは絆がものすごくよく描かれていたんで見終わったあとはかなり重く感じました。

むこうは不思議と清々しかったんですよね。

同じくあの展開にはあっけにとられました。

あまりにも突然のことで・・・

でもこの重みで映画観たなぁとものすごい実感しました。
返信する
考えることは大切ですね (ともや)
2005-05-22 17:16:27
こんにちわ 、なななさん!

>「●を●●夢」とは展開は一緒でしたけどこっちは絆がものすごくよく描かれていたんで見終わったあとはかなり重く感じました。

さらっとあの重いテーマをやっちゃってるんですね。

雑誌の記事とかを見ると、公開直後はキリスト教の保守派などの宗教関係者や身体障害者団体からものすごい抗議をくらったとあります。



>でもこの重みで映画観たなぁとものすごい実感しました。

映画は娯楽作品でもあるけれど、こういう問題提議するものでもあるんですよね。
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