(原題:DEATH RACE)
【2008年・アメリカ】試写会で鑑賞(★★★☆☆)
1975年に公開されたSFアクション映画「デス・レース2000」(原題:DEATH RACE 2000)のリメイク作品。
2012年。アメリカの経済は破綻し、失業率も犯罪も増加の一途を辿っていた。そんな中、ジェイセン・エイムズ(ジェイソン・ステイサム)も務めていた工場が閉鎖され、途方に暮れていた。家に帰るとエイムズは何者かに襲われ、気を失ってしまう。目覚めると妻は無惨に殺されており、エイムズは妻殺しの濡れ衣を着せられ孤島にある刑務所ターミナル・アイランドに入れられてしまう。この時代の刑務所は運営を民間に委託されており、とりわけこの刑務所には数多くの凶悪犯罪者が収容されていた。刑務所長であるヘネシー(ジョアン・アレン)は、刑務所内で“デス・レース”を開催。インターネット中継によって世界中の人々を熱狂させ大きな収益を上げていた。デス・レースとは、囚人がドライバーを務め、マシンガン搭載の改造車を駆って刑務所内のコースを3日間の行程で競い、5勝を挙げた者には自由が与えられるというモノ。敗者には無惨な死が訪れるというサバイバル・レース。収容されたエイムズはヘネシーから呼び出しを受け、ある交渉を持ちかけられる。それはデス・レースのスター・レーサーであるフランケンシュタインの代わりにレースに出場するということだった。フランケンシュタインは現在デス・レースで4勝していたが、先のレースで死亡していた。5勝目をかけたフランケンシュタインのレースは視聴率を稼げる絶好の話題で、死亡の事実を公表する訳にはいかない。レースに勝てば自由を与えるという交換条件をのみ、エイムズはデス・レースの参加を決意する。ナビゲートをするケース(ナタリー・マルティネス)やメカニックのコーチ(イアン・マクシェーン)と共に、デス・レースに備えるエイムズ。やがてエイムズはこのレースに隠された陰謀に気づき始める…。
オリジナル作品は観たことがあるような、無いような…。
ま、どっちにしろ記憶には残っておりません。
オリジナル作品には、「ロッキー」でブレイクする前のシルベスター・スタローンが出ていたのね。
そしてストーリーもオリジナルとは大幅に脚色されている模様。
そりゃそうよね。
オリジナルのストーリーって、レースは市街地で行われ、一般人をひき殺す程得点が加算される(子供や老人だとさらに得点倍!)っていうルール。
今じゃそんな映画作れませんわん!!
いや~、ジェイソン・ステイサムは、いい映画のチョイスをする役者さんだね。
選んでいるのか選んでいないかは別にして…ね。
惜しむらくは、ポール・W・S・アンダーソンって真面目なオタクだから、エロスとバイオレンスの描き方がマイルド過ぎ(笑)。
ナタリー・マルティネスを始めとするセクシー系女優が出てるのに活かしきれてない…。
ま、それはそれでいいんだけど…ね。
うん。
レースシーンは面白かったしね。
うん。
見所は物語よりも何でもアリなバイオレンスなレースシーン。
重火器を装備したモンスターマシンの数々。
「マッドマックス」や「北斗の拳」みたい~♪
エイムズが乗るのは、フォード・マスタングGT。
マシンガン・ジョー(タイリース・ギブソン)が乗るのは、ダッジ・ラム1500 4WD。
14K(ロビン・シュー)が乗るのは、1978型RRポルシェ。
コルト(ジャスティン・マダー)が乗るのは、ジャガーXJS。
パチェンコが乗るのは、1966チョップ・トップ・ビュイック・リビエラ。
それぞれがもの凄い改造をしているんだけど、それらの重火器は自由に使えることができなくなっているの。
コース上に武器や防御といったパネルがあり、それの上を通過することで制限解除が行われ、使用できるようになるのだ。
ゲーム大好きなポール・W・S・アンダーソンっぽい演出ですわん。
多少ツッコミどころはいろいろ入りますが、ま、それはそれで…ね。
監督・脚本はポール・W・S・アンダーソン。
追伸。
この作品は10月27日に行われた"第1回東京デス映画祭"にて鑑賞。
いや~、こんなステキングな映画祭が開催されるなんて嬉しいDEATH。
ゲストにはアントキの猪木、バブルガム・ブラザースが登場。
いや~、いっぱいいっぱいになった猪木さんの『元気DEATHか~?』のかけ声が楽しかったDEATH。
4人のデス・レース・クイーンでお気に入りの娘がいたんだけど、名前調べられずDEATH。
この映画祭来年もやるのかな?
楽しみ楽しみ♪
2008年11月29日公開
公式HP:
デス・レース
■1975年に公開されたオリジナル作品はこちら