ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

グエムル 漢江の怪物

2006年10月26日 | 映画(か行)
(英題:THE HOST)
【2006年・韓国】試写会で鑑賞(★★★★★)


家族の絆を題材にしたモンスター・パニック映画。

ソウルの中心を南北に分けて流れる雄大な河・漢江(ハンガン)。その河辺である家族がたくましく生活をしていた。小さな売店を営むパク・ヒボン(ピョン・ヒボン)。図体だけは立派な大人なのに、店番も満足に出来ないダメ長男カンドゥ(ソン・ガンホ)。中学に入学したばかりのカンドゥの愛娘のヒョンソ(コ・アソン)。アーチェリー選手として活躍している長女のナムジュ(ペ・ドゥナ)。就職難でなかなか定職に就けず、酒癖の悪い次男のナミル(パク・ヘイル)。人々がくつろいだ時間を過ごしている平和な漢江の川縁に、ある日奇妙な怪物が出現する。それは5年前に在韓米軍の研究所から流された毒物を吸収して、突然変異した生物だった。逃げまどう人々を襲いまくる怪物(グエムル)。カンドゥもヒョンソを連れて逃げようとするが、ヒョンソはそのグエムルの尻尾に捕らえられてしまう。グエムルに襲われた被害者の合同葬儀が行われ、身も心も張り裂けるほど泣き叫ぶ遺族たちの中に、パク一家の姿もあった。まもなく漢江一帯は韓国政府によって封鎖され、ソウルは麻痺状態に陥る。その混乱にさらに拍車をかけるように、政府はグエムルが感染者を死に至らしめるウイルスの宿主だと発表し、漢江周辺にいた人たちを強制的に隔離する。その一方、アメリカ軍は秘密裏に開発した"エージェント・イエロー"という名の化学兵器だけが、怪物とウイルスの蔓延を食い止める唯一の手段だと主張して韓国政府に強く干渉する。しかしある時、命よりも大切な娘のヒョンソを奪われ、抜け殻のようになっていたカンドゥの携帯電話にヒョンソから電話がかかってくる。ヒョンソが生きていることを知ったパク一家は、ヒョンソを救い出すために漢江へと向かう…。



韓国ではほとんど作られることのない怪獣映画。
巷では「機動警察パトレイバー」のパクリとか騒がれていました(もちろんともやもそう感じました。でも似てるのは怪獣のデザインや生まれ方だけなんだよね)が、面白ければいいんです。
怪獣文化が根付いている日本で、こういう映画が作れないのは哀しいことです。
(いや、怪獣は子供の映画っていう文化が根付きすぎているのがいけないんだね、きっと)



ダメ親父のソン・ガンホ。
もうこの役者さん大好きです。
ソン・ガンホといえば、ドロップキック!
他の映画ではドロップキックを喰らわす役だけど、今回は蹴られます(ダメ親父だから)。





怪獣のグエムルは序盤から出まくりです。
出し惜しみしなさ過ぎて、逆にビックリ。
モンスター映画の定義なんて関係無しです。
『ヒョンソ、後ろ、後ろ~!』



グエムルに立ち向かうのは、このパク一家。
一見無力な人たちが団結して戦うって構図は、「トレマーズ」を彷彿とさせます。



アーチェリーでグエムルに立ち向かうナムジュ役のペ・ドゥナ。
ジャージ・フェチにはたまらない役所です。

国民性の違いなのか、韓国映画のラストには驚かされる作品が多いです。
この作品も予想していたラストとは違う展開に、ホント『えぇ~?』って感じ。
ちょっとこの監督の次回作が楽しみ。

監督はポン・ジュノ。


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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (乱田一十)
2006-10-26 16:00:19
映画を観るセンスのなさで絶大な信頼をしている

友達が、「この映画は面白くなかった」と

いってたので非常に気になっている映画です(笑

でもラストは微妙なようですね。
返信する
TBありがとうございました (ミチ)
2006-10-26 21:41:28
ともやさん、こんばんは♪

子供の頃から怪獣映画を見慣れていますが、これは全然別物で面白かったです。

ジャージ・フェチというのがあるんですね~。

そういえば私のご贔屓俳優さんもジャージ着てるととてもカッコいいわ(笑)
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グエムル良かったです! (コブラっち)
2006-10-27 01:50:45
自分は“怪獣映画”というよりも、むしろ「エイリアン」とかに近いかな?と思いました。



日本での成績はさんざんだったみたいで残念。



個人的にお気に入りは、冒頭のモブが逃げ惑うシーンかな(←マニアック?)。
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ある意味貴重な意見 (ともや)
2006-10-27 16:22:32
こんにちは、乱田一十さん♪

>映画を観るセンスのなさで絶大な信頼をしている友達が、「この映画は面白くなかった」といってたので非常に気になっている映画です(笑

これはこれでいい情報源ですね(笑)

でも自分が面白ければいいんです!



>でもラストは微妙なようですね。

ちょっと、ね。
返信する
ジャージ (ともや)
2006-10-27 16:26:59
こんにちは、ミチさん♪

>ジャージ・フェチというのがあるんですね~。

ともやは違いますけど、そういうのはありますよ。

ほらほら、ヤンクミの仲間由紀恵とか。



>そういえば私のご贔屓俳優さんもジャージ着てるととてもカッコいいわ(笑)

結果として、可愛い女の子は、何着ても可愛いってことですよ(笑)。
返信する
元はイモリ? (ともや)
2006-10-27 16:35:05
こんにちは、コブラっちさん♪

>日本での成績はさんざんだったみたいで残念。

さんざんだったんですかねぇ。

こんなに面白いのに。

まぁ「殺人の追憶」もあんなに面白かったのに、そんなに成功しなかったですからね。



>個人的にお気に入りは、冒頭のモブが逃げ惑うシーンかな(←マニアック?)。

またマニアックな。

ともやは合同葬儀のシーンかな(お前もマニアックかよ!・笑)
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こんばんは! (猫姫少佐現品限り)
2006-10-28 03:31:47
いつもありがとうございます!

この映画、みなさん反米だとか、難しい味方されているようですが、単純に、モンスターパニックとして、おもしろかったです。

文化の違いは、無視しました。
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動物パニック06 (@KOBA)
2006-10-28 10:17:06
こんにちは!

自分的には、もう少し短かったら良かったかも。でも、このラストの展開には、ちょっとビックリでした!(良い意味で)
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それぞれの見方 (ともや)
2006-10-28 18:39:13
こんばんは、猫姫少佐現品限りさま♪

>この映画、みなさん反米だとか、難しい味方されているようですが、単純に、モンスターパニックとして、おもしろかったです。

うんうん。

単純に楽しめるかそうじゃないか…でいいと思いますよ。

小難しい見方をしたい人は、そういう見方でいいと思うし、ね。
返信する
日本だったら (ともや)
2006-10-28 19:17:53
こんばんは、@KOBAさま♪

>このラストの展開には、ちょっとビックリでした!(良い意味で)

日本だったら絶対ハッピーエンドですもんね。

こういう作品を作ってしまうから侮れませんね、韓国は。
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