ナショナル・トレジャー／リンカーン暗殺者の日記

2007年12月14日 | 映画（な行）

（原題：NATIONAL TREASURE：BOOK OF SECRET）
【2007年・アメリカ】試写会で鑑賞（★★★★☆）

歴史学者にして冒険家のベン・ゲイツが、先祖を巻き込んだリンカーン大統領暗殺事件をめぐる謎解きに挑んでいくアクション・アドベンチャーのシリーズ第２弾。

南北戦争時代。リンカーン暗殺を企てた秘密結社ゴールデン・サークル騎士団から国の宝を守り、アメリカに貢献してきたゲイツ家。しかし、古美術商を名乗るウィルキンソン（エド・ハリス）が、リンカーン暗殺者であるジョン・ウィルクス・ブースの日記から失われていたページを持って現れる。そのページには、ベン・ゲイツ（ニコラス・ケイジ）の祖先であるトーマス・ゲイツがゴールデン・サークル騎士団の一員だったと書かれていた。『祖父から聞いた話では、そんなことは絶対にない』と主張するベンの父親であるパトリック・ゲイツ（ジョン・ヴォイト）。大統領暗殺者の末裔という汚名を着せられてしまったベンは、祖先の無実を晴らすため、天才ハッカーのライリー・プール（ジャスティン・バーサ）、そして現在ケンカ中で破局寸前の恋人アビゲイル・チェイス（ダイアン・クルーガー）の協力を得ながら調査を開始する。やがて明らかにされてきたのは、コロンブスが大陸を発見する遙か前に、存在した黄金都市の伝説。ベンたちは歴代大統領のみが知るという【アメリカ史上最大の謎】に迫っていく…。

2004年に公開された「１」から３年。
続編作る気マンマンだったエンディング。
予想を裏切らずに、シリーズ第２弾公開です。

ちょっと意外だけど、シリーズモノになった主演作ってこれが初めてなのね、ニコちゃん。

今回も「１」でお馴染みの面々が集合。
歴史学者にしてトレジャー・ハンターでもあるベン・ゲイツ（ニコラス・ケイジ）。
ベンの恋人だったが、ある口癖が原因で仲違い中のアビゲイル・チェイス博士（ダイアン・クルーガー）。
天才的ハッカーで前回の冒険のことを書籍出版したライリー・プール（ジャスティン・バーサ）。
ベンの父親であるパトリック・ゲイツ（ジョン・ヴォイト）。

目的の為には手段を問わないベン一行。
パリにある自由の女神を調べ、バッキンガム宮殿やホワイトハウスの執務室に忍び込んだりと、やりたい放題。

ただ、今回一番おいしかったのは、ベンが生まれてからパトリックとケンカ別れをした、母親のエミリー・アップルトン博士を演じるヘレン・ミレン。
「クィーン」ではエリザベス女王を演じたアカデミー賞女優が、ズブ濡れになったり、ドロだらけになったり…。
こんな大衆娯楽作品にも、ひょいと出てしまう心意気がステキ。
ヒロインのアビゲイルよりも可愛らしくて、キュートでしたわん。

最終的には、アメリカ合衆国に隠された黄金の都市を探し出すことになるのだが、この黄金都市を探し出すことがどうして祖先の疑いを晴らすことにつながるのか、意味不明。
ともやがお馬鹿なのかな？
まぁ、そんな細かいことは気にしない気にしない。
ワクワクできればそれでいいじゃん！

ちなみに邦題のサブタイトルである『リンカーン暗殺者の日記』は、あんまり関係なし。
原題にある『BOOK OF SECRET』は、歴代大統領に伝えられる『秘密の本』のこと。
これはアメリカの都市伝説なんでしょうね。
その本には、エリア51のこととか、ウォーターゲート事件の真相などなど。
謎とされているさまざまな事柄が書き込まれている…という。
その本の47ページに書かれていたコトとは？
これが「３」へつながっていくのか？

音楽はともやが大好きなトレヴァー・ラビンが担当してるんだけど、彼の作品って何故かサントラとして発売されないんですよね。
どうしてだろ？

監督はジョン・タートルトーブ。

2007年12月21日公開
公式ＨＰ：ナショナル・トレジャー：リンカーン暗殺者の日記