ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女

2010年01月17日 | 映画(ま行)
(原題:MANN SOM HATAR KVINNOR)
【2009年・スウェーデン/デンマーク/ドイツ】試写会で鑑賞(★★★★☆)


スティーグ・ラーソン原作の同名ミステリー小説を映画化。
40年前に失踪した少女の謎に、ジャーナリストと天才ハッカーが挑んでいくミステリー作品。

スウェーデン、ストックホルム。月刊誌「ミレニアム」の発行責任者を務めるジャーナリストのミカエル・ブルムクヴィスト(マイケル・ニクヴィスト)は、大物実業家ハンス=エリック・ヴェンネルストレム(ステファン・サウク)の武器密売を批判する記事を発表したが、名誉毀損で敗訴。禁固3ケ月と15万クローネ(約200万円)の損害賠償を命じられ、責任を取って「ミレニアム」のもとを離れることになる。その頃、ミカエルの身辺を女性調査員リスベット・サランデル(ノオミ・ラパス)が調べていた。リスベットは、黒の革ジャンに鋲打ちのベルト、鼻ピアスという人目を引く出で立ちをしているが、天才的なハッカーだった。調査の依頼をしていたのは、大企業ヴァンゲル・グループの前会長ヘンリック・ヴァンゲル(スヴェン・バーティル・タウベ)の弁護士ディルク・フルーデ(イングヴァル・ヒルドヴァル)。リスベットの調査報告を受けたフルーデ弁護士は、ミカエルに1本の電話をかけ、『ヘンリック・ヴァンゲルが会いたがっている』と告げる。突然の申し出にいぶかしく思いながら、ミカエルはヴァンゲル一族が住むヘーデビー島に向かう。そこは、ボスニア湾に面した小さな孤島。82歳になるヘンリックは、ミカエルに1枚の写真を見せる。そこに写っている少女を見て、ミカエルはある記憶を呼び戻す。それはミカエルがまだ幼かった頃、父がヘーデビー島で技師として働いており、その間子守りをしてもらっていた少女がその写真の主だった。40年前の1966年9月22日、当時16歳だったヘンリックの姪ハリエット(エヴァ・フレーリング)が失踪する事件が起きた。当時、島と本土をつなぐ橋でタンクローリーが横転する事故があり、島は完全なる孤島となっていた。ヘンリックは墓場へ行く前に何としても真相を知りたいと願い、この謎を究明してほしいとミカエルに調査を依頼する。40年前の出来事という途方も無い調査。やがて、ヴァンゲル一族の封印された闇が明らかになっていく…。



この作品(シリーズ)は、スティーグ・ラーソンの処女作にして遺作という曰く付きの作品。
2004年にスティーグ・ラーソンは、「ミレニアム」全3作を出版社に持ち込む。
その作品は新人としては破格の扱いで契約されるが、この小説が出版される前に心筋梗塞で急死してしまう。
出版後は、人口900万人のスウェーデンで360万部を売り上げ、全世界累計で2100万部のセールスを記録。
もともとは全5部作の構想で、4作目の草稿がスティーグのパソコンに残されていたが、相続争いのため出版の目処は立っていない模様。



もちろん、ともやは原作を読んでいないのですが、地味ながら結構楽しめちゃいました。
153分=2時間半と割と長めなんだけど、飽きること無く観られたのは、楽しかったってことだよね。
当時の資料を緻密に調べ直し、ミカエルが新しい発見をしていく過程がなかなか面白かったです。

一応作品では、天才ハッカーのリスベットがキモになっているようなのですが、…言うほど活躍してないよね?(笑)
そこがちょっと残念だったかな?

ちなみに2作目の「ミレニアム 火と戯れる女」は2009年9月に、3作目の「ミレニアム 眠れる女と狂卓の騎士」は2009年11月にスウェーデンで公開済み。
さらに本国では2月からテレビドラマ版も放映されるらしい。
日本でも早く続きを公開してほしいし、ドラマも観てみたいよ~。

Flickan som lekte med elden(「ミレニアム 火と戯れる女」)予告編



この作品、ハリウッドでのリメイクも決定とのこと。
これって当時のナチスも関係してくるし、アメリカを舞台に移すってことはありえないよね?
まんまのリメイクだったら、しない方がいいと思うんだけどな~。

監督はニールス・アーゼン・オプレヴ。

追伸。
この試写では、何故か上映前に大沢あかねと野村沙知代のトークショーを開催。
トーク終了後の囲み取材では、結婚したばかりの旦那・劇団ひとりのことや野村監督の話題ばかり。
宣伝担当者が『映画のことを質問してください!』と声を荒げて記者たちに伝えるが、それは無理な話だよ。
だってこの2人、映画にまったく関係ないんだもん(苦笑)。

2010年1月16日公開
公式HP:ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女


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スティーグ・ラーソン
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ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 下
スティーグ・ラーソン
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■シリーズ続編はこちら

ミレニアム2 上 火と戯れる女
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ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 上
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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
そうそう (KLY)
2010-01-19 00:56:22
ともやさんこんちは~^^

地味だよね。ストーリーもオーソドックスだし。でもなんというか七色の変化球じゃなくて、ストレートとカーブだけの本格派って感じ?(笑)
それだけに見応え十分でした。1作目だけあってまだまだリスベットの過去もこれから明らかになるんだろうし、楽しみだなぁ。
ドラマとか深夜でもいいからやってくれないですかね。せめてDVDを…(笑)
掘り出し物 (ともや)
2010-01-19 02:11:56
こんばんは、KLYさん♪
これは掘り出し物の1本でしたね~♪
たぶんドラマだと描かれなかった細かい部分も描かれてるんでしょうね。
日本で映画が大ヒットすれば、可能性あるかもしれないけど、TB状況を見る限りヒットしてなさそう…。
(普通の人って、テレビで宣伝する映画しか観ないからなぁ~)
ともやさん (mig)
2010-01-25 17:57:46
こんばんは~
もう観てたのね★

>言うほど活躍してないよね?(笑)

あはは、確かに~。絶賛されるほどかぁ?って思っちゃったし続編はもういいやという感じだったけど
まあまあギリギリで楽しめました☆

サッチーと大沢あかねのトークショーいらないね(笑)

ともやのツボ (ともや)
2010-01-25 21:08:46
こんばんは、migさん♪
絶賛する程面白かった訳ではないけど、十分に楽しめる作品でしたわん。
まぁ、ひとつ難を言えば、ヒロインのリスベットがともやのツボにあんまりハマらなかったことかな?(笑)
リメイクはアカンでしょ (にゃむばなな)
2010-02-07 13:51:16
こういう映画はできればリメイクしないでほしいですよ。
スウェーデンという気候や風景もこの作品の重要要素なんですから、ハリウッドではねぇ~。

ちなみにリメイクされた場合、やはりリスベット役の女優さんは鼻ピしてくれるのかな?
アメリカでは逆に難しそうな気もします。
リメイク (ともや)
2010-02-09 03:24:09
こんばんは、にゃむばななさん♪
ハリウッドリメイクで面白かった作品って、ほとんど思い浮かびませんからね~。
あれはスウェーデンだからこそ面白かったんであって、舞台をアメリカに移されても困りますよね~。

>リスベット
鼻ピはトレーボマークっぽいし、過去のトラウマに関係してそうですから、そこは避けて通れないでしょうね~。
こんにちは~♪ (由香)
2010-03-17 15:14:54
お邪魔します♪

今頃劇場鑑賞しました。
これは原作がかなり面白そうですよね。
ちらっと調べたらハードカバーしか出ていないので、古本屋で探すか、文庫本になるのを待つかして(笑)読みたいです。

ハリウッドリメイクはそうでしょうねぇ・・・
雰囲気ぶち壊しのような気もしますが(笑)
原作 (ともや)
2010-03-18 04:37:43
こんばんは、由香さん♪
>古本屋で探すか、文庫本になるのを待つ
そうですね~♪
ともやも同じですわん。

ハリウッドリメイクは、監督が誰になるかによるかなぁ?
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