ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

アイアンマン2

2010年05月31日 | 映画(あ行)
(原題:IRON MAN 2)
【2010年・アメリカ】試写で鑑賞(★★★☆☆)


1963年に誕生したマーベル・コミックの人気コミックを実写映画化したSFアクション映画。
2008年公開の「アイアンマン」(原題:IRON MAN)の続編。

巨大企業スターク・インダストリーズ社CEO=最高経営責任者のトニー・スターク(ロバート・ダウニーJr)は自らがアイアンマンであることを告白し、紛争鎮圧活動に専念していた。その武力介入を独善的な行動と見なした合衆国政府は、トニーにアーマースーツの引き渡しを命じるがが、トニーはそれを拒否する。トニーは新たな【マークIV】を開発していたが、自分の命を救うはずのリアクターから出る毒素に身体を蝕まれていた。ある日、モナコGPに参戦したトニーは、そこでリアクターを用いたスーツを身に付けたアイヴァン・ヴァンコ=ウィップラッシュ(ミッキー・ローク)に襲われる。しかし運転手のハッピー・ホーガン(ジョン・ファヴロー)が持ってきた【マークV】のお陰で、ウィップラッシュを撃退する。その一部始終を目撃したトニーのライバル会社ハマー・インダストリーズ社のジャスティン・ハマー(サム・ロックウェル)は、投獄されたウィップラッシュを救い出し、遠隔操作式のアーマースーツ"ドローン"を製作させる。死が免れないモノと感じたトニーは、社長の座を秘書のペッパー・ボッツ(グウィネス・パルトロウ)に譲ることに。親友である軍人ジェームズ・ローズ=ローディ(ドン・チードル)とも対立してしまい、愛想を尽かしたローディは【マークII】を装着して出て行ってしまう。やがてかつての父が生み出したリアクターに新たな可能性を発見したトニーは、【マークVI】の製作に取りかかる…。



「1」の公開から2年しか経っていないのに、早くも続編が観られるとは嬉しい限り♪



トニー・スタークを演じるのは、ロバート・ダウニーJr.。
「スーパーマン」や「バットマン」、「スパイダーマン」にしろ、素性を隠すのが当たり前のアメコミヒーロー界において、まさかのカミングアウト・ヒーロー(笑)。
日本ではおっさんがヒーローをやるなんて考えられない国(「ゼブラーマン」の哀川翔や「仮面ライダー響鬼」の細川茂樹とかいるけどね)だから、このオヤジにはぜひとも頑張ってもらいたいものです♪



「2」では【マークIV】から【マークVI】までのアーマースーツが登場。
ともやの世代だと、ビームを撃つ時に手を広げるこのポーズ…『5人そろってゴレンジャー!』って心の中で叫んじゃいます(笑)。

【マークIV】(写真上段):【マークIII】を軽量化したアップグレード版。しかし、アークリアクターのエネルギー源となる"パラジウム"の消耗が激しく、トニーの身体を蝕んでしまう。
【マークV】(写真中段):アタッシェケース状の携帯用アーマースーツ。
【マークVI】(写真下段):新型のアークリアクターを搭載したアーマースーツ。丸かったリアクター部分が逆三角形状になっている。

原作では戦う相手に合わせていろんなアーマースーツを作っているみたいなんで、「3」でもいろんなバリエーションが出てきそうですね♪



今回最大の敵となるウィップラッシュことアイヴァン・ヴァンコを演じるミッキー・ローク。
実は「エンゼル・ハート」(サントラネタはこちら)が大好きだったんです。
…なので「レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード」(2003年)で復活した時は、我が目を疑う程の変貌ぶりにビックリしちゃいました。
でも「シン・シティ」では無骨な格好良さを引っさげて、「レスラー」で完全復活しましたね♪
この荒くれオヤジっぷりがいいですね~♪
逆に今の若い子が昔のミッキー・ロークを観たら驚くんじゃないかしらん?
(この華奢でなよっとした優男は誰?って・笑)



親友ジェームズ・ローズ=ローディを演じるのは、前作テレンス・ハワードから交代したドン・チードル。
実は役者が交代していたことにすら気付いてませんでした(笑)。
「1」では【マークI】が盗まれアイアンモンガーとなり、「2」では【マークII】がハマーによってウォーマシンに改造される。
この流れから行くと「3」では【マークIII】が悪の組織に利用されちゃう?



秘書ペッパー・ボッツを演じるグウィネス・パルトロウ。
今回はトニーとの掛け合いがめっちゃ面白かったです♪
こういう風に悪態を吐きながら支えてくれるキャラって好きですね~。



悪役というよりはウィップラッシュに利用されちゃっただけ(?)の、ジャスティン・ハマー。
演じるのはサム・ロックウェル。
こんなメジャー級の大作やインディペンデント作品に出たり、「スパイアニマル Gフォース」では主人公の声優をしたりと、芸達者な役者さん。
トニーのライバルとして「3」にも出演?



スターク・インダストリーズ社でペッパーの秘書ナタリー=ブラック・ウィドーを演じるスカーレット・ヨハンソン。
最初ポスタービジュアルを見た時は『敵かな?』と思っていたんだけど、どうやら彼女は「アベンジャーズ」のメンバー。
個人的には「ザ・スピリット」の眼鏡っ子&ちょっと恍けたスカちゃんが大好きなのだが、格好良いアクションを見せてくれます。
激しくブラック・ウィドーのスピンオフを希望ですわん♪



「1」に引き続き今回も登場する特殊組織シールドの長官ニック・フューリー。
演じるのはアメコミ大好きのサミュエル・L・ジャクソン♪
「アベンジャーズ」(2012年5月公開)の伏線を張りまくってますね。
楽しみ♪



運転手ハッピー・ホーガンを演じるのは、監督でもあり役者でもあるジョン・ファヴロー。
スカちゃんとのスパーリングは、監督特権?(笑)
羨ましいわ~♪



今夏は出番が少なめ、人工知能搭載のアームちゃん(名前あるのかな?)♪
かわゆし♪♪

※ちなみに2008年に公開された「インクレディブル・ハルク」のラストシーンで、ロバート・ダウニーJr.がトニー・スターク役で出演していたけど、時系列的には「アイアンマン3」の後にあのシーンへ繋がって、「アベンジャーズ」に流れていく…って感じなのかな?

■今後の「アベンジャーズ」の流れとしては…


2011年5月公開「ソー」(クリス・ヘムスワース主演)
 ↓

2011年7月公開「キャプテン・アメリカ」(クリス・エヴァンス主演)
 ↓
2012年5月公開「アベンジャーズ」となっていく感じみたいですね。

監督・製作総指揮はジョン・ファヴロー。

全米興行成績(2010年5月公開):初登場1位→1位→2位→4位→7位→9位→9位→ランク外
全米興行収入:3億421万ドル(6/20現在)。
日本興行成績(2010年6月公開):初登場2位→3位→3位→ランクイン中

※ちなみに前作「アイアンマン」の全米興行収入は以下の通り。
全米興行成績(2008年5月公開):初登場1位→1位→2位→3位→4位→6位→7位→9位→ランク外
全米興行収入:3億1841万ドル(歴代24位)。
日本興行成績(2008年9月公開):初登場1位→6位→6位→10位→ランク外

2010年6月11日公開
公式HP:アイアンマン2


アイアンマン2 ブルーレイ&DVDセット

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ザ・ウォーカー

2010年05月25日 | 映画(さ行)
(原題:THE BOOK OF ELI)
【2010年・アメリカ】試写で鑑賞(★★★☆☆)


世界にたった1冊だけ残された本を巡って繰り広げられるサスペンスアクション。

文明崩壊後のアメリカ大陸。ウォーカーと名乗る男(デンゼル・ワシントン)は、世界でたった1冊残る本を運び、30年もの間旅をしていた。ただ「西へ向かう」ということだけが手がかりで、ウォーカー自身も目的地を理解していない。一方、汚染されていない水脈を独占する事で独裁者となり、ある地域を支配していたカーネギー(ゲイリー・オールドマン)。世界が崩壊する以前の歴史を知っているカーネギーは、部下のレッドリッジ(レイ・スティーヴンソン)らに「ある本」を探させていた。そんなカーネギーが支配する町にやってきたウォーカー。酒場のゴロツキを一瞬にしてやっつけたウォーカーに興味を示したカーネギーは、盲目の娼婦クローディア(ジェニファー・ビールス)の娘ソラーラ(ミラ・クニス)を充てがい接待する。またソラーラも自分の知らない外の世界からやってきたウォーカーに興味を示していた。やがて、探し求めている本をウォーカーが持っている事を知り、カーネギーはウォーカーを執拗に追い回す…。



嫌いじゃない物語なんだけど、超大作っぽい宣伝展開に期待して観たため、かなり拍子抜けしてしまったのも事実。
限りなく★2個に近い3個ですね。
もしこれが劇場未公開で、DVDで鑑賞したとしたら★4個付けて大絶賛してたかも?
観る側のスタンスで感想が大きく変動する作品ですね♪



いや~、良くも悪くもB級作品です♪
ともやは好きです、こういうの。
ただ前にも書いたけど、超大作を観るという前提でなければ…。

宣伝ではその本が「最強の兵器」であると謳っているが、その正体は?
でもその正体よりも、ウォーカーの身体に起きていたある事情の方がビックリしたかも。
あ~、そうか、それであの場面であ~でこうか!

「ファイト・クラブ」や「ボーン・アルティメイタム」を手掛けたスタント・コーディネーターのジェフ・イマダのアクションは最高♪
デンゼル・ワシントンって50歳越えてるのに、あの動き=アクションができるなんでスゴい!
そういえばこの間観た「パリより愛をこめて」のジョン・トラボルタのアクションもスゴかったけど、この2人同い年なのね(トラさんの方が学年は1こ上。…学年って…笑)。
トラさんとデンゼルは「サブウェイ123 激突」でも共演してたね。
オヤジたち、まだまだ頑張って欲しいなぁ。

ちなみに後半で出てくるマーサ(フランシス・デ・ラ・トゥーア)とジョージ(マイケル・ガンボン)老夫婦のエピソードは好きだなぁ♪
いや、絶対これB級映画ですって!
こんな超大作っぽい宣伝しちゃダメダメ♪



マックス・ペイン」や「寝取られ男のラブ♂バカンス」のミラ・クニスも出てます♪
ポスト:ミシェル・ロドリゲスと言ってしまっていいでしょうね♪
ともやお気に入りです♪
ラストシーンがまた格好良いんだ♪♪

追伸。
資料には『「アバター」を破り全米1位を記録!』ってデカデカと書いてあるんだけど、ともや調査ではどこ調べてもそんな事実見つからないんだよなぁ。
よく見てみると、『BOXOFFICE MOJOより』って小さく書いてある。
実際にBOXOFFICE MOJOのサイトに行ってみると、ここは1日ごとの興行収入のランキングを発表しているところみたい。
そこを見ると確かに「ザ・ウォーカー」が公開された初日(2010/1/15)の興行記録だけ「アバター」を抜いて1位になってるww(16日以降はまた「アバター」が首位)。
…ま、確かに嘘では無い…わな(苦笑)。

監督はアルバート・ヒューズ&アレン・ヒューズ(ザ・ヒューズ・ブラザーズ)。
製作はジョエル・シルバー&デンゼル・ワシントンほか。
スタント・コーディネーターはジェフ・イマダ。

全米興行成績(2010年1月公開):初登場2位→3位→5位→7位→ランク外
全米興行収入:9453万ドル
日本興行成績(2010年6月公開):初登場5位→5位→8位→ランク外

2010年6月19日公開
公式HP:ザ・ウォーカー


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角川映画

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プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂

2010年05月22日 | 映画(は行)
(原題:PRINCE OF PERSIA:THE SAND OF TIME)
【2010年・アメリカ】試写で鑑賞(★★★☆☆)


2004年に発売された3Dアクションゲームを映画化。
古代ペルシャを舞台に、父王殺しの濡れ衣を着せられた王子が未知の冒険を繰り広げるアクションアドベンチャー。

史上空前の繁栄を極める古代ペルシャ帝国。スラムで育った少年ダスタンは、友人を救うための勇気ある行動をシャマラン王(ロナルド・ピックアップ)に認められ、養子として王宮へ迎え入れられる。
それから15年。「ペルシャのライオン」と異名をとるほどの勇者に成長した第3王子のダスタン(ジェイク・ギレンホール)。ある日、聖なる都アラムートが敵国へ武器の提供を行っている情報をつかんだペルシャ軍は、難攻不落のアラムートを襲撃を開始する。第1王子トゥス(リチャード・コイル)と第2王子ガルシヴ兄(トビー・ケベル)は、ダスタンに襲撃には加わらず見ているよう言われるが、ダスタンは独自に兵士たちを率いて襲撃に参戦。ダスタンの活躍のお陰でアラムートの征服に成功する。アラムートの王女で神に仕える身であるタミーナ(ジェマ・アータートン)は、自らの手で命を絶とうするが、ダスタンが戦利品として短剣=ダガーを手に入れた事を知り降伏する。征服されたアラムートにやってきたシャマラン王。戦勝の宴でダスタンは父王に法衣を贈るが、法衣に毒が仕込まれておりシャマラン王は絶命してしまう。暗殺の容疑をかけられてしまうダスタンだが、短剣を取り戻そうとするタミーナの助けを借り、アラムートからの脱出に成功する。実はこの短剣には「時間の砂」が納められており、これを使えば、時を戻し、過去を変え、世界をも支配する事ができるというモノだった。誤解を解くためにダスタンはシャマラン王の弟でよき相談相手のニザム(ベン・キングズレー)に接触を図るが、誤解は解けず、ニザムは闇の暗殺者集団ハッサンシンを差し向ける。ダスタンとタミーナは途中で出会ったシーク・アマール(アルフレッド・モリナ)やセッソ(スティーヴ・トゥーサント)らと冒険をする事になる…。




元となった「プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂」はプレイした事ありませんが、SFC版の「プリンス・オブ・ペルシャ」(1994年)はプレイしてました。
デフォルメに走る日本のゲームとは真逆に、ぐねんぐねん動くリアルな動きに驚愕しましたね。

劇中でもこの横スクロールアクションゲームを彷彿とさせるシーンも多々盛り込まれており、密かにワキャワキャしておりました♪

ゲームの「プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂」はPS2版だから、ブックオフとか探せば1000円くらいで買えるかな?
でもともやは「トゥームレイダー」系の3Dアクション苦手なのよねww。



割と普通に楽しめるアクションアドベンチャーでした♪
時間関係の映画なんで、タイムパラドックスがどうのこうのってツッコミも入りますが、こういう映画はそんなこと気にしない気にしない!
ジェリー・ブラッカイマー作品だしね。

しいて言えば、タミーナ姫を演じるジェマ・アータートンが、もうちょっと可愛ければなぁww。


↑「タイタンの戦い」のイオ役。


↑「007 慰めの報酬」のエージェント・フィールド役。


↑「パイレーツ・ロック」のデシリー役。

これから活躍していく女優さんなんだろうけど、いまひとつともやのツボでないのだな…。

…とはいえ、ベン・キングズレーは予想を裏切らない役回りを演じてくれますし、ある意味王道のアクションアドベンチャーです♪

追伸。
撮影はモロッコで行われたようだけど、アラムートの都の外観がすんごく綺麗♪
聖なる都だけあるな~って、見取れちゃいましたよ♪♪

※ゲームの方は、「ケンシノココロ」「二つの魂」「忘却の砂」とシリーズ化していっているので、これも続編ありそうですね~♪
すでにジェイク・ギレンホールとジェマ・アータートンは、続編契約にサインしてるっていうしね~♪

監督はマイク・ニューウェル。
製作はジェリー・ブラッカイマー。

全米興行成績(2010年5月公開):初登場3位→4位→6位→6位→8位→ランクイン中
全米興行収入:8610万ドル(6/27現在)。
日本興行成績(2010年5月公開):初登場2位→6位→9位→ランク外

2010年5月28日公開
公式HP:プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂


プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂 ブルーレイ DVDセット [Blu-ray]

ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社

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プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂 [DVD]

ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社

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Prince of Persia: The Sands of Time(「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」輸入盤サントラ)

Walt Disney Records

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レゴ プリンスオブペルシャ アラムートの戦い

レゴ

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■元となったゲーム作品はこちら

プリンス・オブ・ペルシャ~時間の砂~

ソニー・コンピュータエンタテインメント

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プリンス・オブ・ペルシャ~時間の砂~サウンドトラック

サイトロン・デジタルコンテンツ

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ハロウィン(2007年)

2010年05月17日 | 映画(は行)
(原題:HALLOWEEN)
【2007年・アメリカ】DVDで鑑賞(★★★☆☆)


1978年に制作されたジョン・カーペンター監督の「ハロウィン」をリメイクしたホラー映画。

アメリカ・イリノイ州の田舎町ハドンフィールド。10歳になるマイケル・マイヤーズ(ダエグ・フェアーク)には友だちもおらず、学校ではイジメの対象となっていた。ストリッパーの母デボラ(シェリ・ムーン・ゾンビ)は、同居する恋人のロニー・ホワイト(ウィリアム・フォーサイス)と喧嘩ばかり。姉ジュディス(ハンナ・ホール)もマイケルに冷たく当たっていた。そして10月31日のハロウィンの日。マイケルはイジメっ子の同級生を森の中で殺害。自宅へ帰った後にロニーと姉のジュディス、そして姉の恋人スティーブン・ヘイリーを皆殺しにしてしまう。マイケルは第1級殺人で有罪となり、スミスグローブ療養所へ収監される。そこでは児童心理学者のサミュエル・ルーミス博士(マルコム・マクダウェル)がマイケルの治療にあたるが、マイケルは事件当日の事はまったく覚えておらず、日に日に何も喋らなくなっていった。ある日、マイケルは療養所の職員をフォークで殺害する。その出来事に悲観したデボラは自殺をしてしまう。
それから15年後。巨漢の青年へと成長したマイケル(タイラー・メイン)は精神病院を脱走し、生まれ育ったハドンフィールドへと向かう。そのハドンフィールドでは、17年前赤ん坊だったブーが高校生となり、ローリー・ストロード(スカウト・テイラー=コンプトン)として新たな人生を送っていた。そして10月31日、ハロウィンの日。ルーミス博士はマイケルがハドンフィールドに戻っている可能性があるとリー・ブラケット保安官(ブラッド・ドゥーリフ)に忠告を促すが一笑に付されてしまう。一方、マイケルはローリーの友人リンダ(クリスティーナ・クリーブ)を殺害、アニー・ブラケット(ダニエル・ハリス)を半殺しにし、ローリーに近づいていく…。




1978年「ハロウィン」(原題:HALLOWEEN)
1981年「ハロウィンII」(原題:HALLOWEEN II)
1982年「ハロウィンIII」(原題:HALLOWEEN III:SEASON OF THE WITCH)
1988年「ハロウィン4:ブギーマン復活」(原題:HALLOWEEN 4:THE RETURN OF MICHAEL MYERS)
1989年「ハロウィン5:ブギーマン逆襲」(原題:HALLOWEEN 5:THE REVENGE OF MICHAEL MYERS)
1995年「ハロウィン6:最後の戦い」(原題:HALLOWEEN 6:THE CURSE OF MICHAEL MYERS)
1998年「ハロウィンH20」(原題:HALLOWEEN H20:20 YEARS LATER)
2002年「ハロウィン レザレクション」(原題:HALLOWEEN:RESURRECTION)

ジョン・カーペンターが作り上げた「ハロウィン」シリーズも9作目。
とはいえ、これはシリーズ続編ではなく1作目のリメイク作品。



最も邪悪な魂は
地獄に住もうとはせず
そこを抜け出して
静かに我々に紛れ込む
  サミュエル・ルーミス博士


ハロウィンの夜に現れて殺戮行為をしていく、ブギーマンという伝説上の現象=怪物を人間レベルの物語に持ってきた本作。
オリジナルではほとんど描かれなかったマイケルの子供時代の話。
ブギーマンは怪物ではなく、あくまで人間であると描いている点に賛否があったようだが、これはこれでアリ♪
ただ若者を殺しまくるスラッシャー映画に、深みが増しましたね♪

毎回シリーズに登場したルーミス博士を演じるのは、「時計じかけのオレンジ」(1971年)のマルコム・マクダウェル。
あれから35年近く経つんでだいぶおじいちゃんになってるけど、眼力はまったく変わらず!!
すごいなぁ。

劇中であのテーマ曲が流れると、『あぁ、「ハロウィン」なんだなぁ~』って実感。
ジョン・カーペンターの音楽的センスも再認識♪

※シリーズは一応全部観ているんだけど、「H20」か「レザレクション」のどっちかを観てないんだよね~。
この手のホラー映画ってTVで放映される事が無くなっちゃったんで、機会があったらレンタルで見直してみようっと♪

監督・脚本・製作はロブ・ゾンビ。
全米興行成績(2007年9月公開):初登場1位→2位→6位→ランク外
日本興行成績(2008年10月公開):ベスト10には入らず


ハロウィン [Blu-ray]

ジェネオン エンタテインメント

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Halloween(「ハロウィン」輸入盤サントラ)

Hip-O

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■シリーズ続編は2010年6月19日公開!

Halloween 2(「ハロウィンII」輸入盤サントラ)

Hip-O

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■オリジナルの「ハロウイン」シリーズはこちら

Halloween: 20th Anniversary Edition(「ハロウィン」輸入盤サントラ)

Varese Sarabande

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Halloween II(「ハロウィンII」輸入盤サントラ)

Colosseum

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Halloween III: The Season Of The Witch(「ハロウィンIII」輸入盤サントラ)

Varese Sarabande

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Halloween 4: The Return Of Michael Myers(「ハロウィン4:ブギーマン復活」輸入盤サントラ)

Varese Sarabande

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Halloween 5: The Revenge Of Michael Myers(「ハロウィン5:ブギーマン逆襲」輸入盤サントラ)

Varese Sarabande

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Halloween 6: Curse of Michael Myers(「ハロウィン6:最後の戦い」輸入盤サントラ)

Colosseum

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Halloween: Resurrection(「ハロウィン:レザレクション」輸入盤サントラ)
Danny Lux
Varese Sarabande

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グリーン・ゾーン

2010年05月16日 | 映画(か行)
(原題:GREEN ZONE)
【2010年・フランス/アメリカ/スペイン/イギリス】完成披露試写で鑑賞(★★★☆☆)


イラク戦争の大義とされた「大量破壊兵器」を巡り、その情報に疑問を抱いた一人の米軍兵士が真実を追求していくサスペンス・アクション。

イラク戦争開戦から4週間後。フセイン政権は陥落し、米軍駐留地域=グリーン・ゾーンの外は無政府状態に陥っていた。米国陸軍のロイ・ミラー上級准尉(マット・デイモン)率いるMET隊は、イラクの首都バグダッドで大量破壊兵器を捜索するも、兵器はおろか、その痕跡すら掴めずにいた。ミラーは次第に情報源への疑いを強めていくようになる。MET隊がアンマンスール地区へ大量破壊兵器の捜索に向かった時、英語が堪能なイラク人のフレディ(ハリド・アブダラ)がある情報を持ってくる。大量破壊兵器発見に繋がる政府要人が近くの民家に集まっていると言う。数名の部下とフレディを連れて現場に向かったミラーは、そこでフセイン政権での最高幹部アル・ラウィ将軍(イガル・ノール)の側近サイード(サイード・フラージ)を捕獲する。ミラーはラウィ将軍の潜伏先を聞き出すために尋問を開始するが、そこへ現れた米国陸軍ブリッグス少佐(ジェイソン・アイザックス)がサイードを無理矢理連れ去っていってしまう。ミラーの手元に残ったのは、サイードから押収した1冊の手帳のみ。いくら探しても見つからない大量破壊兵器と特殊部隊の不可解な動きに疑念を募らせたミラーは、宮殿のプールでCIAの古参エージェントであるマーティ・ブラウン(ブレンダン・グリーソン)と落ち合う。中東情勢の専門家であるブラウンは、戦後のイラクの民主化計画を巡って国防総省情報局のクラーク・パウンドストーン(グレッグ・キニア)と敵対しており、ミラーと同じように消えた大量破壊兵器の謎を追っていた。ラウィ将軍を捕まえる事が大量破壊兵器発見の近道だと睨んだミラーは、ウォール・ストリート・ジャーナル紙の女性記者ローリー・デイン(エイミー・ライアン)が過去に執筆した記事を調べ、【マゼラン】と呼ばれる匿名のイラク政府高官が大量破壊兵器の情報源である事を突き止める…。



完成披露試写で観たのが2月だったんで、かなり放置してました(笑)。
「ボーン・スプレマシー」(2004年)と「ボーン・アルティメイタム」(2007年)以来となる、マット・デイモンとポール・グリーングラスのタッグ作品。
(今調べてビックリしたのが、「ボーン・アイデンティティー」(2002年)はポール・グリーングラス監督ノータッチだったんだぁ…)
キャッチコピーにある『114分あなたは最前線へ送り込まれる。』は、嘘偽りありませんでした♪
もう上映中、緊迫感が途切れる事が無く、ずっとドキドキハラハラしっぱなし♪



この映画のテーマともなっているのが、当時ニュースでも連日報じられた大量破壊兵器の存在。
そして他国に支配され、他国の思惑によって動かされる国に住むイラク人の思い。
これはワシントン・ポストの記者ラジブ・チャンドラセカランのノンフィクションを原作にしているので、ここで描かれている出来事はほぼ真実なんだよね?
う~ん、怖いな国家って。

基本的に戦争映画は大嫌いなともやですが、これは戦場を舞台にしたサスペンス映画だったんで、かなり楽しめちゃいました♪

監督・製作はポール・グリーングラス。
全米興行成績(2010年3月公開):初登場2位→5位→7位→ランク外

2010年5月14日公開
公式HP:グリーン・ゾーン


グリーン・ゾーン 【ブルーレイ&DVDセット・2枚組】 [Blu-ray]

ジェネオン・ユニバーサル

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Green Zone(「グリーン・ゾーン」輸入盤サントラ)
John Powell
Varese Sarabande

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グリーン・ゾーン(国内版サントラ)
ジョン・パウエル
ジェネオン・ユニバーサル

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グリーン・ゾーン
ラジブ・チャンドラセカラン
集英社インターナショナル

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マイ・ブラザー/試写状

2010年05月11日 | 懸賞
本日届いたのは、2004年に公開されたデンマーク映画「ある愛の風景」(原題:BRODRE)をハリウッド・リメイクした、「マイ・ブラザー」(原題:BROTHERS)の試写状。



これはショウビズで見て以来、気になっていた作品。
ともやだって、こういうヒューマンドラマに興味を示すのよ(笑)。

物語はこんな感じ。

アフガニスタンで兵役に当たっている夫・サムの帰りを待つグレースの元に、サムの訃報が届く。
絶望のふちにいるグレースと二人の娘を慰めてくれたのは、サムの弟、トミーだった。
そんなある日、まさかの帰還をしたサムだったが、まるで別人のように変ぼうしていた…。


優秀な兄と駄目な弟、そしてその間で揺れる女性。
まるで「タッチ」なシチュエーション。
こういうのは普遍的なのよね。



出演は、トビー・マグワイアジェイク・ギレンホールナタリー・ポートマンサム・シェパードなど。

この記事を書くためにいろいろ調べたら、これ元々はデンマーク映画で、それのハリウッド・リメイクなのね。
この事実を知って、今まで持っていた興味が急激に薄れていってます。
だってオリジナルは観てないけど、絶対オリジナルの方が面白いと思うしね。

ナタリー・ポートマンは気になるけどな~。
ジェイク・ギレンホールもこの間観た「プリンス・オブ・ペルシャ」が面白かったしな~。
試写会までにオリジナルをちゃんと観ておこうかな?
う~ん。

監督はジム・シェリダン

全米興行成績(2009年12月公開):初登場3位→6位→9位→ランク外

2010年6月4日公開
公式HP:マイ・ブラザー


■オリジナル作品はこちら

ある愛の風景 スペシャル・エディション [DVD]

角川エンタテインメント

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ぼくのエリ 200歳の少女

2010年05月07日 | 気になる映画
気になる映画。
ともやの琴線に激しく触れる映画を発見しました。

ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト原作の小説「モールス」を映画化。
2008年に公開されたスウェーデン映画「ぼくのエリ 200歳の少女」(原題:LAT DEN RATTE KOMMA IN/英題:LET THE RIGHT ONE IN)



物語はこんな感じ。

いじめられっ子で繊細な12歳の少年オスカー。
友達が欲しいという孤独な少年の願いは、同じ12歳のエリが父親と共に隣の家に越してきたことで叶えられた。
しかし、青ざめた顔をしたエリの外出は夜の間だけで、彼女はキャンディも食べられない。
そしてエリが現れたのと時を同じくして、街では不可解な失踪や殺人が次々と起こり始める。
恐ろしい話が大好きで内向的なオスカーは、エリがヴァンパイアだと気づく。
ふたりの幼い恋が終わるかに見えたとき、オスカーに最大の悲劇が襲いかかる…。




日本での公開は7月上旬
監督はトーマス・アルフレッドソン
出演はカーレ・ヘーデブラントリーナ・レアンデションペール・ラグナルなど。

ともやの勝手な思い込みなのだが、「フライト・ナイト」「小さな恋のメロディ」を足した映画? …なんて想像している次第ですww。

すでにハリウッドでのリメイクも決まっているみたいですね。
監督は「クローバーフィールド」マット・リーヴス

ともやが大好きなギレルモ・デル・トロ監督も絶賛しているので、大注目!


Let the Right One in(「ぼくのエリ 200歳の少女」輸入盤サントラ)

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くもりときどきミートボール

2010年05月07日 | 映画(か行)
(原題:CLOUDY WITH A CHANCE OF MEATBALLS)
【2009年・アメリカ】DVDで鑑賞(★★★☆☆)


ジュディ・バレット原作の絵本を3D映画化したアニメーション。
風変わりな発明ばかりしている青年の新発明で、空からいろいろな食べ物が降ってくるようになった町で繰り広げられる大騒動をコミカルに描いたファンタジー映画。

スワロー・フォールズという小さな港町。この町で育ったフリント・ロックウッド(声:ビル・ヘイダー)は、小さい頃から変な物を発明してばかりで、町の人から変人扱いされ、警官のアール(声:ミスター・T)からも目を付けられていた。大人になった今もフリントは偉大な発明家になることを夢見ているが、釣具屋を営む父ティム・ロックウッド(声:ジェームズ・カーン)は自分の店をフリントに継いでもらいたいと思っていた。そんなある日、フリントは水を食べ物に変えるマシンを発明する。ちょっとした事故からそのマシンは空高く飛んでいってしまうが、何と雨雲からチーズバーガーが降ってくる。今までイワシしか食べられなかった町の人々は大喜び。市長(声:ブルース・キャンベル)もこれを使った町起こしを画策する。一躍ヒーローになったフリントは、お天気レポーターのサム・スパークス(声:アンナ・ファリス)に恋をし、すべては順調に進むと思われたが、負荷の掛かったマシンは暴走し、巨大な食べ物を降らせ始める…。



アメリカでは1億ドルを越える興行成績を挙げて、第67回ゴールデングローブ賞・アニメ賞にもノミネートされているにも関わらず、日本ではランキングにも入らない大コケ状態。
ま、よくあることだよねww。

DVDなので、2D鑑賞。
もちろん字幕版で観ました。
だって、強欲な市長役をブルース・キャンベル♪ 警官アール役を「特攻野郎Aチーム」のB・A(モヒカン頭の天才メカニックね)がやってるんですもの♪
ミスター・Tが演じているからこそ、ラストでクラッカーを船で突き破るシーンでの【T】の字が活きてくるんだけど、吹替え版だとチンプンカンプンでしょうね~。



ま、普通に面白かったんですが、ちょっと子供の心を失っていたのかな?
何か【衛生面】とか食べ物を粗末にする【道徳観】が頭を過りまくって、素直に楽しめない自分がいました(笑)。
ちょっと前にコカコーラのCMで、下水道からポップコーンが溢れてくるのを喜んで食べている子供のシーンにもちょっと眉をしかめていたともやです。
別にそんな潔癖性ってわけじゃないんですけどねww。

あと特典のメイキング映像で、リアルな表現を再現するためにスタッフが屋上からハンバーガーを落としてそれを撮影して…ってシーンがあったけど、あれにもちょっと眉をしかめちゃったともやです。
食べ物は粗末にしちゃ駄目!
日本だったら、「ハンバーガーはスタッフが後で美味しく頂きました」って、テロップ入るよね(笑)。

ただこうして作られただけあって、食べ物は本当美味しそうでした♪
あのスパゲッティの竜巻はスゴかったです♪

このキャラクターは嫌いじゃないです。
目がなんとなく「パワー・パフ・ガールズ」みたいな感じww
ゼリーのプールに沈んで、腹打ちしてるフリントを見上げるサムが可愛かった♪



そして、猿のスティーブかわゆぃ♪
このスティーブは、フリントが少年の頃に作った翻訳機でしゃべることができるのだ。
これらのフリントが作った失敗作が、後々役に立つという展開はいいよね~。

監督・脚本はフィル・ロード&クリストファー・ミラー。
全米興行成績(2009年9月公開):初登場1位→1位→2位→3位→6位→9位→ランク外
日本興行成績(2009年9月公開):ベスト10には入らず
全米興行収入:1億1520万ドル(2009年10/26現在)


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