(原題:UP)
【2009年・アメリカ】試写で鑑賞(★★★☆☆)
ピクサー映画の10作目にして、初の3Dアニメーション。
偏屈で孤独なガンコ老人が亡き妻との約束を果たすべく、我が家に大量の風船をつけて大冒険に出発するアドベンチャー映画。
1930年代。伝説的な冒険家チャールズ・マンツ(声:クリストファー・プラマー)。世界中を旅して、数々の歴史的な遺跡や動植物を発見していった。ある時、南米の秘境で"パラダイスの滝の怪物"とされる骨を持ち帰るが、全米冒険家協会からニセモノと鑑定されてしまう。プライドを傷つけられたチャールズは、生きた標本を捕まえると言い残し、消息を絶ってしまった。一方、飛行帽とゴーグルがトレードマークのカール少年(声:ジェレミー・レアリー)は、冒険家に憧れるシャイで無口な少年。同じく冒険家に憧れる少女エリー(声:エリー・ドクター)と出会う。
19歳になったカールは、エリーと結婚。2人が秘密基地として遊んでいた廃屋を改装して、自分たちの新居とし、幸せな結婚生活を送っていた。老夫婦になっても2人は仲よく人生を送っていたが、エリーは病気で帰らぬ人となってしまう…。
78歳になったカール・フレドリクセン(声:エド・アスナー)は、思いでの家に独りで暮らす日々を送っていた。しかも土地開発のために、家を壊される寸前まで追い込まれていた。意を決したカールは、家に大量の風船をくくり付け、かつて少年の頃にエリーと約束した"パラダイスの滝"を目指して大空に旅立っていった。だが、ひょんなことから近所に住むラッセル少年(声:ジョーダン・ナガイ)が空飛ぶ家に偶然乗り合わせてしまうことに。カールは渋々ながらもラッセルを家に招き入れ、一緒に旅をすることになるのだが…。
あぁ、また3D作品を2Dで観てしまった。
しかし、字幕版での鑑賞だったんで、下手なタレントの吹き替えじゃなかったことに感謝せねば…ですね。
一応毎回ピクサー作品は、観るごとに凄い技術に驚きがあるんだけど、今回はその驚きの3D技術で観る事ができなくて残念。
お話はすご~いシンプルで地味。
宮崎作品で例えちゃうなら、「紅の豚」に位置するような物語でしょうね。
基本的にじいちゃん頑張る系の映画って大好物なんです。
(日本映画には無いジャンルだしね)
ハンプティ・ダンプティのようなラッセル少年や、犬のダグ(声:ボブ・ピーターソン)は可愛いし、空飛ぶ家と飛行船とのドッグファイトは、「天空の城ラピュタ」でのタイガーモス号とゴリアテの空中戦みたいだし、ツボな部分は多いんだけど、いつものピクサー作品のようにワクワクが足りなかったように感じてしまう。
2Dで観ちゃったからなのかなぁ?
監督・脚本・原案はピート・ドクター。
共同監督・脚本・原案はボブ・ピーターソン。
全米興行成績:初登場1位→1位→2位→3位→3位→4位→6位→8位→8位→ランク外
全米興行収入:2億9300万ドル(歴代33位)
ちなみにピクサー作品と言えば、本編前に上映される短編アニメも楽しみのひとつ。
今回はコウノトリが運ぶ赤ちゃんの秘密に迫った
「晴れときどきくもり」(原題:PARTLY CLOUDY)。
雲とコウノトリの友情を描いたファンタジー。
監督はピーター・ソーン。
2009年12月5日公開
公式HP:
カールじいさんの空飛ぶ家
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