ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

新耳袋 現代百物語 第十夜/木原浩勝、中山市朗

2005年06月28日 | BOOK
本日読み終えた本。
木原浩勝中山市朗・著の「新耳袋 現代百物語 第十夜」
ともやは恐がりなのに怖い話が大好きなのである。
寝る前に数話ずつ読みながら、ようやく読了。
このシリーズは、因縁がこう、昔にこんな事件があってこう…という話ではなく、ただこんな怪異があったというのを淡々と綴った物語。
幽霊に関する話もあれば妖怪や狐狸に関する話、宇宙人の仕業?…なんて話もある。
その怪異に関する謎解きは行わない。
これが純粋に面白いのである。

よく実話系のこういう本で、どう考えても語り部である本人が怪異に襲われ、この話を誰がどうやって知ったの? っていう本があるけど、そういうのを見るとただただドン引きしてしまう。
実話じゃないじゃん、創作じゃんって。

今回でとりあえずシリーズ完結だけど、第四夜の「山の牧場にまつわる十の話」は本当に怖かった。
別に霊が出るとかそういう話ではなかったんだけど、とことん不思議であるという怖さ。理解できないモノに対する恐怖。
この話は、いつ読み直してもゾクゾクします。


新耳袋―現代百物語〈第10夜〉

メディアファクトリー

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テレビ&芸能界の雑学

2005年06月27日 | BOOK
本日読み終えた本。
別冊宝島の「テレビ&芸能界の雑学」
まぁ、半分以上は知っているネタだったんだけど、今後いろいろとクイズ問題とかを作成するのに役立ちそう。
キムタクのドラマ「ギフト」が再放送されない理由とか、ちょっと『ふぅ~ん』なネタなど、いい暇つぶしになりました。


テレビ&芸能界の雑学 最新版―見るのが100倍面白くなる

宝島社

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ヴィッキー・チャオのマイ・ドリーム・ガール

2005年06月26日 | 映画(あ行)
(原題:炮製女朋友/MY DREAM GIRL)
【2003年・香港】DVDで鑑賞(★★★★☆)


本国では大人気でも、日本では今ひとつな微妙な位置付けにあるヴィッキー・チャオの未公開作品。

主人公のニン(ヴィッキ・チャオ)は上海の工事現場で働く貧乏な女の子。ある日、ニンの元に生き別れになっていた父親が現れる。その父親は自動車工場を経営する大金持ち。しかし、長年の貧乏暮らしで、ニンには女の子らしい部分がまるで無し。そこで、娘を3ケ月で社交界デビューできる女性になるようにと、香港からスタイリストを雇うことにする。そこに現れたのは軽薄な詐欺師ラム(イーキン・チェン)だった。初めて会った瞬間にニンはラムを気に入り、ラムはニンのスタイル・コーディネーターとして雇われることになる。とはいえ、スタイリストなどしたことがないラムは、次から次へとニンに変な格好をさせてしまう。ラムの素性を怪しんだ社長は1週刊語のパーティで、ニンがキチンとした振る舞いをできるかという試練を与える。困ったラムは…。

「マイ・フェア・レディ」のような設定のラブコメディ。
まぁ、ひとつ言えることは、ヴィッキー・チャオが好きな人、イーキン・チェンが好きな人以外は観なくても大丈夫な作品。
ヴィッキー・チャオは「少林サッカー」でしか知らない人が多いかもしれませんが、ちょっと乙葉に似た感じの可愛い女優さんです。
個人的には「ヘブン・アンド・アース」の頃の彼女が好き! 
「クローサー」みたいなアクション作品も観てみたいなぁ。
もっと未公開の作品が日本でも観られますように(なむ~)。

劇中で『香港人だから馬鹿にされるのよ』という台詞がありましたが、香港と上海ってそういう位置づけなのかな? 
上海の方が香港より都会っていうこと? 
香港と上海の微妙な温度差的な面白さもあるんだろうなぁ(ともやはさっぱり判らないけど)。
お隣の国とはいえ、知らないことはまだまだあります。

上海にやってきたイーキンが見せる意味のないカンフー、棍棒のような金華ハムで殴られるイーキン、けっこうツボなシーンは多いです。

監督はイップ・ワイマン。


マイ・ドリーム・ガール [DVD]

フルメディア

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エル・コロナド 秘境の神殿

2005年06月26日 | 映画(あ行)
(原題:CORONADO)
【2003年・アメリカ/ドイツ】DVDで鑑賞(★★★★☆)


街を壊すの大好き! ローランド・エメリッヒ監督にゆかりのあるスタッフが作りあげた痛快娯楽アドベンチャー。

ビバリーヒルズに住んでいるクレア・ウィンスロウ(クリスティン・ダッティーロ)は、婚約者のウィル・ギャラガー(マイケル・ローリー)が大事な書類を忘れてスイスへ旅立ってしまったことを知り、書類を持ってスイスへと向かう。しかし、そこにウィルも会社も存在していなかった。困惑したクレアは、書類の中身を調査し、婚約者がスイスではなくコロナドに向かったことを知る。ウィルを追ってコロナドに辿り着いた派いいけれど、そこは独裁者のラモス大統領(ジョン・リス=デイヴィス)と反政府軍が内乱を起こしている武装地帯であった。クレアはそこで反政府軍の取材をしているTVリポーターのアーネット・マクルア(クレイトン・ローナー)と出会う。宿泊していたホテルの部屋を爆破されてしまったクレアは仕方なく、アーネットと一緒に行動をするようになる…。

「インディ・ジョーンズ」系の映画かと思っていたら、まったく違いました。
でも純粋に楽しかった~! 
巨大な木で出来た橋のシーンとかドキドキワクワク。
アドベンチャー映画はこうでなくっちゃ。



ちなみにここで登場する戦闘機はタイガー・シャーク(「エリア88」でカザマ・シンが搭乗していた機体)? 
あと、タオサパカの神殿を利用した反政府軍の基地が格好良いのだ! 
密林の滝の中から垂直離陸機が発進! 



これまた「エリア88」の基地を思わせるイカス舞台設定。
独裁者政権を打ち破る反政府軍のクーデターを描いているのだが、内容自体は軽~くあっさり、めっちゃ痛快な作品です。



ヒロインのクリスティン・ダッティーロもそこそこ可愛く、変な大作映画よりもよっぽど楽しめる1本。

監督はクラウディオ・ファエ。


エル・コロナド 秘境の神殿

日活

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ダイロンの少女/高千穂遥

2005年06月23日 | BOOK
本日読み終えた本。
高千穂遥「ダイロンの少女」
クラッシャージョウ・シリーズ10作目。

不思議な力を持つネネトと、その力を欲するゴーフリー帝国の独裁者ルキアノス。
負傷をしたネネトを護衛しながら病院施設に運び届けるのが、今回の任務内容。
ルキアノスがネネト奪取のために用意したのは、タロスを凌駕するほどの最強サイボーグ軍団。
クラッシャーたちの運命は…?


スペース・オペラという言葉を久しく聞くこともなくなったが、この作品は間違いなくスペース・オペラの傑作である。
…っていうか、シリーズが始まってから20年以上経っているのに、作品の中ではまだ3年しか経ってないのね(笑)。
ある意味、水戸黄門のように予定調和の物語なんだけど、変わらないキャラクターを安心して楽しむことが出来ます。
若い頃にインプットされた記憶というのは、なかなか揺るがないもので、
ジョウは竹村拓。
アルフィンは佐々木るん。
タロスは小林清志。
リッキーは小原乃梨子。
小説中の台詞は、このキャストの声に自動変換されるんですよね。

また映画とか作らないのかなぁ。
映画の主題歌の「NEVER END」って、今でも割と好きなんだけどなぁ。
旅に終わりはない~♪


ダイロンの聖少女 クラッシャージョウ(10)

朝日ソノラマ

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レイザーサンクション

2005年06月20日 | 映画(ら行)
(原題:AVATER)
【2004年・シンガポール】DVDで鑑賞(★★★☆☆)


近未来の世界を舞台に描かれたSFサスペンス映画。

物語の舞台は、2023年の巨大都市シンタワン。この世界ではサイバーネットが全ての人間のIDを管理していた。しかし犯罪者たちはSIMと呼ばれる偽のIDを取得し、その管理から逃れていた。主人公のダッシュ・マッケンジー(ジュヌヴィエーヴ・オライリー)は、そんな犯罪者たちを追いつめる賞金稼ぎ。ある日、ダッシュは、この世界で5大企業ともいえるエントロポリス社から以来を受ける。内部の人間エドワード・チャンが極秘情報を持って逃走してしまったという。その情報は、SIMに代わる偽IDを習得する神経モーフィングに関するモノ。ダッシュはチャンを追いつめるが、何者かの手によってチャンを殺されてしまう。この事件の裏にきな臭いモノを感じるダッシュ。同じ想いを抱いているホアン刑事と行動を開始し、2人は驚愕の事実を知ることになる…。

シンガポールの映画を観るのは初めてですが、変な日本映画よりは全然いいですね。
サイバースペースで行われるゲーム。
神の領域を得ようとする人間たち。
「マトリックス」よりは判りやすい話。

ジャケを見て、何となく「アンダーワールド」っぽいものかと思ってたんですが、
鈴木光司の「ループ」を思わせるような映画でした。
(いや、根本的には全然違うんだけどね)
それにしても「リング」三部作の「ループ」は、映像化しないのかなぁ?
あれを映像でも表現できるような脚本家がいないのかもね、哀しいことに。
「ループ」はホラー系ではなくなっちゃってるけど、「リング」と「らせん」を集結させる壮大な物語なのになぁ。

監督はジャン・ホンクエ。

※シンガポールでもこういう映画を作っているんだぁ…とビックリな1本。


レイザーサンクション

ビデオメーカー

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花の子でなくてもルンルン♪

2005年06月18日 | etc.
ともやの家から歩いて1分ほどのところにある公園。
ここはともやの息抜きスポットである。
ここの公園を管理している人たちは、非常にマメな人たちで、花壇の花など季節ごとに植え替えたりしているのだ。
だからこの公演はいつ来ても季節の花が咲き乱れている。
一概に花といっても、いろいろな色があり、形があり、見ていて飽きることがない。









こんな花を眺めながらベンチでぼぉ~っとするのが、一番のリフレッシュに繋がるのだ。
東京のど真ん中というのに、いろんな野鳥にも出会えるし、もちろん散歩にやってくる犬を愛でるのもひとつの楽しみ。
今日はパグをいいこいいこできました。
もう、パグ可愛い~。
(ともやの大好きわんこは、パグとコーギーなのだ!)

彼女は夢見るドラマ・クイーン

2005年06月18日 | 映画(か行)
(原題:CONFESSIONS OF A TEENAGE DRAMA QUEEN)
【2004年・アメリカ】DVDで鑑賞(★★★☆☆)


歌手としても日本で中高生に大人気! 
リンジー・ローハン主演のガールズ・ムービー。

ニューヨークに住んでいたローラ・ステップ(リンジー・ローハン)は、おしゃれと音楽(シッダルタのボーカル、ステュー・ウルフを崇拝)が大好きで、女優になることを夢見ている普通の女の子。だけど、家の事情で郊外にあるニュージャジーに引っ越すことになってしまう。刺激のない町へやってきてふてくされていたローラ(本当の名前はメアリーなのだが、気に入らない名前なので自らローラと名乗っているのだ)だったが、新しく通うデルウッド高校で、シッダルタの熱狂的ファン(彼女が好きなのはギターのスティーヴ)のエラ・ジャラード(アリソン・ピル)と仲良くなる。行き当たりばったりで無鉄砲なローラに反して、エラは真面目でウソが嫌いで超堅物で地味な女の子。転校早々、その学校の女王様的存在のカーラ(ミーガン・フォックス)に目を付けられるロ-ラ。ある日学校でジョジ・パナード・ショウの「ピグマリオ」を現代風にアレンジした舞台をやることになり、主演の座をかけて争うことになるローラとカーラ。オーディションの結果、主演を勝ち取るローラ。そんな最中、ローラとエラが崇拝するシッダルタが解散することになり、どうにかしてニューヨークで行われる解散コンサートへ行こうとあがく2人。セレブにコネがある父親を持つカーラは、解散コンサートとその後に行われるチケットを入手し、2人に見せびらかせる。負けん気の強いローラは、自分もチケットを持っているとウソをついてしまう。2人はシッダルタに会えるのか? そして舞台「ピグマリオ」は? 

学園モノの王道ともいえる青春ムービーです。



ローラとエラの凸凹っぴりがおかしくて笑えます。

それにしてもリンジーはディズニー作品ばっかりですなぁ。
良い子、優等生ってイメージがあるのかな? 



最後「ピグマリオ」の舞台で唄うリンジーは、歌手の本領発揮で圧巻。
めちゃめちゃ格好良いです。
サントラを買っておきべきか。

あとかぶり物が大好きなともやは、リンジーがフラミンゴの帽子を被っているシーンで、萌えメーターがMAXに(笑)! 
めっちゃ可愛い~!
あとダンス・レボリューションのようなゲームでカーラと争うシーンは格好良いですね。

監督はサラ・シュガーマン。


彼女は夢見るドラマ・クイーン

ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント

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Confessions of a Teenage Drama Queen(「彼女は夢見るドラマ・クイーン」輸入盤サントラ)

Hollywood

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彼女は夢見るドラマ・クイーン オリジナル・サウンドトラック
サントラ, リンジー・ローハン, シェリ, アトミック・キトゥン・フィーチャリング・クール&ザ・ギャング, シンプル・プラン, リリックス
エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ

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お笑いブームの波に乗り!

2005年06月18日 | etc.
本日手に入れた優れものグッズ。
ガチャガチャなんですけどね。
バンダイの『ネタボイス~ワタナベエンタテインメント~』
ともやが手に入れたのは、マイケルの『~マイケル!』ってボイスが出るモノ。
これはいろいろな無限の可能性と応用ができそうですぞ。



■御飯を食べる時。
ともや『さて、夕ご飯でも作ることにし…』
(スイッチオン!)
『~マ~イケルッ!』
■お風呂に入る時。
ともや『さて、そろそろお風呂に入ることにし…』
(スイッチオン!)
『~マ~イケルッ!』
■眠くなった時。
ともや『さて、そろそろ寝ることにし…』
(スイッチオン!)
『~マ~イケルッ!』
■愛猫のいたずらを叱る時。
ともや『コラ! そんなことし…』
(スイッチオン!)
『~マ~イケルッ!』
(もう意味が分かりません!)

…。
無限?
可能性?
応用?

ふっ!( ̄_J ̄)

ちなみにこのガチャガチャのラインナップ。
1・波田陽区『…って言うじゃな~い?』
2・波田陽区『残念!』
3・波田陽区『斬り!』
4・波田陽区『切腹!』
5・アンガールズ『あいあい』
6・アンガールズ『ジャンガジャンガジャンガジャンガジャンジャーン♪』
7・青木さやか『どこ見てんのよ!』
8・青木さやか『ふざけないでよ!』
9・マイケル『~マイケル!』
10・マイケル『マイケル、マイケル』
の全10種類。
ともやが持ってるのは9番ですね。
6番の『ジャンガジャンガ♪』欲しいなぁ。
こっちの方がいろいろ活用できそうなんだけどなぁ。

キャッチコピーは【彼らは、すでに地球にいる】

2005年06月17日 | 懸賞
本日届いたのは、スティーブン・スピルバーグ監督の最新作「宇宙戦争」劇場鑑賞券と3Dホノグラフ・ポストカード
出演はトム・クルーズダコタ・ファニングなどなど。



本来は13日に日本武道館で行われる予定だったワールドプレミア試写会の懸賞だったのだが、セキュリティ面の問題で中止になったもの。
その代わりにプレミアが鑑賞券に変更。
3Dポストカードは企画変更に対するお詫び?
だったらプレスシートとか送って欲しかったなぁ(えぇ、読者なんてわがままな生き物ですから)。

それにしてもこのキャッチコピーを見る限りだと、オリジナルのあのオチをまるっきり変えてしまうってコトかな?
あのオチを大幅に変えてしまうと、「宇宙戦争」である必然性はあるのかなぁ…とか思いながら、スピルバーグが描く初の悪者宇宙人映画を楽しませてもらうことにいたしましょう。

追伸。
あれ、今日になってもあの映画の試写状が届かないのはどういうこと?
プレミアは明日なのに…。
あることが決まって、ともやの運はそっちに持ってかれたってことなのかしらん?
まぁ、いいや。
そっちは劇場でゆっくりと堪能することにしようっと。

公式HP:宇宙戦争


War of the Worlds
Original Soundtrack(輸入盤)
Decca

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映画「宇宙戦争」オリジナル・サウンドトラック
サントラ(国内盤)
ユニバーサルクラシック

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宇宙戦争

早川書房

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宇宙戦争

角川文庫

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宇宙戦争(オリジナル作品)

パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン

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アサシン/暗・殺・者

2005年06月17日 | 映画(あ行)
(原題:POINT OF NO RETURN)
【1993年・アメリカ】ビデオで鑑賞(★★★☆☆)


リュック・ベッソン監督の「ニキータ」を、ハリウッドでリメイクするとこうなるという映画。

物語の主人公はヤク中の少女マギー(ブリジット・フォンダ)。警察官を銃で殺し、取り調べの警官の手に鉛筆を突き刺す荒くれ少女。その結果、裁判所で死刑の判決を言い渡される。そんなマギーの元に、ボブと名乗る男(ガブリエル・バーン)が現れる。『私の元で訓練を積むか、死ぬか』の選択を迫られる。否応なくマギーは、政府機関の秘密工作員に仕立て上げられてしまう。射撃、格闘術、コンピューター…さまざまな訓練を行うマギー。ある日、マギーはボブに連れられ、あるレストランに赴く。そこでボブからプレゼントの箱が手渡される。喜び勇んで堤を開けると、中から出てきたのはヘンメリM280。ボブは言う。『上の席にいる男を3分で殺してこい』。それだけ言うとボブは立ち去ってしまった。マギーはSPとやり合いながらも任務を遂行、これが認められ、永かった訓練生活から卒業することが出来た。マギーはニーナというコードネームと、コンピューター・セールスのクロ-ディアという仮の身分を与えられる。出会ってすぐに同棲を始めた写真家のJ・P(ダーモット・マロニー)と幸せな生活を送り始めたが、すぐに組織から仕事の依頼が舞いこんでくるようになる。やっと手に入れた幸せを壊さないようにしながら、組織の任務をこなしていくマギー。そして…。

ボブとJ・Pが初めて合っった時に反目しあったり、ラストシーンなど多少の演出の違いなどはあるが、ほぼオリジナルに忠実過ぎるほどのリメイク作品。
これはこれでアリな作品なんだけど、2本続けて見比べてしまうと、ブリジット・フォンダには痛々しいまでの悲壮感、心の痛みというのが伝わってこないのだ。



どうしても線の細いお嬢様ーー品の良さ的な感じが拭いきれない(まぁ、そういう女性が実は殺し屋っていうギャップを狙っているのかもしれないけれど)。
後半に出てくる掃除人と呼ばれる殺し屋ヴィクター(ハーヴェイ・カイテル)が、ターミネーターを思わせるいいキャラクターでした。

ラストシーンは、こっちの作品の方が好きです。
クレジットを見るとハンス・ジマーが音楽を担当してますね。
ふむふむ。

監督はジョン・バダム。


アサシン/暗・殺・者 [Blu-ray]

ワーナー・ホーム・ビデオ

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アサシン 暗・殺・者

ワーナー・ホーム・ビデオ

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Point Of No Return: Music From The Original Motion Picture Soundtrack
Original Soundtrack(輸入盤)
RCA

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アサシン
サントラ(国内版)
ビクターエンタテインメント

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スローグッドバイ/石田衣良

2005年06月16日 | BOOK
本日読み終えた本。
石田衣良「スローグッドバイ」
初の恋愛短編集。
「泣かない」「十五分」「You look good to me」「フリフリ」「真珠のコップ」「夢のキャッチャー」「ローマンホリディ」「ハートレス」「線のよろこび」「スローグッドバイ」の10篇が収められている。
犯罪も起こらなければ、人が死ぬこともない。
様々な男女の日常が石田衣良らしい爽やかな文章で描かれている。
恋人に傷つけられ泣くことができなくなった女の子。
自分自身をひどいブスと思いこんでいる女の子。
恋人同士の振りを続ける男女。
セックスレスに悩む女の子。
才能を持った卵にしか興味を示さない女の子。
様々な物語、いや、ワンシーンが語られていく。
あぁ、20代の時は、こんなような時期もあったなぁって、ほのぼのさせられました。
お気に入りのエピソードは「真珠のコップ」。


スローグッドバイ

集英社

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バットマン ビギンズ

2005年06月15日 | 映画(は行)
(原題:BATMAN BEGINS)
【2005年・アメリカ】試写会で鑑賞(★★★★★)


「バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲」から8年。
アメコミヒーローであるバットマン誕生を描いた新作アクション映画。

ブルース・ウェイン(クリスチャン・ベール)は、少年時代に両親を殺されて以来、心に闇を抱いて生きてきた。罪悪感と怒り。押さえきれない復讐心。そして、両親が教えてくれた博愛の精神を受け継がなくてはならないという使命感。様々な想いを抱えながらブルースは、世界中を放浪していた。犯罪者の心理を知るため自ら罪人となったブルースの前に、デュカードと名乗る謎の人物(リーアム・ニーソン)が現われた。ブルースはデュカードに導かれ、【影の軍団】と呼ばれる組織の元を訪れる。その組織は、ラーズ・アル・グール(渡辺謙)をリーダーとするグループで、不正を根絶やしにするために暗躍する破壊集団だった。ブルースはデュカードから自らの恐怖に打ち勝つ方法を学ぶが、正義に対する方向性の違いから決別することになってしまう。7年振りにゴッサム・シティに舞い戻ってきたブルース。悪の巣窟となってしまったゴッサム・シティでは、ブルースの幼なじみレイチェル・ドーズ(ケイティ・ホームズ)や正しい心を持った刑事ジム・ゴードン(ゲイリー・オールドマン)が各々に悪と闘っていた。正義は治安を正すこと。復讐は自己満足ーーこの言葉を胸に、ブルースはゴッサムに蔓延る悪に恐怖を与えるシンボルを作り出そうとする。ウェイン産業の応用科学部に所属するルーシャス・フォックス(モーガン・フリーマン)の協力を得て、それは少しづつ形を成してくる。最強のスーツに身を包んだ異形の者ーーバットマンとして。そしてゴッサム・シティを壊滅を目論む悪の組織と果敢に闘っていくことになる…。

ティム・バートンの「バットマン」「バットマン:リターンズ」をファンタジー、「バットマン:フォーエヴァー」「バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲」をコミカライズさせた作品と見るならば、今回の「バットマン ビギンズ」は、バットマンは超能力を持ったヒーローなどではなく、ただの生身の人間であることをリアルに描いている作品。
比べるモノでもないんだけど、ティム・バートンはバットマンの心の闇を異形として捉え、クリストファー・ノーランは人間誰もが持っている心の弱さと捉えている。
もうどっちも好きです! 
でもクリスチャン・ベールのブルース・ウェインは、シリーズの中で一番良かったです。
格好悪いと思っていたバットモービルも実際に観るとめちゃめちゃ格好良いですし…。
ジェームズ・ニュートン・ハワードとハンス・ジマーのスコアもかなり燃えさせていただきました。
監督はクリストファー・ノーラン。

追伸1
謙さん?
謙さんは?

追伸2
エンドロールが流れ始めた時の女の子の会話。
「コレ絶対続きがある終わり方だよね」
「うんうん、あるある」
…。
う~ん。
仮にだけど、「スター・ウォーズ エピソード3」の後に同じ様な会話をしている女の子を見てしまったら、同じ様に哀しくなっちゃうんだろうなぁ。
ああいう終わり方にしたって事は、クリストファー・ノーラン監督は続編を作るつもりはまったくないんだろうなぁ。
女の子たちよ、ティム・バートンの「バットマン」も観てね。
あの終わり方の意味が判るから…。

追伸3
あのテイストで「スポーン」を作り直してほしいなぁ。

公式HP:バットマン ビギンズ


バットマン ビギンズ 特別版

ワーナー・ホーム・ビデオ

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バットマン ビギンズ

ワーナー・ホーム・ビデオ

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Batman Begins
Original Soundtrack(輸入盤)
Warner Home Video

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バットマン ビギンズ オリジナル・サウンドトラック(国内版)
サントラ
ワーナー・ホーム・ビデオ

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バットマン ビギンズ オフィシャルガイド

ソフトバンク パブリッシング

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バットマン ビギンズ

ソフトバンクパブリッシング

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Art Of Batman Begins: Shadows of the Dark Knight (BATMAN BEGINS)

Chronicle Books

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Batman Begins Deluxe Sound Storybook

Meredith Books

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Batman Begins: The Official Movie Guide

Time Inc

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Batman Begins: The Visual Guide

Dk Pub

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Batman Begins: The Official Movie Guide (BATMAN BEGINS)

Time Inc

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ニキータ

2005年06月15日 | 映画(な行)
(原題:LA FEMME NIKITA)
【1990年・フランス】ビデオで鑑賞(★★★★☆)


泣き虫の女殺し屋が主人公のアクション映画。

物語の主人公はヤク中の少女ニキータ(アンヌ・パロリー)。警察官を銃で殺し、取り調べの警官の手に鉛筆を突き刺す荒くれ少女。その結果、裁判所で無期懲役ーー最低30年以上の禁固刑を言い渡される。そんなニキータの元に、ボブと名乗る男(チェッキー・カリョ)が現れる。『君は精神不安定のため自殺したことになっている。選択肢は2つ。私の元で訓練を積むか、墓場へ行くか、だ』。否応なくニキータは、フランス政府機関の秘密工作員に仕立て上げられてしまう。射撃、格闘術、コンピューター…さまざまな訓練から3年。ニキータ23歳の誕生日。ニキータはボブに連れられ始めての外出。あるレストランに連れて行かれる。ドレスアップをし、久々の外出に浮かれるニキータ。そんなニキータに、ボブからプレゼントの箱が手渡される。喜び勇んで堤を開けると、中から出てきたのはデザートイーグル。ボブは言う。『上の席にいる男を3分で殺してこい』。それだけ言うとボブは立ち去ってしまった。ニキータはSPとやり合いながらも任務を遂行、これが認められ、永かった訓練生活から卒業することが出来た。ニキータはジョセフィーヌというコードネームと、看護婦のマリー・クレマンという仮の身分を与えられる。出会ってすぐに同棲を始めたマルコ(ジャン=ユーグ・アングラード)と幸せな生活を送り始めたが、すぐに組織から仕事の依頼が舞いこんでくるようになる。やっと手に入れた幸せを壊さないようにしながら、組織の任務をこなしていくニキータ。そして…。

何故政府機関は、そこまでにニキータに固執したのか? 
まぁ、それを言ってしまうと物語にならないので置いておいて…。
ここから得られる教訓は【泣き虫は殺し屋にしちゃダメ!】ってこと(笑)(「殺し屋イチ」という例外はありますが)。

女性がもの凄い破壊力を持ったデザートイーグルを、ブッ放す画っていうのはインパクトありますね。
あれがベレッタ92Fとかだったら、そんなに衝撃的にはならなかったハズ。
秘かにともやが大好きな銃、ベレッタ93Rが出てきたの嬉しかったです。
その後「レオン」の原型にもなった、掃除人と呼ばれる殺し屋ヴィクトル(ジャン・レノ)が出ていたシーンも見逃せませんね。

監督はリュック・ベッソン。
(もちろん主演のアンヌ・パロリーは、一度ベッソンと結婚してます。分かりやすいね、ベッソン)


ニキータ

パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン

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La Femme Nikita: Original Motion Picture Soundtrack
Original Soundtrack
Varese Sarabande

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ピストルオペラ

2005年06月15日 | 映画(は行)
【2001年・日本】ビデオで鑑賞(★★★☆☆)

1967年に公開された「殺しの烙印」の後日譚を描いた…何て言ったらいいのかなぁ、不思議な映画です。

世の中にギルドと呼ばれる殺し屋を束ねる組織があり、そこで雇われている殺し屋たちは、その腕にランキングを付けられていた。ある日、ランキングNo.3の皆月美有樹=野良猫(江角マキコ)の元に、ギルドの代理人である上京小夜子(山口小夜子)が仕事の依頼にやってくる。しかし、連絡の行き違いで、同じ獲物を同じギルドの仲間・生活指導の先生も狙っており、野良猫はターゲットと生活指導の先生を撃ち殺してしまう。その殺しの現場に居合わせた少女の小夜子(韓英恵)は、野良猫の後を付いて回り、『自分にも殺しの技を教えて欲しい』と願い出る。そんな中、ギルドのNo.1である百眼が、ギルドのランキング名簿を盗み出し、ランキングに名を連ねた殺し屋たちを次々と消し始める。野良猫の前に現れる謎の黒い男(永瀬正敏)。彼が百眼なのか? ランキングなど気にせずに飄々としていた野良猫だが、姿を見せない百眼に追いつめられ、対決せざる終えない状況に追い込まれていく…。

うわぁ、凄い好き嫌いが別れるだろう映画ですね。
まるで舞台劇を観ているかの展開。
構図、ビジュアル、カット、シーンなどを最優先したような映画です。
これは普通に観ちゃダメですね。
感覚で観ないと(笑)。
ずっと観てて、この映画って「紅い眼鏡」とか「ドレミファ娘の血が騒ぐ」とか「濱マイク」のシリーズが好きな人にはたまらないだろうなぁ…と思っていたら、脚本が伊藤和典(「紅い眼鏡」や「機動警察パトレイバー」など、押井守監督作品の脚本をよく担当している人ですね)でした。
ある意味納得。
黒い着物にブーツ姿の江角マキコが本当に格好良いです。
ちょっとこれを観てたら、現在公開されている「オペレッタ狸御殿」を猛烈に観たくなりました。監督は鈴木清順。
面白いなぁこの人。
調べてみたら、「ルパン三世」のTVシリーズの監督とかもやってたりして…。
ますます面白いなぁ。


ピストルオペラ スペシャル・コレクターズ・エディション

パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン

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ピストルオペラ
サントラ, こだま和文, EGO-WRAPPIN’, 土生剛, エマーソン北村
ビクターエンタテインメント

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ピストルオペラ オフィシャルハンドブック

リトルモア

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