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僕たちの天使

私の愛する天使たち、ネコ、山P、佐藤健君、60~80年代の音楽、バイクなどを徒然に語っていきます。

(10/15)昨日のカエルは。

2010年10月15日 08時03分28秒 | カエル
昨日は
仕事から帰宅して
また考えてみた。
夕方には冷えてくる。
夜はもっと冷える。
あのカエルは
自分で土を掘る力はもうない。
元気なカエルは
土を掘って自分の身体をスッポリ埋めるくらいに
上手に寝床を作る。

それができないあのカエルのために
もう一度
寝床を作ってやろうと思った。

プランターは大きすぎる。
背が高すぎる。
そこで
適当な箱にビニルを貼り(雨ですぐダメにならないように)
脱出できる穴を2つ作り
それをドームにしてやった。
更に
干草を小さくまとめて
軽い掛け布団のように作った。

それも持って
夕方サンルームの下に。
少し離れたところの
アジアンタム(サンルーム下に自生したようになって増えている)の
陰にくぼみを作って
別なカエルが潜んでいた。
目を閉じて喉を動かしている。
元気なカエルだ。

あのカエルは
プランターを開けると
目を見開いたまま(瞳孔が開いたまま?)
何かに耐えるようにして
まだ生きていた。
そして私に気づくと
威嚇した。
何度も威嚇した。
他のカエルには観られない独特のその姿は
やはり
7月に私とやりとりした(その記事あり)カエルだ。
普通のカエルは
あんなに威嚇しないし、死んだふりをしたり、無抵抗なんだ。

4つ脚を踏んばって、シャーという姿はあのカエルしかいない。
くぼみを少し深くしてカエルの身体が平らになるようにした。
カエルを入れて
干草ふとんをかけてやる。
これなら少しは温かく過ごせるだろう。
そして風除けの箱をかける。
更にプランター。
これで彼は静かに死を迎えられる。

今朝早く
激しい雨が降った。
音が凄かった。
当然、あのカエルのことが気になった。
雨が落ち着いてから
覗いてみると
干草の下から、箱の穴から
顔を出していた。
目は半開きだった。
それは寝ているのか
死んでいるのかわからなかった。
寝ているのならそっとしておこう。
生きているのか否かを確かめないでおこう。
顔を出している姿は昨日とはちがう姿だったから
あれから少し動いたのであろう。


昨日職場で
同僚に
「うちのカエルが死にそうなの」の唐突な言葉を
言ったら笑われた。
笑うしかないよね。
真剣に
いっしょに、大変だね、と同情するのもおかしいよね。
カエルの命は軽いものね。
その反応は妥当だと思った。
しかし、逆の立場で私が言われたら
私は、いつもの自分で
あれこれとアドバイスをするだろう、その姿は滑稽かもしれないけれど。

カエルよ
一昨日、雨が降らなかったら
あなたは私の目の前に現れず
人知れず草の陰で死に絶えて、土に還っただろう。
私に姿を見せて
こうして「悲しみ」を置いていったのは
私に
「どうぞ、私を優しく葬ってください」の合図だったんだね。
そう思うことにしたよ。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (fairy25)
2010-10-15 14:23:41
涙がとまりませんでした。
トモロッシさんは、カエルの為だけでなく、
身近にいるすべてのか弱い生き物に手を差し伸べる人。

返信する
Unknown (fairyさんへ)
2010-10-15 21:42:05
fairyさん、コンバンハ。
まだ夫が帰宅していないので私も
夕食を食べていない時刻。
お腹が空きました。

ありがとうございます。
私の心をわかってくださる方がいて
心強い。
傍目から見れば、非現実的な生活ですものね。
カエルの死にオロオロするなんてね。
でも
この世に生まれてきた以上は
全ての生物が寿命を全うできるまで
生きてほしい、と願う者の一人です。
私のできることといったら
ほんの小さいこと。
世の中、もっと立派に、犬猫などの里親探しとか、署名活動等している方もいます。
人間中心の世界ですから、どうしても人間優先、そして、姿形がグロテスクだというだけで毛嫌いされたり、処分されたり。
変人と思われても、その人たちに迷惑をかけない限り、せめて自分の身近な生物たちの命を救っていこうと思っています。
だから、命が朽ちるのを目の前で見ても、本当は涙していられない、それも甘受すると決めただろう、と自分に言い聞かせています。

まだ、生きているようです。
目が見開いていたので、少し触ってみたら
目を閉じました。
虫の息なのでしょう。

今日は2匹、路地のカエルを連れてきました。
近くでは、1匹つぶれていました。
遅かった・・・
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