一昨日
父から半年振りに電話があった。
9月に
母を連れて北海道に行ってくれないか、と。
母はこの通り
脳梗塞の後遺症で過ごしている人間。
話せるけれど
時折支離滅裂なことを言ったり
言葉が出なかったり
冗漫なことを繰り返したり。
父は頚椎の病気で
もう遠出は無理だということで
母が元気なうちに
頭が何とか働くうちに
最後に
北海道に帰してあげたいとのことだった。
母方のお墓ができたので
親戚一同集まり
ぜひ仙台から母を呼びたいと
母の兄弟が言っているとのこと。
しかし父も動けない、
連れて行かれるのはこの私だけ。
どうかお願いします、と母も電話口で言う。
即答できなかったが
昨日もまた懇願の電話があり
「前向きに検討してみる」と伝えた。
すぐに返事ができなかったのは
仕事の関係だった。
さっき同僚に電話をして事情を話し
大丈夫、と言われた。
出発する前の仕事の量が増えるけれど
まだ1ヶ月以上あるので
計画的に仕事を組み立てていこう。
それが終われば
行ける。
北海道に行ったら
私の生まれた所の市に皆集合する。
お墓参りをして(できれば生母の墓参りもしたいが)
母を皆に預けて
苫小牧に私だけ帰る。
そこで同級生らに会って
もう一つ
大事なことがある。
これを果たしたい。
10数年、帰っていない。
あといつ帰れるだろうか、
もう帰れないのじゃないか、とか考えていたけれど
(お金の問題、ネコたちの問題等)
この機会を逃したら
またズルズルと。
半ば義務とか強制とか掛からないと
自分はズルズルしそうだ。
どうせなら
このチャンスをきちんと
有意義のあるものにしよう。
函館までは行けないが
苫小牧には絶対に帰りたい。
少し冷静になろう。
また
あれこれと頭の中に広がってくる。