Indoor airplane world
 



■胴体
 A-6 2号機では胴体の重量がかなりの割合を占めていました。今回ははなんとしても軽量な胴体を作らなければなりません。

 2号機の巻き胴を作った当初はその強度に不安を感じましたが、今では十分すぎる強度があると感じられます。

 ゴム動力インドア・フリー・フライトの、あの機体を手に持って歩くのにも気を使う弱々しい機体が、手から離れるととても安定した姿勢で飛行するのをみて、飛行中に姿勢が保てる強度を確保できればよいと感じました。

 ゴム動力インドア・フリー・フライトに少しでも近づきたいと思いながらA-6を作ってきましたが、製作技術の習得には時間がかかります。

 幸い今回はカンナで削り出された上質のバルサ薄板があるので、今まで以上に軽い巻き胴ができそうです。

 A-6では長さ320mm-330mmほどの胴体が必要ですが、今回は工作を簡単にするため、半分の長さで作ってつなぐことにしました。

 まっすぐな巻き胴を作るのは難しいのですが、肝心なところを抑えてあれば胴体が少々曲がっていても問題ないと割り切ることにしました。
 




 ということで巻き胴が完成しました。接合部の外側にバルサを重ね巻きしました。長さ320mm、太い部分の外径3.5mm、細い部分の外径2.5mm、0.3mm厚のバルサ薄板で巻いたテーパー胴です。

 接着剤はすべてセメダインCをアセトンで薄めたものを使いました。A-6 2号機の巻き胴(120mg)にくらべて驚くほど軽くできました。

■マグネット・アクチュエータ
 以前巻いたコイルの中から内径2mmの小さなコイルを見つけだしました。抵抗値が330Ωあったので軽くするためにコイルをほどいて165Ω(11mg)にしました。φ1mmx0.5mmのマグネット(3mg)と組み合わせてみます。

■垂直尾翼
 早速0.7mm角のバルサ棒を切り出して組んだ垂直尾翼に、0.5ミクロンのOSフィルムを貼ってマグネット・アクチュエータを取り付けました。受信機に仮接続してラダーの動作確認をしたところ、トルクは少なそうですが舵角は問題なさそうなでこのまま使うことにします。





 こちらの垂直尾翼も2号機の60mgと比較してかなり軽くなりました。2号機はマグネットが少し大きく、垂直尾翼には0.9ミクロンのフィルムを貼っています。

■水平尾翼
 一緒に切り出した0.7mm角のバルサ棒で水平尾翼を作りました。リブも0.7mm厚のバルサから切り出し、0.5ミクロンのOSフィルムを貼りました。かなり弱々しいので実用になるか心配です。






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