フラミンゴは水冷スピードコントローラを実装したことで、モータのパワーが飛躍的にアップしました。しかしスロットルを上げていくと船首が上がり、少し波があるとピッチングを起こしてしまいます。
船首が上がってしまう現象は、モータの取り付け角を船体の重心方向に向けることで、機首上げモーメントをある程度減らせると思ったのですが・・・。
ネットで検索してみたら、「モーターボート程の大きさの滑走船では、凪いだ水面を高速で航走すると船首が上がって船尾が下がる(船尾トリム)状態になってしまい滑走一歩手前でそれ以上加速できなくなることがある」という記述がありました。
画像は船舶工学から借用
そして「船尾のトランサムの船底角に取り付けられた「トリムタブ」や「インターセプター」と呼ばれる板を下方へ押し下げることで船尾に揚力を作り、過度な船尾トリム状態を解消して船底で発生していた抵抗を無くすことで滑走へと入ることが出来る。ただし、追求しすぎると速度低下をまねく。大型の高速船でもコンピュータ制御のトリムタブを持つ船がある」と記述されています。これは実艇での話しです。
現在はスクリュー回転の反トルクによる船体の傾きを補正する目的で船尾右側にトリムタブを取り付けましたが、上の記述にあるように揚力を発生させる目的で反対側の船尾にもトリムタブを追加してみました。
| Trackback ( 0 )
|
|