Indoor airplane world
 



 
 あらゆるシーンで便利に使える、超小型2チャンネル赤外線送信機ITX2MINIが、更に使いやすい送信機ITX2MINI-V2へと進化しました。

 ITX2MINIシリーズの最大の特徴は、電源に1セルのリチウムポリマ電池が使える点にあります。これはインドア・プレーンに搭載する電池が共用でき、充電器も1セル用が使えるので大変便利です。

 仕様や取り扱いについてはITX2MINIについてのこちらの記事を参考にしてください。

 ITX2MINI-V2は赤外線出力が更にパワーアップしました。従来搭載していたDCDCコンバータを廃止して、DCDCコンバータのロスをなくすと同時にコストダウンすることができました。従来の横向きについていた電源スイッチも、ITX2MINI-V2では使いやすい縦向きにしました。ほかにもトリム調整回路を改良しています。

 新たに基板パターンを描いたので、はんだマスクも新たに作り直しました。はんだマスクといえば、購入したクラフトロボで作ることも考えたのですが、今回も今まで使ってきて実績のあるリン青銅板をエッチングして作りました。これはクリームはんだを基板に塗布するときの作業性がとてもよいからです。



 ITX2MINI-V2の基板もITX2H-V2の基板同様、基板メーカーにルーター・カットしてもらいました。これでケース止ねじ用のダボも回避できて、基板の加工も必要なく、またカット面も滑らかでとてもよい感じに仕上がっています。基板のメッキもゴールドからシルバーに変更して、見た目にも落ち着きのある感じになりました。
 
 藤沢市の片瀬しおさい体育館で、空飛ぶクリオネ(IRX262受信機搭載)を体育館のコーナーでホバリングさせながら、ITX2MINI-V2の試作送信機を持って体育館の反対側コーナーまで移動してみましたが、問題なくコントロールできました。空飛ぶクリオネに搭載した受信機は回転しているので、壁面から反射された送信機の赤外線信号も拾っていたことになります。

 直線距離ではかなりの通達距離がありますが、インドア・プレーンの飛行中は、受信機の赤外線受光素子の向きが常に変わったりして正常に受信機なかったり、体育館によっては赤外線の反射が少ない場合もあるので、ITX2MINI-V2は会議室や部屋等比較的狭い空間での用途に適しています。体育館等広い空間で使う場合はITX2H-V2がお勧めです。

 ITX2MINI-V2の消費電流は約70mAです。20mAh以上のリチウムポリマ電池なら電源に使えます。たとえばインドア・プレーンに使ってパワーがなくなってきた電池なども使えます。

 ITX2MINIでは電池をケースに収めることができましたが、頻繁に送信機を使う場合、充電するたびに裏ぶたを外して電池を取り出すのが面倒でした。そこでTIX2MINI-V2ではケースの外からコネクタで電池をセットする方法にしました。



 電池は固定しないで使ってもよいのですが、50mAh程度の小さな電池ならは、ケースにマジックテープで固定してもよいでしょう。



 130mAhなど少し容量の大きい電池を使う場合は、ケースの後部を開口して、その開口部から電池を押しこむ方法もあります。実際に使ってみるとこの方法が一番よさそうです。

■ケース穴あけ図面追加(2014/06/12)



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コメント
 
 
 
Unknown (Unknown)
2014-06-11 23:46:47
この送信機をケースに収める時の穴あけの図を教えていただけませんでしょうか。
 
 
 
ケース穴あけ図追加 (toko)
2014-06-12 13:04:31
記事にケースの穴あけ図を追加しておきました。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2014-06-12 19:06:03
ありがとうございます。
 
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