Indoor airplane world
 



 
 もっと軽量で組み立てが簡単なマグネットアクチュエータが作れないかと研究を重ね、このたびスイスのDidel社とIndoor Airplane Worldとの共同開発による、新アクチュエータ・キットをリリースしました。

 特にコイルについては、リード線を短くしてその先端をはんだめっき処理し、コイルを取り付けたらそのままコイルホルダの端子にはんだ付けできるようにしました。

 細いリード線の先端の絶縁被覆を除去するのは、初心者は勿論、電子工作になれていても結構大変なので、これで組み立てがとても楽になります。

 従来のコイルホルダは、0.6mm厚PCBを使って外形を型抜きしていたため、周囲がザラザラしていましたが、新マグネットアクチュエータ・キットにはより薄い0.3mm厚PCBを使い、周囲をミーリングカットして、より滑らかな動作を実現しました。そして従来よりさらに軽くなりました。



 120オームコイルをセットしたACTKIT120と50ΩコイルをセットしたACTKIT050の2種類用意しました。

 ACTKIT120マグネットアクチュエータ・キットは、0.04mmのマグネットワイヤを使っています。このキットはアクチュエータが使えるすべての受信機に対応します。

 ACTKIT050マグネットアクチュエータ・キットは、0.05mmのマグネットワイヤを使っています。こちらは2ポートドライブの赤外線受信機(IRX213IRX203KIT2)やFETドライブの赤外線受信機(IRX303F)やFM受信機(R3C72R3C40)等使うことができ、より高トルクが必要な場合に向いています。

 ACTKIT120とACTKIT050のコイルは、どちらも内径4mm、外形5.3mm、高さ2.3mmに仕上がっています(従来は50Ωコイルのほうが外形が大きかった)。またどちらのキットも、標準でφ2mmx1.2mmのマグネットが2個付属しています。マグネットホルダの穴を丸やすりで広げて、別売のφ2.5mmx3mm(M2530)をセットすれば、高トルク仕様にできます。

 キットを組み立てた状態ではラダーがフリーです。通常はフリーのままでも、飛行中の風圧でラダー操作量とバランスした舵角になります。ラダー操作しない場合も風圧でニュートラルになるので、通常はフリーのままで問題ありません。

 エレベータやエルロンに使う場合は、動翼の重量で下がってしまうので、センタリングマグネットが必要になります。コイルの外に別売のφ1.2mmx0.8mm(M1208)を貼り付けてニュートラルを保持します。

 メインマグネットにセンタリングマグネットを近づけるほどニュートラルを保持する力が強くなりますが、操舵した時の舵角が少なくなります。必要な舵角を確保できる位置を探してセンタリングマグネットを取り付けます。



 120Ωの補修用コイルCOIL120と50Ωの補修用コイルCOIL050も用意しました。

 コイルが断線してしまった場合や、これらのコイルを使って自作のマグネットアクチュエータを作ってもよいでしょう。

こちらに従来のマグネットアクチュエータの組み立て方が載っています。



 

 


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