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降って来るもの

写真と散文とぽえむ

鉛筆

2021-01-23 07:07:25 | 詩22

鉛筆

 

僕が阿りなく,自由に,気儘に

胸の想いを伝播してゆく

掌の中の鉛筆にも

 若しかしたら,

寿命の長短が有るのかも知れない

 それが

あと10㎝なのか,30㎝あるのか

悠々と1mは有るのか

事実は残り5㎜しかないのか

 想像は

ただ不安を駆り立てるけれど

 それだから

いつ折れてしまったとしても

いつ指の間に挟めなくなっても

いつ文字を描けなくなっても

 落胆しないように

 後悔しないように

こうして鉛筆を握れる間は

こうして鉛筆に託せる間は

一心同体の鉛筆と

 僕は

書きたいことを書きたいときに

休まず書いてゆくのだ

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石榑の甘美

2021-01-23 06:00:06 | 詩22

石榑の甘美

 

一個の石榑のように

其処で固まってゆくと

其処で固まってしまうと

其処で時間は停まる

 其処は”とき”の場所になる

石榑は”とき”を廻り

古里を想い,変遷を想い,

美しいmonoや,愛するmonoを想い,

自身の片割れの行末を想い,

茫洋の未来を想う・・

 僕はそのまま其処で

一個の石榑になって

”とき”の抱擁を受ける

石榑にも,ひとsizukuにも,

蒼の一片にも,彼我の感情にも,etc

隔てなく訪れる甘美な瞬きの間の

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奇蹟

2021-01-22 21:50:08 | 詩22

奇蹟

 

”巡り合う奇蹟”は

いつでも,或る日突然に,

やってくるもの

 あの日の僕と君のように

 あの時間のanataとwatasiのように

それゆえ

その邂逅は一つの天啓

その縁の糸は一つの天恵

 それが現に成るのか

 それが夢だったのかは

それぞれの器の有り様が決める

心の渇きの度合いが決める

視線の行先の風景が決める

 一生の出会いに成るのか

 行き擦りの交差に終わるのか

それはお互いの胸に響く

 metronomeのリズムが決める

それはお互いの心が希求する

 天秤皿の上の重さが決める

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生死の煉獄

2021-01-22 06:30:58 | 徒然

※生か死か?

※扉一枚 生死の煉獄

※僕か?もはや不明の人影

う---ん

              01/22 06:30 まんぼ

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越幾斯を

2021-01-21 22:21:04 | 詩22

越幾斯を

 

水黽のように

水澄ましのように

刹那のzero gravityの

水面に浮かぶ自分を

偶々に発見することがある

重量の感覚がないのだ

 水面を滑走し旋回し

彼方此方の越幾斯を

収集する瞬くの間

 若しかしたら

僕の詩魂は

無意識の世界で

物量の結晶や

言語の滴りや

情感の咆哮を

漁っているのかも知れぬ

 

無自覚に無制限に

 若しかしたら

それは特異な能力・・?

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夕茜

2021-01-21 20:05:52 | 夕景

 朝の「青天井」のまま経過した夕方、同じように蒼穹の夕暮れを撮り残したいとに出る。

夕暮れOrangeに出合うには、丁度よい時間と朝の儘の空だ。

    

夕茜の坩堝から飛行機雲が・・

              

※そうだ!あの人はオレンジの空が好きだと言ってた

              01/21 8:05pm まんぼ

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青天井に

2021-01-21 05:55:33 | 風景

  ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ 午前中はグズグズした空でしたが、お昼を過ぎると雲一つない青天井に。

 折れ線グラフなら底辺に添って上向きのない弱弱しいほぼ直線。棒グラフで表せば上下動のない退屈な木偶の棒の続く日々。

 早々に仕事を終えてしまった四時前から、ふと気が付いた空の青さに吸い込まれるように、を袈裟懸けに二度目の。股関節と半月板にほんの少し気懸りが有るので、ペインを感じない程の歩幅と速さで。

 気分を変えるために行きは川沿いの道を選択。久しぶりに川面に映るもう一つの日輪を。

直に夕暮れる・・

        

川の真ん中で何を思案・・

ゆっくりと小一時間歩きましたが、夕暮れOrangeにはまだ少し間がある。

最後はこれ以上ない身長無限高の足長叔父さん。羨ましいね~

   

        01/21 06:14 まんぼ

今朝の夜明け前の空

もう一日、冬晴れに恵まれそうです

好天気に見合う一日でありますように

まんぼ

 

 

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ロケットのような

2021-01-20 22:45:42 | 自然

※あったかい・・

※身長無限長

※日差しの後押し

hehehe(*`艸´)ウシシシ       22:45 manbo

 

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風船のように

2021-01-20 13:49:36 | 詩22

 

風船のように

 

胸の空に,心の海に

揺蕩う七色の玉を,秘密の虹色を

僕の何かが受け入れたときに

あらゆるストーリーの

一ページ目の一行目が,始まる

生きている証の,脈搏のように

inochiの証のkotobaの蠢きのように

 

繰り返し,繰り返し

想念の渚を洗ってくれる,練達の漣

何時でも,何処でも

catcherで在ることの小さな誇り

 

僕は公言できる

風船のように,幸せを抱いている!と

 

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大難小難

2021-01-20 05:55:05 | 詩22

大難小難

 

きのう不意に

小さな無念に遭遇した

それは予知できぬ何処かから

まさに降って湧いたような

小さな厄災だった

それから

小さな悶々の数時間を経て

やっと小さな納得に辿り着く

それはきっと

大きな無念や

大きな厄災の

肩代わりに憑依したものだと

大きな落胆の予兆のように

僕に言伝されたに違いないと

 

そう云えば

僕は小さい頃に

激甚な痛みを与えられていたのだ

けれどそれは天啓が

守護霊に委ねた大いなる痛みで

その後の人生では

大きなペインに巡り合わない

幸運の道行に繋がっている

 

僕の青史の

それは一滴の小さなblueblackのシミのような・・

 

※ニット帽を被った布袋のように

         01/20 05:55:05 万甫

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