思惟
目覚めると暫く
灰白色の新しい部屋で
訳もなく
風車のように
思惟を廻らせてみる
月は何時でも
ozoneのumiの
無の漣で運ばれる
有の種類や質量や
多寡や真偽は
その幸運の時の間に間では
些細にしか過ぎぬ
Communication
季節とのcommunicationや
体とのharmonyが
なかなか
上手く取れないでいる
それは
かなりの負担
若さと云う武器と手段があれば
造作もなく解消できることだが
年毎に
方程式が解け難くなる
年毎に重ねる智慧よりも
体力や気力は
どうやら
少しずつ先走って衰退するらしい