※紫陽花 季節の真意を測りかねて、まだ、咲き終わらぬ・・
07/12 21:35 まんぼ
手紙~アナタへ~
最大の理解者だったアナタが
最高の擁護者だったアナタが
最上の読者だったアナタが
最恵の師弟だったアナタが
あの日,突然
現生の人ではなくなったと,届いた喪中葉書
その夜の日記に一行
ただ”淋しい”と書き残した
あの梅雨の始まりの季節から
無情にも
時代は流れ,時は過ぎ
季節は廻り巡って
今,遣る瀬無く蒸し暑い
六度目の夏の始まりの中に居ます
僕はあの日の衝撃を越え
アナタに貰った恩恵の
良質の夥しい記憶と
大質量のエキスとessenceをエネルギーに
倦まず,弛まず,諦めず
約束の”書く事”に精励しています
【多作は才能】と断言してくれた
アナタの言葉を胸に
アナタの元には届けられなくなった
あれからも
詩集十二冊を刊行しました
投函すれば
必ず一週間以内に届いた書評と
細かな文字でびっしり書き詰められた
豊かなmessageを手にする喜びが
戻ってくることは有りませんが
今でも
一冊の詩集の一行目のプロローグと
物語の最後のエピローグを書く度に
アナタの
慈愛の眼差しが甦って
その横溢する喜びが,又,次への
新たなるenergyへと充填されるのです
気づけば,何時でも
傍らに居てくれるアナタに
その出会いの幸運と
掛買いのない交わりの深さと
続いてゆく幸せの連鎖に
改めての感謝と
最新詩集24「鄙のPoet」の上梓を報告して
ペンを置きます
其方から様子を窺って
アナタは,きっと,頬笑んで
”良くやった!!”と,褒めてくれていますよね
お元気で!又!!
R4 07/12 万甫