降って来るもの

写真と散文とぽえむ

自思伝㈦ 靄

2021-06-23 20:12:34 | 詩23 鄙の

自思伝㈦ 靄

 

エアーポケットに

嵌り込んでしまったような

時間が有る

仰臥したまま

heartが起きないのだ

思惟の広場に

無我だけが群れる

其処では

一秒の未来さえ

何も具象化しない

唯,前頭葉に

グレーの風景が広がる

 休息と言い逃れるのか?

 退廃と知覚するのか?

その判断にさえ

曖昧の靄が懸かる

 

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ふるさと想Ⅵ-ozoneの海へ-

2021-06-23 05:22:32 | ふるさと

     ふるさと想Ⅵ-ozoneの海へ-

 

息苦しさで,情が煮詰まってくると

僕は躊躇わず

時空を遡り,現実を掻き分け

此の,ozoneの海へ

里帰りするのだ

此処で,欲しいままに

inochiの元素を吸収し

midoriを纏って,現世に戻る

-ひとつの転生の旅

 僕が僕を見失わないように

 僕が僕で居続けるための

天然の,壮大な濾過装置を廻る

一滴のizukuになって・・

     

”夏至”の日の朝から碧の樹海を辿ってふるさとのozoneを吸いに行った

僕の確かな再生の場所

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