追悼抄-サラバ友よ!!-
-令和二年 二月十一日 告別式
我が人生に於いても五本の指に入る”竹馬の友”の
青天の霹靂の訃報の結末に立ち会う
何処かに”ッナグ”使者が居るのだとしたら
しみじみと語らい、心残りなく
「サヨナラ」を言いたかった友が
又、ひとり逝ってしまった
去年も、一昨年の今頃にも
親友が同じように、この如月の寒中に
永遠の無の彼方へと旅立ったのだ
一体僕に何ができただろう
イノチの河の両岸は
余りに遠く、余りに遙けし
僕は唯、此の此岸に居て
彼岸へと離れてゆくキミを見送るしかない
心を込めてBuddhaの読経と、無念残念の声明を唱えよう
そうして、せめて
温かい部屋で花咲いた梅花の
優しい香りをお供えにして
惜別の想いを薫らせよう・・
”サラバ友よ!!”と胸に叫びながら
お別れ会で、突然”弔辞”を頼むと・・
僕は最期に”さいなら”と伝えた
そうして、後で”また会おう”と言って
別離の一瞥を遺影に送った
Y・H君へ R2 02/12 02:10pm まんぼ