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降って来るもの

写真と散文とぽえむ

kotoba

2019-10-17 05:40:47 | 詩18

                    

                       kotoba.Ⅰ-同行-


揺り籠に入れたkotobaの粒を

暫く揺らせていると

そこから

不意に立ち上がってくる

kotobaが見つかる

 僕は唯

導いてくれるところへ

同行二人なのだ



         kotoba.Ⅱ-篩に-


笊に入れた

雑多なkotobaのあらがねを

根気よく篩にかけていると

そこに

どうしても網目を通らない

kotobaの欠片が残る

 僕は唯

その珠玉の語りを聴くのだ



         kotoba.Ⅲ-poemに-


ロダンの彫刻のように

唯じっと沈思黙考していると

暗黒の無の空を

流星のように飛び去る

kotobaの帯がある

 僕は唯

その影をひとつ掴まえて

ポエムに仕立てるのだ



         kotoba.Ⅳ-心痕を-


書けている間に

何冊のpoem集を編めるかは

分からないけど

 書くことの滴が滴って

本能のように書ける間は

自分史に付ける足跡のように

軌跡のように

己が心痕を残してゆきたい

            R11017 06:06:06

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