某月某日「長野県・乙妻山のハイマツ」

「長野県・乙妻山のハイマツ」


乙妻山は平安時代から江戸時代まで修験者の入峰錬行の山で、お裏
山を巡るには一の不動から途中順次、二釈迦、三文殊とすすみ、四
普賢、五地蔵を経て、六弥勒、七薬師、八観音、九勢至で、高妻山
は十阿弥陀如来になります。


さらに乙妻山へは十一阿閦、十二大日とすぎ、十三が虚空蔵菩薩で
乙妻山だとされています。


しかし実際の十三虚空蔵を祀る虚空蔵山は、乙妻山からさらに奥へ
入った標高2044mのピークだと古書にあります。


「善光寺道名所図会」には、五地蔵から奥の峰には、「投の松五葉
にて葉短し、地蔵の辺より始りて奧へ続き、七谷に延わたりて繁茂
し、蔓の如く其本を知ることなし、登山の輩は此葉を採て帰る、難
産併歯の痛等に功能著しと也」とあり、ハイマツの葉を難産や歯痛
の薬にした記録があります。
・長野県長野市と新潟県妙高市との境。


▼【本文】と【イラスト】は下記からどうぞ。
http://toki.moo.jp/merumaga/densho/densho02.html




▼【仕事部屋】へもどうぞ
http://toki.moo.jp/tacoroom/
…………………………………




★おわり
………………………………………………………………………………










………………………………………………………………………………
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

某月某日「房総・おせんころがし」

「房総・おせんころがし」


房総半島の地図をみると外房海岸に「おせんころがし」という変わ
った地名の所があります。


ここはいまでこそ国道やJR外房線が通っていますが昔は断崖続き
でかなりな難所だったそうです。


ここの領主は強欲で領民は高い年貢に苦しんでいました。


領主には「お仙」という娘がおり、領民の味方で、みんなにしたわ
れ、頼りにされていました。


しかし、領主はますます年貢の上げ放題。お仙がいくら頼んでも聞
き入れません。


ついに領民は秋祭りの夜、領主を断崖から突き落としてしまいまし
た。


翌朝、断崖に行って見るとそれは父親の衣装をまとったお仙ではあ
りませんか。父親の身代わりになったのです。


ここにはそんな伝説が残っています。現場の断崖にはいまは立派な
石碑が建っています。
・千葉県勝浦市と鴨川市との境


▼【本文】と【イラスト】は下記からどうぞ。
http://toki.moo.jp/merumaga/densho/densho01.html




▼【仕事部屋】へもどうぞ
http://toki.moo.jp/tacoroom/
…………………………………




★おわり
………………………………………………………………………………










………………………………………………………………………………
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )