野山と田園の画文通信・漫画家【とよだ時】の山中徘徊記
山のふみあと日記
長野・修那羅峠の女性天狗
某月某日「長野・修那羅峠の女性天狗」
石仏で有名な修那羅峠。中でもこれはめずらしい女性の天狗の石仏。
石像は半分裸で、一見童子風。鼻も高くなく、天狗の形はしていま
せん。
ただ像の両脇に「婆羅門 女天佝」とあり、天狗の狗がケモノヘン
ではなく、「佝」とニンベンになっています。
もっと不思議なのは、婆羅門の文字だという。先人がインドの仏典
には「天狗ノ文(もん)見エズ」とはっきり言っているところ。
まして戒行厳しい婆羅門において女性とは。
そもそも天狗の種類、階級には大天狗、中天狗、木の葉天狗、カラ
ス天狗、狂言に出てくる溝越し天狗や宮天狗、海天狗、川天狗、道
天狗。
そして富士天狗、辰巳天狗、朝日天狗、夕日天狗、平松天狗、てろ
う天狗などさまざまありますが、女天狗というのはどこにも出てき
ません。
石工の案か注文者の指示か、不思議な天狗として、研究家も首をひ
ねっています。
・長野県筑北村と青木村との境
▼【本文】と【イラスト】は下記からどうぞ。
http://toki.moo.jp/merumaga/densho/densho04.html
▼【仕事部屋】へもどうぞ
http://toki.moo.jp/tacoroom/
…………………………………
▼バックナンバーは【野の本・山の本】として以下から配信中です。
・まぐまぐ:http://archive.mag2.com/0000089978/index.html
・めるま!:http://melma.com/backnumber_183029/
★おわり
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石仏で有名な修那羅峠。中でもこれはめずらしい女性の天狗の石仏。
石像は半分裸で、一見童子風。鼻も高くなく、天狗の形はしていま
せん。
ただ像の両脇に「婆羅門 女天佝」とあり、天狗の狗がケモノヘン
ではなく、「佝」とニンベンになっています。
もっと不思議なのは、婆羅門の文字だという。先人がインドの仏典
には「天狗ノ文(もん)見エズ」とはっきり言っているところ。
まして戒行厳しい婆羅門において女性とは。
そもそも天狗の種類、階級には大天狗、中天狗、木の葉天狗、カラ
ス天狗、狂言に出てくる溝越し天狗や宮天狗、海天狗、川天狗、道
天狗。
そして富士天狗、辰巳天狗、朝日天狗、夕日天狗、平松天狗、てろ
う天狗などさまざまありますが、女天狗というのはどこにも出てき
ません。
石工の案か注文者の指示か、不思議な天狗として、研究家も首をひ
ねっています。
・長野県筑北村と青木村との境
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