山の伝説【ひとり画展】「奥秩父・国師岳の天狗岩」

某年6月25日(土曜日 天気・雨のち晴れ)
「奥秩父・国師岳の天狗岩」

国師ヶ岳の山の近くから天狗尾根に入ると突如現れる天狗岩。ふも
との大岳山那賀都神社の奥ノ院だという。岩の上にはご神体として
鉄剣が建てられています。

以前は近郊一帯から講を組んで訪れました。かつては神社から黒金
山東方の牛首ノタル経由、アザミ沢、天狗尾根への大岳参道があっ
たらしい。

まつる神は、今は大山祇神ですが、神仏混合だったらしく、大岳山
講の唱えごとのなかに「南無大岳那賀都の神社、大山の神、高岡の
神、六根清浄」とあり、商売繁盛と養蚕の豊作を祈るお札を配った
そうです。

縦走路へザックを置き、国師ヶ岳東方から巨岩の間を下り天狗岩へ
いってみました。岩の間、木の根などにわずかな踏み跡があります
が、やぶでかなり荒れていて、スケッチブックをボロボロにしてし
まいました。
・山梨県三富村、牧丘町と長野県川上村との境

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山の伝説【ひとり画展】「北ア・黒部川源流の碑」

某年8月11日(木曜日 天気・快晴)
「北ア・黒部川源流の碑」

総延長85キロ、流域面積682平方キロの黒部川。その源流は北アル
プス中央部、富山県の鷲羽岳・ワリモ岳・雲ノ平祖父岳の鞍部岩苔
乗越にあります。

乗越のすこし下流、三俣山荘へ分岐には黒部川源流の石碑も建って
います。そこで登山者は決まってひとくち水を口にします。

ある夏、三俣山荘にテントを張りっぱなしにして周辺の山々を巡り
ました。一度、源流からさらに上流、本当の「源流の源流」の一滴
を飲んでみようと岩苔乗越から沢すじへ下りました。

それこそポタッとしたたる最初の一滴。コップにためて一気に飲み
干します。のどを冷たい水が通ります。この水が日本海に流れ込む
まで何日くらいかかるのだろう。

高山植物の咲く中を源流の碑のある下流へ50分。そこで水を飲んで
いる人たちを見てちょっぴり優越感に浸ったものでした。
・富山県富山市旧大山町各地区名(旧上新川郡大山町)。JR高山
線高山駅からバス、新穂高温泉から歩いて延べ11時間で黒部川源
流の碑。源流碑がある。

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山の伝説【ひとり画展】「北ア・白馬尻のキヌガサソウ」

某年7月29日(月曜日 天気・快晴)
「西丹沢・神ノ川のバアソブ」

バアソブという紫色をした釣り鐘のような花があります。バアソブ
とは変わった名前ですが、漢字で書くと婆蕎。バアは婆の意味。ソ
ブはソバカスの意味で長野県木曽地方の方言なのだそうです。

花冠の斑点をソバカスに見立てたとのこと。茎はつる性でほかのも
のに巻きついています。その茎を切ると白い乳液が出てきます。葉
は4枚がくっついて付き輪生しているように見えます。

地下には短く大きな球形の根茎があり臭気を出すという。婆があれ
ば爺があるはずです。やはり同じ属に大型のジイソブというのがあ
ってこれはツルニンジンのことなのだそうです。

もうかなり前の夏、西丹沢の神ノ川支流で野宿をしたときのこと。
橋の横から風巻ノ頭へ向かう急坂で、同行の山仲間の遊佐好子さん
が教えてくれたバアソブの花。その時はじめてこの花を知りました。

・神奈川県相模原市(旧津久井郡津久井町)。JR中央線藤野駅か
ら町営バスを乗り継ぎ東野下車歩いて5時間あまりで神ノ川(東海
道自然歩道交差ピーク731地点)。写真測量による標高点(731m)
がある。

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