某月某日「東北・岩手山の鬼」


▼某月某日「東北・岩手山の鬼」

 

【概略】
岩手富士と異名のある東北の名山・岩手山は、外輪山内側の噴火口

のなかにまた妙高山という山があります。

岩手山の名は、凶暴な鬼が改心し、その証拠として岩の上に手形を

押して、「岩手」としたのにちなむという。

また啄木記念館がある玉山村渋谷地区の、突き出た大岩「岩出の森」

にちなむとも、アイヌ語のイワァ・テェケ(岩の手・枝脈)などの

説があります。

かつて、岩手山には、大猛丸という鬼が棲み、その館があったと伝
いまでも山頂南側の外壁には峻険な屏風岩があり「鬼ヶ城」といっ

ています。

大猛丸は、赤頭の高丸とも異名をとり、葛根田にある「玄武洞」を

出城にし、雫石町の大竹と呼ばれる山岳地帯本拠を置く鬼神でした。

これを伝え聞いた坂上田村麻呂は、森ヶ岡(いまの盛岡)に本陣を

敷き、大猛丸討伐に動き出します。

……【さらには】…イラスト・本文へ→
 http://toki.moo.jp/merumaga/yamatabi/yamatabi04.html

 

…………………………………

 

 

【広告】
…………………………………
★【ヤマケイ新書】『日本百霊山』(山と渓谷社)税込950円。書店
 にないときはご注文を。アマゾンなら確実に入手できます。
 詳しくは:http://toki.moo.jp/baiten/mybooks/
★【仕事部屋】へどうぞ: http://toki.moo.jp/tacoroom/
★【マイブックス】のページ: http://toki.moo.jp/mybooks/
★【山岳はがき画の会】(描こう会):http://toki.moo.jp/haga-kai/
★山のイラスト頒布【ひとり画展】
★【グッズマイショップ】:https://suzuri.jp/toki-umoart
…………………………………

 


★おわり
………………………………………………………………………………

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

某月某日「丹沢三ツ峰エンザンギ」


▼某月某日「丹沢三ツ峰エンザンギ」

 

丹沢三ツ峰とはいっても、実際には丹沢山側から、瀬戸沢ノ頭、大

礼ノ頭、円山木ノ頭、本間ノ頭と四ツ峰です。

2万5千分の1地形図では、瀬戸沢ノ頭を除き、東側へ、西峰、中

峰、東峰と記載されています。

その中峰が円山木ノ頭。エンザンギとは漢字で書けば円座木。

枝が円座のように輪生し、四方八方にのびている木をいうそうです。

そんな木は神の宿る木として、昔からきこりの間で大事にされてき

たといいます。

また、別の説もあります。秋にヤマブドウなどをねらって熊が木に

登ります。

その時、取りはがしたヤマブドウのつるを枝の上に丸く敷き込んで、

それに腰かけるのだそうです。

あとで見るとまるで「円座」が木に乗っているよう。

それを円座木といい、その「エンザギ」からなまって「ン」を入れ

エンザンギになったという人もいます。

……【さらには】…イラスト・本文へ→
 http://toki.moo.jp/merumaga/yamatabi/yamatabi03.html

 

…………………………………

 

 

【広告】
…………………………………
★【ヤマケイ新書】『日本百霊山』(山と渓谷社)税込950円。書店
 にないときはご注文を。アマゾンなら確実に入手できます。
 詳しくは:http://toki.moo.jp/baiten/mybooks/
★【仕事部屋】へどうぞ: http://toki.moo.jp/tacoroom/
★【マイブックス】のページ: http://toki.moo.jp/mybooks/
★【山岳はがき画の会】(描こう会):http://toki.moo.jp/haga-kai/
★山のイラスト頒布【ひとり画展】
★【グッズマイショップ】:https://suzuri.jp/toki-umoart
…………………………………

 


★おわり
………………………………………………………………………………

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

某月某日「奥多摩御岳神社の伝説」

▼某月某日「奥多摩御岳神社の伝説」


農山村でよくみるオオカミの絵の大口真神のお札。

火難や盗難よけにご利益があるという。

東京奥多摩町の御岳神社や埼玉県の秩父の三峰神社で配布していま

す。

大口の真神とは狼のことだという。オ

オカミは大神に通じ、大きく口の裂けた姿から大口だという。

御岳神社の社伝には、こんな記述があるそうです。

その昔、日本武尊が東征のおり、御岳山に宿陣した時の話です。

いまの奥の院あたりまで来た時、大きな鹿が道をふさいでいます。

日本武尊は邪神の変身と見ぬき、ニンニクを投げつけました。

ニンニクは目に命中、鹿はたおれましたが山や谷が鳴動し、一行は

道に迷ってしまったという。

この時白いオオカミが現れて道案内、無事御岳山に行けたという。

それ以来、日本武尊の命令でオオカミは、御岳山の火難盗難よけの

神になったということです。……【さらには】…イラスト・本文へ→
 http://toki.moo.jp/merumaga/yamatabi/yamatabi02.html

 

…………………………………

 

 

【広告】
…………………………………
★【ヤマケイ新書】『日本百霊山』(山と渓谷社)税込950円。書店
 にないときはご注文を。アマゾンなら確実に入手できます。
 詳しくは:http://toki.moo.jp/baiten/mybooks/
★【仕事部屋】へどうぞ: http://toki.moo.jp/tacoroom/
★【マイブックス】のページ: http://toki.moo.jp/mybooks/
★【山岳はがき画の会】(描こう会):http://toki.moo.jp/haga-kai/
★山のイラスト頒布【ひとり画展】
★【グッズマイショップ】:https://suzuri.jp/toki-umoart
…………………………………

 


★おわり
………………………………………………………………………………

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

某月某日「神奈川県西丹沢・ユーシンの地名伝説」

▼某月某日「神奈川県西丹沢・ユーシンの地名伝説」

 

神奈川県西部の山北町丹沢湖畔玄倉から林道を3時間、ユーシンと

いう妙な名前のところがあります。

ユーシンとはなんだ?その語源についてもいろいろな説にわかれて

いるそうです。

そのひとつで、古い山の本のなかに「友信」「幽神」「湧深」などの

字が当てられているものを見つけました。

ユーシンの地名の名付け親は小宮兵太郎という人だそうで、その息

子さんの話では「湧深」の字を使っていたとか。

でも、もともと「ユーシン」という言葉があっての当て字だろうと

いわれています。

しかし、学者でもない庶民たちが友を信じる「友信」、神がひそむ

「幽神」、深さが湧く「涌深」などというムツカシイ言葉を使うも

のでしょうか……【さらには】…イラスト・本文へ→
 http://toki.moo.jp/merumaga/yamatabi/yamatabi01.html

 

…………………………………

 

 

【広告】
…………………………………
★【ヤマケイ新書】『日本百霊山』(山と渓谷社)税込950円。書店
 にないときはご注文を。アマゾンなら確実に入手できます。
 詳しくは:http://toki.moo.jp/baiten/mybooks/
★【仕事部屋】へどうぞ: http://toki.moo.jp/tacoroom/
★【マイブックス】のページ: http://toki.moo.jp/mybooks/
★【山岳はがき画の会】(描こう会):http://toki.moo.jp/haga-kai/
★山のイラスト頒布【ひとり画展】
★【グッズマイショップ】:https://suzuri.jp/toki-umoart
…………………………………

 


★おわり
………………………………………………………………………………

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

某月某日「北ア薬師岳と薬師峠キャンプ場」


▼某月某日「北ア薬師岳と薬師峠キャンプ場」


北アの名山薬師岳山頂には立派な祠が鎮座しています。

かつてふもとの有峰集落の人びとが奉納した鉄板の剣が祠の前に散

らばっています。

ある夏、立山から南下。薬師峠キャンプ場にテントを張りました。

周囲はいまが盛りの高山植物。夕食までの時間に近くをぶらつきま

す。

と、ニッコウキスゲの間から見たことのある顔が…。

「Sさんじゃないか!」「あれェ、こんなところで」。相手もきょと

ん。

聞けば、連れを先の太郎小屋に残し、ひとり散歩の途中だといいま

す。

これはまた奇遇のなかの奇遇。最後まで残しておいたアルコールも

すぐカラになりました。

家内がキャンプ場の売店にビールの買い出しに走ります。

あれから10数年、丹沢のボッカ訓練で久しぶりに再会。

「あの時のビールはうまかったなあ」。帰りの打ち上げでSさんが

言ってくれました。

……【さらには】…イラスト・本文へ→
 http://toki.moo.jp/merumaga/yamatabi/yamatabi05.html

 

…………………………………

 

 

【広告】
…………………………………
★【ヤマケイ新書】『日本百霊山』(山と渓谷社)税込950円。書店
 にないときはご注文を。アマゾンなら確実に入手できます。
 詳しくは:http://toki.moo.jp/baiten/mybooks/
★【仕事部屋】へどうぞ: http://toki.moo.jp/tacoroom/
★【マイブックス】のページ: http://toki.moo.jp/mybooks/
★【山岳はがき画の会】(描こう会):http://toki.moo.jp/haga-kai/
★山のイラスト頒布【ひとり画展】
★【グッズマイショップ】:https://suzuri.jp/toki-umoart
…………………………………

 


★おわり
………………………………………………………………………………

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ