山の伝説まん画「和歌山県・高野山奥ノ院の一夜」


▼「和歌山県・高野山奥ノ院の一夜」

【概略説明】
 空海が平安時代の初めに開いた真言宗の山岳霊場高野山。標高
800mの台地に東西6キロ、南北3キロの聖地が広がります。高野
山東端にある奥ノ院は開祖弘法大師空海をまつってあります。


 参道は杉やヒノキがうっそうと茂る石畳。古いのは平安時代997
年の多田満仲の墓をはじめ、上杉謙信、武田信玄・勝頼父子、とく
に興味を引くのは当地を攻略した織田信長や明智光秀などの墓石も
ならんでいるのです。


 敵味方関係なく地下に眠る人々の供養に努めるところなどは、さ
すが弘法大師の霊地としての心の広さがうかがえます。廟の前は老
若男女大勢の観光客が、みやげ物を手に見物しています。


 そんななかでよほどのことがあったのか、一心不乱に「般若心経」
を唱える一組の中年のご夫婦のうしろ姿が心に焼きつき、いまだに
忘れられません。
・和歌山県高野町


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山の伝説まん画(民俗画)「房総の山・人骨山の鬼伝説」


▼「房総の山・人骨山の鬼伝説」

【概略説明】
 バブル時代に話で恐縮です。房総半島鋸山の近くに「人骨山」という
山があります。ここには昔鬼が住み毎年1回ふもとの畑集落の乙女をい
けにえにさし出させ食っていたという。この習慣があまり長く続いたので山
は骨で埋まりいまでも木が生えないという。


 ある秋、もの好きにも行ってみました。「鬼が怒るためいまでも豆まきは
しねえ」。おばあさんが話してくれました。たしかに中腹から上は大きな木
は生えていません。


 しかしナントと山一帯が有刺鉄線でおおわれていたのです。「社有地
につき、立入禁止」という立て札。山ごと、鬼ごと、観光会社に買い占めら
れていたのでした。


 また南西側の奥山集落では、昔、60歳を越す老人は、この山に捨てら
れたため、そのたたりでここには木が生えないのだという伝説もあります。


 ちなみに、墓地の古い形の両墓制(遺体を葬るところと霊を祭るところ
が別のかたちをとる)のうち、この山は遺体を葬る第一次墓地(オハツセ)
ではないかともいう。いまは整備され、東京からもボツボツとハイカーが訪
れるようになったと聞いています。
・千葉県安房郡鋸南町大崩


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山の伝説伝承に遊ぶ:「北海道・幌尻岳と源義経伝説」



▼「北海道・幌尻岳と源義経伝説」

【概略説明】
 幌尻岳(ぽろしりだけ)は、北海道平取町と新冠(にいかっぷ)
町との境にある山。ポロ・シリはアイヌ語で「大きな・山」の意味
だそうです。その名のように、北海道南部を北から南に貫く日高山
脈で、ただひとつ標高2052mと2000mを超す山です。


 日高山脈襟裳国定公園内の特別保護地区で『日本百名山』にも選
定されています。また十勝側にも同名の山「十勝幌尻岳」があり、
それに対しこちらを「日高幌尻岳」と呼んで区別します。


 この山には氷河の痕跡とされるカールが七ツ沼、北、東と3つも
あります。なかでも山頂の北東にある七ッ沼カールは、夏は高山植
物のお花畑が広がって美しくテント場としても絶好の場所です。


 幌尻岳山ろくの平取、新冠(にいかっぷ)は、義経渡来伝説があ
るところ。平取町には義経神社、義経公園、常磐御前碑、静御前碑、
義経峠。また 新冠町には判官館森林公園というのもあります。


 鎌倉時代のはじめの文治5年(1189)、源義経は衣川(岩手県胆沢
郡)で生涯を終えたという。しかし、討たれた義経は影武者で、本
物の義経はひそかに落ち延びて、青森県の竜飛岬から津軽海峡を渡
り、北海道に逃れたという伝説があります。


 さらに大陸に渡り、やがて成吉思汗(ジンギスカン)になったと
いうのです。徳川幕府の大学頭であった林羅山も著書『本朝通鑑』
に「衣川之役、義経死セズ、逃レテ蝦夷島ニ至ル」と記しています。
・北海道日高市庁沙流郡平取町と新冠郡新冠町との境。
▼【さらに説明本文と出典】をどうぞ↓
https://toki.moo.jp/mail-maga/gate-mail/gate04.html

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山の伝説伝承に遊ぶ:「御坂山塊・蛾(ひる)ヶ岳]



▼「御坂山塊・蛾(ひる)ヶ岳」

【概略】
 山梨県甲府盆地と富士山北麓との間の御坂山系の蛾ヶ岳。虫偏に
我と書いて蛾(ひる)と読むそうです。この山に立つと、甲府盆地
の向こうに奥秩父や、八ヶ岳が望め、また南アルプス、南に富士山
も素晴らしい。


 武田信虎の居城がある甲府市の要害城から見た時、この山の真上
に太陽が来る時が正午であったことから「昼ヶ岳」ともいったとい
うのです。また、山頂の北面にヤマヒル(山蛭)が多くいたことか
ら、「蛭ヶ岳」ともいわれたという。


 さらに見る場所によっては、中国の峨(蛾)眉山に似ていること
から「峨眉の山」(山偏)ともいわれているという。峨眉の山は中
国三大霊山(五台山、天台山、峨眉山)のひとつ。また美人を形容
する虫偏の「蛾眉」は、蚕のガの触覚のように細い眉毛がその語源
であるといいます。


 地元山梨県立市川高校の校歌は、「蛾(虫偏)眉の山 そそりた
てるを…」で始まり、いまでも地元では蛾眉の山と呼ぶ人が多いそ
うです。
・山梨県市川三郷町と身延町との境。


▼【さらに説明本文と出典】をどうぞ↓
https://toki.moo.jp/mail-maga/gate-mail/gate03.html


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山の伝説伝承「奈良・役ノ行者の生れたお寺」



▼「奈良・役ノ行者の生れたお寺」

【概略】
 全国各地の山々80座以上も開山したと伝えられる役ノ行者(役ノ小角)
は飛鳥時代の人。修験道の開祖で、のち金峰山で蔵王権現を感得した
といわれます。行者は厳しい修行の末、空をも飛べるようになり、最後は
仙人になって唐に渡ったと伝えます。


 平安時代に成立したといわれる『今昔物語』に、「(文武)天皇の御代
に役の優婆塞と申す聖人おわしけり。大和の国葛上郡茅原村の人なり」
(巻第十一・第三)とあります。行者の生家はいまの御所市茅原字中ノ坊
にある吉祥草寺(きっしょうそうじ)だといわれます。


 吉祥草寺は茅原山金剛寿院と号す本修験宗総本山。役ノ行者創建と
伝えられる本山も平安時代に再建、のち南北朝時代の戦いで焼かれた
そうです。


 和歌山線玉出駅はまるっきりの田んぼの中の無人駅。吉祥草寺は本
尊を五大明王とし、本堂のほかに開山堂、観音堂、鎮守社があり、いまで
も行者が浸かった産湯の井戸や腰掛けの岩などがあります。


 西側に目を向ければ玉手駅の向こうに行者が修行したという金剛山や
大和葛城山などがそびえていました。
・奈良県御所市茅原字中ノ坊。和歌山線玉手駅から15分で吉祥草寺


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