某月某日「群馬県・上州武尊山トサカ岩」

某月某日【山の伝承漫画】「群馬県・上州武尊山トサカ岩」



武尊と書いてほたか。山名地名はホントにむずかしい。武尊山は岩
がたちならぶ意味で、かつては北アの穂高岳と同じ神「穂高見命」
を祀っていたという。


武尊山は通称沖武尊といい、ここに建っている御嶽山大神の石碑は、
この山を開いた木曽の「御嶽教」の教祖普寛(ふかん)行者にちな
んでいます。


沖武尊南東にある剣ヶ峰には普寛行者の霊神(れいじん)碑も祀ら
れています。


これは修行を積んだ行者が亡くなった後、霊神を名のり碑を建てる
「御嶽講」独特のものだそうです。


5月、ガスの中、3つの岩峰が連なる川場剣ヶ峰は通行禁止でした。
展望のきかない笹やぶを開いた雪のまき道を黙々と歩くだけ。


岩峰も過ぎたころ、ガスが晴れてきました。振り返ってみたら、目
の前にトサカ岩が覆いかぶさるように現れてきました。
・群馬県片品村と川場村との境







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某月某日「南アルプス・大沢岳百間洞小屋」

▼某月某日「南アルプス・大沢岳百間洞小屋」



もうズ~ッと昔の話で恐縮です。赤石岳と聖岳の間にある百間洞山
の家。


かべ板がはずれ夜風が寝ている顔に吹きつけ、外にいるのとかわか
りません。


この沢には血紅色をしたラディオラリヤ板岩が露出するので赤石沢
と名づけ、その山を赤石岳と呼んだという。


夕食後、小屋の主人が無類の酒好きで飲み残したウイスキーはこの
びんに入れろという。


客が飲み残しを入れるので中はいろいろな酒が交っています。翌朝、
オヤジが神妙な顔をしています。


腎臓の発作で寝たままの登山者がいるという。「100万円かかるけど、
ヘリコプター頼もうか」というと首を横に振ります。


オヤジが頭をかかえます。結局、車を林道の入れる所まで来るよう
無線で要請、杖をつきながら歩いて下りたとあとで聞きました。


ちなみに地図で調べてみたら林道終点まで6時間とありました。
・長野県飯田市上村(旧下伊那郡上村)と静岡県静岡市との境。





▼↓【画像】と説明文をどうぞ
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山の伝承「花弁に見えるがく片・ハクサンイチゲ」
花弁に見えるがく片・ハクサンイチゲ


まだ雪が残る高山のお花畑。白い花々が散らばるハクサンイチゲの
群落はひときわ生えています。


ハクサンイチゲは「白山一華」で、北陸の白山で見つけたものに名
前をつけたという。


7月~8月、高さ20センチから40センチの花茎を出し、そこに1
~5個の花をつけます。


白い花びらのようなものは実はがく片で、普通5枚から6,7枚あ
ることもあるという。


本当の花は白いがく片のうち側にあるもの。全体に白く長く軟らか
い毛が密生。


花弁はなく、黄色いたくさんあるのは雄しべだそうです。茎から生
える葉は、4枚あり、2枚ずつ対になり十字になっていますが、節
と節の間が縮まっているので4枚が輪生しているように見えます。


ハクサンイチゲは、環境によって高さや草の形がかなり変わり、日
本産のものもひとつの変種として扱われることが多いという。
・キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。





▼「イラスト」と説明文をどうぞ↓
http://toki.moo.jp/merumaga/uusangac/uusangac09.html



▼お知らせ
・(1)第6回 春らんまん展覧会【高山植物ひとり画っ展】
2016年4月1日(土)~4月30日(土)
場所:千葉県市川市真間4-7-23 話飲喫茶「つぎはし」年中無休
JR総武線市川駅より徒歩15分
詳しくは
http://toki.moo.jp/gallery/gallery.html
……………………………………
・(2)第4回 いちかわ店先展覧会【山・花・峠 はがき絵展】
2016年5月1日(日)~5月15日(日)
場所:市川市菅野4-16-10「フルーツ・やま」ミニミニぎゃらりー
市川駅からバス、東京歯科大学市川総合病院前下車
詳しくは
http://toki.moo.jp/gallery/gallery.html




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山の伝承「黄金の杯で一献、高山植物シナノキンバイ」


黄金の杯で一献、高山植物シナノキンバイ



シナノキンバイは登山者におなじみです。夏山のまだ残雪がある湿
ったお花畑、よく目立つ黄金色の花が群生している姿はみごとです。


シナノキンバイは、漢字で「信濃金梅」。長野県に多くキンバイソ
ウに似た花の意味だそうです。


キンポウゲ科キンバイソウ属の多年草で、茎の高さ30~50センチ。
根元には枯れた古い葉鞘の繊維が残っています。


7~8月、茎の先端に直径4センチくらいの金色の花を一個ずつ、
上向きに咲かせます。


黄金の花びらのように見えるのは、実はがくで広倒卵形の形をして
いて杯のようにも見えます。がく片は5~7枚。


花びらはというと非常に小さく、がくのなかにある濃いだいだい色
をした細い線のようなものだそうです。


シナノキンバイは、北陸の白山(岐阜・石川県境)が南限で、北海
道の夕張岳や暑寒別岳が北限だそうです。
・キンポウゲ科キンバイソウ属の多年草。






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山の伝承「八ヶ岳と富士山とでえらん坊」


八ヶ岳と富士山とでえらん坊



八ヶ岳の名はおおよそ八つの峰があるからだという。大昔、八ヶ岳
は富士山より高かったという。


ある時八ヶ岳の女神と富士山の女神の姉妹が背比べをしたそうで
す。


判定を阿弥陀さまに頼み、思いっきり背を伸ばして比べました。そ
の結果、富士山が負けてしまいました。


口惜しがった富士山は八ヶ岳を蹴飛ばしました。すると八ヶ岳は砕
けてしまい八つの峰になってしまったというのです。


またこんな話もあります。その昔、大男「でえらん坊」はそびえる
八ヶ岳が気になって仕方ありません。


ある日、ノッシノッシと攻めてきました。八ヶ岳の女神は妹の富士
山の神に応援を頼み、迎え撃ちます。


やっとでえらん坊を追い払いましたが、八ヶ岳の神も傷を負いまし
た。地面に落ちた血にあとに黒いユリの花が咲いたのです。


戦場だった中山峠のすぐ近くに黒百合平があります。
・長野県と山梨県との境。






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