▼山里の神仏「山ろくの村にたたずむ甲子塔」

▼山里の神仏「山ろくの村にたたずむ甲子塔」
【概略文】
 山から何日かぶりに下ります。里の民家が近づくころ、神社の境
内や畑の農道わきなどに「甲子」と書かれた石の塔を見かけます。

 これは「きのえね」と読む石塔だという。甲子とは、甲、乙、丙、
丁、……と続く十干(じっかん)の甲(きのえ)と、子(ね)、丑
(うし)、寅(とら)、卯(う)……と続く、十二支(じゅうにし)
の子(ね)にあたる年月日をいっています。

 よくカレンダーや暦に書いてある「きのえね」「きのとうし」「ひ
のえとら」などのあれです。60日に1回おとずれる干支の「甲子の
日」に、村人が集まって大黒天の掛け軸をかけて礼拝するのが甲子
講。

 この夜、村人が集まって大黒天の掛け軸拝んだのち、当番の家が
つくったごちそうを、食べながら楽しく子の刻まで過ごします。甲
子待(まち)ともいい、掛け軸に二股ダイコン、ダイズ、クロマメ
を供えます。

 甲子待はそれを行うことにより、現世の福を得ようとする信仰で
す。
……【さらに本文と出典】は筆者のページ(toki.moo)で↓
http://toki.moo.jp/merumaga/fulkamijo/fuljo-08.html

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山旅通信「八ヶ岳の東西天狗岳・赤天狗と青天狗」

山旅通信「八ヶ岳の東西天狗岳・赤天狗と青天狗」
 八ヶ岳の天狗岳は東西2峰に分かれ、縦走路沿いに東天狗岳、西へ
約300m離れたところに三角点のある西天狗岳があります。東天狗岳の
頂上近くは、赤い岩肌を出しているため「赤天狗」と呼ばれ、西天狗岳は
緑のハイマツにおおわれて丸みがあり「青天狗」と呼ばれています。

 山頂からの展望は雄大で、北ア、中央、南アルプスはじめ、360度の
大展望。天狗岳の北西に流れ下っているすりばち池溶岩流は両側のヘ
リが高くなって、内側がへこみ、低いところは雨期には水がたまり「すりば
ち池」といっています。

 渇水期には黒い底が露出、無数の亀裂で奇怪な様相になります。池
の先には「天狗のお庭」の草原が広がり、小さな池があちこちにあり、緑
のハイマツが水面に映えて神秘的です。

 天狗岳は荒々しい南八ヶ岳と森林と草原のやさしい北八ツヶ岳のほぼ
中間。その両方をそなえています。

・長野県茅野市と小海町との境。
……【さらに本文と出典】は筆者のページ(toki.moo)で↓
http://toki.moo.jp/merumaga/gate-meru/gate07.html
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▼「須山八重子 私の市川はがき絵展・於中央図書館展」


▼「須山八重子 私の市川はがき絵展・於中央図書館展」

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▼須山八重子 私の市川はがき絵展・於中央図書館展
 知人の須山八重子さんの作品が展示されます。須山さんは、もと
高校の国語の先生。20年前、市川市内真間山弘法寺の人間学校「は
がき絵教室」に参加。

 依頼コツコツつと制作されてこられました。ただ風景をスケッチ
するだけでなく、「文学散歩」というテーマを持ち、文学作品ゆか
りの現場へ行って、その内容にまで踏み込んだ作品です。

 現在80歳半ばにして、なおカクシャクとして自転車で、また青
春18切符を使ったノリテツで、スケッチ取材に各地を飛び回って
いらっしゃいます。2020年1月で513号になりました。

 ご主人は朝日新聞千葉版「俳壇」の常連須山登氏です。今後、ご
主人の俳句に八重子さんの絵をつけた展示会でも実現すれば、素晴
らしいと期待しています。
……【さらには】→
http://toki.moo.jp/merumaga/hitokoto/hito-04.html



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山のムダばなし「富士山、伊豆大島まで一望の富山・伊予ヶ岳」

山のムダばなし「富士山、伊豆大島まで一望の富山・伊予ヶ岳」
【概略】
 房総半島の南部にある富山と伊予ヶ岳。両方とも360度の展望で、御
殿山から鋸山など房総の山々、東京湾をはさんで富士山、伊豆大島まで
一望できます。とくに富山は、別名天富山、遠見山ともいい、古くから航
海の目標とされてきました。

 形のよい双耳峰は、山頂にまつってある本尊から観音峰と呼ぶ南峰
と、鞍部を隔てた金毘羅峰と呼ばれる北峰があります。この富山と西にそ
びえる伊予ヶ岳とをセットにして登る人も多い。山頂は南北2峰の双耳峰
で三角点は北峰にあります。

 ここは県内ではめずらしく岩峰の山、上州の妙義山にちなみ「安房妙
義」の異名を持ちます。伊予ヶ岳と伊予(愛媛県)の大岳(石鎚山)由来
するという。

 昔から安房地方は四国や南紀地方との関わりが深く同じ地名も多い。
また伊予ヶ岳には、天狗伝説が多く修験道の山らしいのも石鎚山と共通
するところです。

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山のムダばなし「山梨県七面山・七面天女と天狗」

山のムダばなし「山梨県七面山・七面天女と天狗」
【概略文】
 七面山は日蓮宗の山岳信仰の聖地として有名な山。日蓮宗の総本
山・身延山の奥の院とも呼ばれています。この山ははじめ、真言宗
の七面山修験によって開かれたといいます。

 のちに日蓮の弟子である日朗によって日蓮宗に改められ、いまの
ような大伽藍(寺院などの建物)が建立されるまでに発展したもの。
山名の由来は、主神の七面天女から「鬼門の一方を閉じて七面を開
く」という意だそうです。

 別名をナナイタガレともいい、山全体に崩壊が見られます。敬慎
院(七面山本社)の随身門前は、春秋の彼岸には太陽の光が上総一
ノ宮神社から出雲大社までを結ぶというレイライン。

 富士山頂からのご来光は随身門から本堂に安置されている七面大
明神にさし込むという。これは計算されて配置されているというの
です。この山には七面山伽藍坊という天狗いることになっています。

・山梨県早川町ですが、山頂付近は身延町の飛び地。
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