山の談話室。「奥多摩・三頭山と人里(へんぼり)、数馬(かずま)集落の名」




【概略文】
 奥多摩三山の三頭山の山麓には人里(へんぼり)などという変わった
名前の集落があります。千数百年前、大和朝廷の東国開拓の施策で先
進技術をもった渡来人たちがやってきて、ここに土着したという。


 地名の「へんぼり」は、蒙古語で人を表す「フン」と、里を表す新羅語の
「ボル」をくっつけたフンボル(人の住む里)が、ヘンボリに訛っていった
のではないかといわれています。また、数馬は南北朝時代、この土地を
開拓した南朝ゆかりの中村数馬という人の名前から来ているという。


 ここ三頭山のふもと、笛吹(うずしき)という村に、オマンジャという美し
い娘が洪水で流されましたが、池のヌシとして生きているとか、同じ村の
美しい娘が池のヌシの子を宿しましたが、菖蒲を入れた酒を飲んで、邪
気を免れたという伝説などが残っています。
・東京都奥多摩町と檜原村、山梨県小菅村と上野原市との境。
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山の談話室。「山梨県笹子トンネル上・笹子雁ヶ腹摺山とお坊山]

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▼山の談話室。「山梨県笹子トンネル上・笹子雁ヶ腹摺山とお坊山]

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みなさんこんにちは。また新しく読者登録して下さったみなさん、
よろしくお願いします。

さてきょうの山の談話室は
▼「山梨県笹子トンネル上・笹子雁ヶ腹摺山とお坊山」

【概略文】
 『大菩薩峠』から南下する大菩薩連嶺。このあたりには雁ヶ腹摺山とい
う山がいくつかあり、牛奥ノ雁ヶ腹摺山、旧500円札の富士山の写真撮
影場所の雁ヶ腹摺山。それに連嶺南端、笹子峠近くにある笹子雁ヶ腹摺
山があります。ある解説書によれば、この山系には8つも「雁ヶ腹摺」とい
う地名があるとしています。


 笹子雁ヶ腹摺山は別名御殿。山梨県大月市笹子と甲州市の境にあり
ます。笹子峠は江戸時代に開かれた甲州街道のなかでも最大の難所だ
ったという。笹子峠の大きな緩みは、飛んでいく渡り鳥にとっても難所だ
ったらしく、雁などが腹を摺りながら飛んだというのでこんな名前になりま
した。


 「笹子」とはササがよく生える所にある村(子村)の意味だという。笹子
雁ヶ腹摺山から北西に進むと米沢山、お坊山があります。ここには娘が
恋に破れ、池に身を投げ、大蛇になったという。そこへ親鸞上人が通りか
かり、救われたという伝説があります。
・山梨県大月市と甲州市との境。


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山の談話室。「京都・大江山の酒呑童子」



▼「京都・大江山の酒呑童子」

【概略文】
 酒呑童子の鬼伝説で有名な京都の大江山は、仙丈ヶ嶽、大枝山、与
謝大山、御嶽などとも呼ばれています。仙丈ヶ嶽の山名は、東側の山腹
に千丈ヶ原という広大な湿原があり、山名はそこからきているようです。


 大江山には鬼伝説が2つあり、ひとつは、用明天皇第3皇子麻呂子親
王の鬼退治伝説で、もうひとつは室町時代に書かれた源頼光の鬼退治
伝説です。先のものは『古事記』や『日本書紀』にあり、第三十一代とも第
三十二代といわれる用明天皇第3皇子麻呂子親王が、仏神の力を借りて
平定したというもの。


 あとの方のものは室町時代に書かれた御伽草子の「酒呑童子」、謡曲
「羅生門」、「大江山」などで知られる源頼光鬼退治伝説。ここでは酒呑童
子は山賊だとも鬼だともいわれ、この山に砦を造り、付近の農民を苦しめ
たので、源頼光がこれを討ったという物語。


 いまも鬼ヶ茶屋とか、鬼の岩屋などの地名が残っています。同じ伝説
が京都市の大枝山にもあり、混同されることが多いようです。
・京都府大江町と加悦町との境。
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山の談話室。「大雪山・山の大(おおい)さを語れ」


▼「高山植物・大雪山・山の大さ(おおい)を語れ」


【概略文】
「富士山に登って、山岳の高さを語れ。大雪山に登って、山岳の大(お
おい)さを語れ」。これは詩人大町桂月の言葉です。さらに「…さても大雪
山の頂上の広きこと哉。南の凌雲岳、東の赤岳、北の黒岳の主峰など、
ほんの少しばかり突起するだけにて、見渡す限り波状を為せる平原也。
…余は大雪山に登りて、先ず頂上の偉大なるに驚き、次ぎに高山植物の
豊富なるに驚きぬ。大雪山は実に天上の神苑也。」と記しています。


大雪山は、上川郡上川町、東川町、美瑛町にまたがる山地の総称。北
麓の層雲峡から南の十勝岳まで大雪山国定公園の北部にある山地で、
総面積23万ヘクタール、神奈川県に匹敵する日本最大の国立公園で
す。


 ここは緯度が北に偏っているため、本州の3000m級の山々と同じよう
な高山環境をもっています。火山群の間の高原状平坦地には、ダイセツ
ワタスゲをはじめとする高山植物が2百数十種も生えており、わが国でも
最も規模が大きいという。

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山の談話室。「高山植物・イワイチョウ」


▼「高山植物・イワイチョウ」




【概略文】
 ムッと草いきれのする登山道からちょっと下って、残雪のふちをまわり
込みます。その雪が溶けて消えたばかりの湿った場所に、濃緑色で質の
厚い腎円形の葉のイワイチョウが群生しています。


 イワイチョウは「岩公孫樹」で葉っぱの形がイチョウに似ている(?)とこ
ろからついた名だといいます。「イワ」は岩のあるようなところにあるからと
いいます。また一名ミズイチョウともいうそうです。ミズは「水」で、やはり生
える場所を表したものだそうです。


 群生した葉っぱの中から花茎を出してその先に星形の白い花をたくさ
んつけています。広がるイワイチョウの咲く草原、その先の一面の黄色い
花。稜線から白く糸を引くように流れる残雪。登山者が汗を拭いて休憩し
ています。


 花冠のふちに波状のしわがあり、中央に白いニワトリのトサカのような
ひだができています。そんなことからか、イワイチョウは種名をクリスタ-ニ
ガリといい、ニワトリのトサカの意味だそうです。
・リンドウ科イワイチョウ属の高山の湿原に生える多年草。


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