丹沢のはなし「さすが雨降山・雷獣まで降ってきた」


丹沢のはなし「さすが雨降山・雷獣まで降ってきた」

【概略】
 丹沢の大山の山頂には阿夫利神社の本社が、中腹には下社、不動
前には大山寺があります。大山とは山頂にまつられている大山祇(お
おやまずみ)神・山ノ神の名からついた名前だそうです。

 山名の由来についてはいくつかの説があります。まず、頂上にい
つも雲がかかっていて、雨がよく降るからという説。次にアイヌ語
のアスプリ(偉大なる山という意味)が、なまってあぶりやあふり
になったとの説。

 山頂の阿夫利神社はご神体が石であるため、昔は石尊社、石尊大
権現と呼ばれ、商売繁盛、豊作祈願、無病息災の神として関東一円
から信仰されました。

 ここには江戸時代に(雷獣が)落ちたという話があります。猫よ
りは大きく、ほぼイタチ位で、爪が五本あったという。また同じよ
うな別の話もあります。
・神奈川県伊勢原市と厚木市・秦野市との境。

▼「イラスト」と説明文は下記からどうぞ。
http://toki.moo.jp/merumaga/tanzawa/tanzawa04.html

 


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むら里の奇神変神「口惜しくても歯ぎしりできない浦島太郎神」

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▼むら里の奇神変神「口惜しくても歯ぎしりできない浦島太郎神」

 

 

 

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【メールマガジン】(発行:不定期)
発行 【とよだ 時】(むら里の伝承探査・ゆ-もぁ画文家)
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みなさんこんにちは。また新しく読者登録して下さったみなさん、
よろしくお願いします。

 

さてきょうの【メールマガジン】は
▼むら里の奇神変神「口惜しくても歯ぎしりできない浦島太郎神」

【概略文】
 長野県、木曽川河原「寝覚ノ床」に浦島太郎伝説があります。竜
宮城へ婿入りした太郎はある時遠くから聞こえる鶏の鳴き声に、に
わかに故郷を思い出します。

 浦島は乙姫の父王に許されて帰国しますが、着いたところが、故
郷と似ても似つかぬ木曾の深山幽谷の中。乙姫は谷川の流れ、咲き
乱れる草花、小鳥のさえずり、さわやかな風に大喜びです。

 しかし、月日が経ち土地になれるに従い、ふたりは些細なことで
もけんかをするようになり、ついに乙姫は竜宮城に帰ってしまいま
す。浦島は乙姫が恋しく谷川を歩き回ります。

 そんな時、ふと岩陰に見つけた乙姫が持っていた玉手箱。浦島が
ふたを開けると立ちのぼる紫の煙。太郎はたちまちおじいさん。「浦
島ははぐきをかんでくやしがり」という川柳もあります。

 開けて口惜しき玉手箱……。なんとも歯ぎしりしたいところです
が、太郎も歯が抜けたご老人。土手をかみ合わせるだけだったとい
うことです。
・長野県上松町


▼さらには説明【本文】と【画像】をどうぞ。↓
http://toki.moo.jp/merumaga/inakamijo/inajo-10.html

 

 

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-▼山の歴史伝承に遊ぶ【ひとり画ってん】-
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某月某日 天狗の山々「埼玉県両神山・刀利天坊天狗」

▼天狗の山々「埼玉県両神山・刀利天坊(とうりてんぼう)天狗」

【概略】
 両神山は江戸時代は木曽の御嶽教の行者で賑わいました。そのた
め、両神神社本社の前には御嶽神社の祠があり、山頂東方に木曽御
嶽山と同じ前衛の山、三笠山、八海山の地名もあります。

 この山は天狗でも名高い。行者の唱える唱文のなかに「三笠山刀
利天坊、八海山大頭羅坊、阿留摩耶山アルマヤ坊…」と御嶽山と同
じ天狗の名が出てきます。

 大頭羅坊は表参道にありますが、他のものはどこにあるだろうと
探してみました。清滝小屋から少し上がった一位ガタワ方面に入っ
たところで、はからずも見つけた刀利天坊天狗の像。

 やはり三笠山と関係ある場所にあり、木曽御嶽山飛騨頂上にある
刀利天像と姿形がよく似ています。

 文字は風化して読めませんが、足の指に鳥のような爪があるのが
気になります。とすればこのあたり、まだ他の天狗もあるかも知れ
ません。
・埼玉県小鹿野町と埼玉県秩父市との境

……さらには【ゆ-もぁ画・本文のページ】へ↓
http://toki.moo.jp/merumaga/temg/temg10.html

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丹沢のはなし「丹沢宮ヶ瀬・長者屋敷」

「丹沢宮ヶ瀬・長者屋敷」

【概略】
 中津川のほとりに「長者屋敷」という所があります。ここは南北
朝時代、南朝方の家臣・矢口信吉は丹沢山中の宮ヶ瀬の奥地に逃れ
てきて館を築いたところ。

 一族は狩猟や魚、砂金を取りひそかに鎌倉と交易、富を蓄えてい
ました。

 ある日、宮ヶ瀬の若者が中津川に浮いている漆塗りの立派なお椀
を見つけました。「誰も住んでいるはずがねエ河上から…」 川をの
ぼって行くとそこには金銀を散りばめたように輝くりっぱな屋敷が
建っています。

 村へ帰った若者は村人と竹槍や鍬、鎌などを用意、深夜闇にまぎ
れて館を襲いました。不意をつかれ信吉一族は右往左往、とうとう
全員殺されてしまいました。

 村人は館に火をつけ、財宝を運び出し分配したという。 付近に
信吉が戦った所といわれる「勝負沢」、六百両を分配した「六百沢」、
その財宝を持ちきれず捨てた「ころがし沢」などの伝説にちなむ地
名が残っています。
・神奈川県清川村

▼「イラスト」と説明文は下記からどうぞ。
http://toki.moo.jp/merumaga/tanzawa/tanzawa03.html

 


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むら里の奇神変神「不精も並はずれれば神になる…物くさ大神」


▼むら里の奇神変神「不精も並はずれれば神になる…物くさ大神」

【概略文】
 物くさ太郎は物草、物臭、物苦などとも書かれます。この男が並
はずれた不精者。

 ただ寝ているばかりで人が恵んでくれた餅を取りそこねても、拾
いにいくのが面倒で3日も人が来るのを待ち、取ってもらうありさ
ま。

 ある時、京から村に、長期の労役を課す知らせが届きました。村
人はそれを太郎に押しつけ京に上らせました。

 京に行った太郎はまめまめしく働き、長い夫役も終えて帰京の際、
妻にする人を探そうと清水寺に行き、貴族の美女を見初め、言い寄
って連歌のかけ合いをします。

 女性の方も太郎が見かけによらず和歌の道に通じているのに心を
許し結婚しました。

 やがて太郎が仁明天皇の第2皇子の子で、仁明天皇の3代の孫で
あることが分かりました。帝は太郎を信濃の中将に任じ甲斐、信濃
の国を与えました。

 こうして帰国した太郎は百二十歳まで生き、死後はおたがの大明
神、妻はあさひ(あさい・朝日)の権現となってあらわれ、長生き
の神としてまつられています。

▼さらには説明【本文】と【画像】をどうぞ。↓
http://toki.moo.jp/merumaga/inakamijo/inajo-09.html

 

 

 


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