野山と田園の画文通信・漫画家【とよだ時】の山中徘徊記
山のふみあと日記
山の文化伝承に遊ぶ「女房を追い出した東北・岩手山」
山の文化伝承に遊ぶ「女房を追い出した東北・岩手山」
【概略】 岩手山の雄大な姿は東北南部地方のシンボルです。その真東に姫神
山があり、北側には送仙山、さらに東南には早池峰山もあります。この岩
手山、姫神山、早池峰山の三山は仲が悪い。
その昔岩手山は姫神山とは夫婦だったという。しかし次第に早池峰山
に思いを寄せます。そこで姫を追い出そうと送仙山に言いつけました。
次の日、岩手山が目をさましてみると姫神山が何事もなかったようにそ
びえています。怒った岩手山は火を噴いて暴れ回り送仙山の頭を吹き飛
ばしたということです。
また、岩手山が姫神山を離縁し、早池峰山を妻としたのでこの三山は
仲が悪いともいいます。いまも夏など決してこの3つの山が同時に晴れる
ということはなく、早池峰山と姫神山が晴れれば岩手山が怒ってくもり、岩
手山と姫神山が晴れれば早池峰山が怒り曇ってしまうそうです。
・岩手山:岩手県雫石町と八幡平市、滝沢村との境。
……【さらに本文と出典】は筆者のページ(toki.moo)で↓
http://toki.moo.jp/merumaga/gate-meru/gate03.html
…………………………………
【広告】 …………………………………
▼【山のはがき画の会】へお誘い:
毎月、山の画文通信【ひとり画 展】
(イラストと解説文)を郵送します。
詳しくは下記の私のHP (toki.moo)へどうぞ。
…………………………………
▼【書店で発売中】 -山の民俗神とその伝承伝説集-
★『日本百霊山』(山と渓谷社)968円
書店にないときは店員の方に注文してください。
・アマゾン、楽天ブックスだと確実に入手できます。
…………………………………
【とよだ 時】山とむら里・雑文画著作
★おわり ………………………………………………………………………………
丹沢のはなし・ひとり画ってん「金太郎の母親もよく湯治に来た、西丹沢湯船山ろく湯船温泉」
「金太郎の母親もよく湯治に来た、西丹沢湯船山ろく湯船温泉」
【概略】 湯船山は南麓の静岡県小山町湯船集落の名前からきた山名とい
う。北側の神奈川県山北町水ノ木方面では三日月山といっていまし
た。湯船集落は、その昔ボロボロに朽ちた湯ぶねが発見されたので
「湯船」の集落名になったという。
かつては湯量も豊富な温泉地でしたが、江戸時代中期の宝永4年
(1707)の11月、富士山が大噴火。宝永山が出現してからは湯量
も減り、泉温も下がってしまったという。現在では1軒の湯船温泉
「あさかえ湯」があるだけ。
足柄山の金太郎は、この温泉の東の中島地区の生まれたとされて
います。母の山姥がよくここに湯治に来たという。いま金太郎公園
があり、酒田金時をまつった金時神社もあります。
山姥は夕方来て朝、家に帰ったというので「あさかえ湯」と呼ば
れ、この温泉の源泉地になっています。
・神奈川県山北町と静岡県小山町の境。
……【さらに本文と出典】は筆者のページ(toki.moo)で↓
http://toki.moo.jp/merumaga/tanzawa/tanzawa10.html
…………………………………
【広告】 …………………………………
★【山のはがき画の会】へお誘い:毎月、山の画文通信【ひとり画
ってん】(イラストと解説文)を郵送します。詳しくは下記の私の
HP(toki.moo)をどうぞ。 http://toki.moo.jp/haga-kai/
…………………………………
▼下記のマイブックお譲りします。
・『山の神々いらすと紀行』(東京新聞)
・『ふるさとの神々何でも事典』(冨民協会)
詳しくは私のページ(toki.moo)でどうぞ↓
http://toki.moo.jp/baiten/cd-books/cd-books.html
…………………………………
★おわり
………………………………………………………………………………
山の文化伝承に遊ぶ「北アルプス・針ノ木峠と槍ヶ岳」
山の文化伝承に遊ぶ「北アルプス・針ノ木峠と槍ヶ岳」
【概略】 針ノ木峠は長野・富山の県境。この峠を越えての行き来は、日本海ま
わりで行くよりずっと近いため、昔から密売商人・盗伐者・立山参りなどに
利用されていたという。
戦国時代の天正12年(1584)11月(新暦では12月)、富山の城主佐々
成政有名な佐々成政、雪の黒部奥山越えの舞台にもなっています。1ヶ
月がかりの強行軍のコースにはいろいろな説があります。
なかでも、越中側立山温泉から常願寺川をさかのぼり、ザラ峠、黒部
川平(たいら)、針ノ木谷、針ノ木峠、いまの大町アルペンライン沿いの籠
川谷から野口村大出のルートが有力。
針ノ木峠には、成政が100万両の黄金を49個の壺に詰めて峠付近に
埋めたという伝説も残っています。そして富山城の落城後は、越中の大
部分は前田利家の領地となってしまいました。
ある年の8月、針ノ木峠から槍ヶ岳の穂先がかすんでいました。
・長野県大町市と富山県中新川郡立山町との境。
……【さらに本文と出典】は筆者のページ(toki.moo)で
↓ http://toki.moo.jp/merumaga/gate-meru/gate02.html
…………………………………
【広告】 …………………………………
▼【山のはがき画の会】へお誘い:
毎月、山の画文通信【ひとり画 展】(イラストと解説文)を郵送します。
詳しくは下記の私のHP (toki.moo)へどうぞ。
…………………………………
▼【書店で発売中】 -山の民俗神とその伝承伝説集-
★『日本百霊山』(山と渓谷社)968円 書店にないときは店員の方に注文してください。
・アマゾン、楽天ブックスだと確実に入手できます。
…………………………………
【とよだ 時】山とむら里・雑文画著作
★おわり ………………………………………………………………………………
山の文化伝承に遊ぶ「奥多摩・三頭山のカミナリ」
山の文化伝承に遊ぶ「奥多摩・三頭山のカミナリ」
【概略】
三つのピークがありその名も三頭山。かつてここは「水戸嶺」と
呼んだという。ある時、山が荒れてとまりません。村人は神の怒り
に違いないと占ったところ「山の恵みに感謝せよ」とのお告げ。
早速、社を建て山の神を祭ったという。こんな伝説から案外、山
名は水戸嶺の「ミト」から来ているのかも。ここはどうも雷に縁が
あります。古い避難小屋の時も1晩泊らされました。
雲取山から鴨沢に下り、そのまま三頭山に登りました。尾根に取
付いて間もなく大雷。避難小屋に逃げ込もうとツネ泣き坂を駆け登
りましたが間に合わず。
入小沢ノ峰にテントを張りもぐり込みました。雷鳴と稲妻とザー
ザー雨が続きます。そんななか中年男性が一人、傘をさして悠々と
下って行きました。勇気あるッ!…。
・東京都奥多摩町と檜原村、山梨県小菅村と上野原市との境。
……【さらに本文と出典】は筆者のページ(toki.moo)で↓
http://toki.moo.jp//merumaga/octama/oct-10.html
…………………………………
【広告】
…………………………………
▼【山のはがき画の会】へお誘い:毎月、山の画文通信【ひとり画
展】(イラストと解説文)を郵送します。詳しくは下記の私のHP
(toki.moo)へどうぞ。
…………………………………
▼【書店で発売中】
-山の民俗神とその伝承伝説集-
★『日本百霊山』(山と渓谷社)968円
書店にないときは店員の方に注文してください。
・アマゾン、楽天ブックスだと確実に入手できます。
…………………………………
▼下記のマイブックお譲りします。
・『山の神々いらすと紀行』(東京新聞)
・『ふるさとの神々何でも事典』(冨民協会)
詳しくは私のページ(toki.moo)でどうぞ
http://toki.moo.jp/baiten/cd-books/cd-books.html
…………………………………
【とよだ 時】山とむら里・雑文画著作
★おわり
………………………………………………………………………………
発売中の『山と渓谷1月号』の特集「100人で選ぶ、名山100」
発売中の『山と渓谷1月号』の特集「100人で選ぶ、名山100」に、不肖わたくしめも末席を汚させていただきました(33番)。奥多摩棒ノ折山の折れた石の棒の片方は奥多摩側にありますが、もう片方は、秩父側名栗の有馬の谷へ投げ込んだまま、いまも行方不明だという。いっしょに探しに行きませんか???×☆◇※??……。それに馬乗馬場(まのりばんば)の埋蔵金も……。
« 前ページ |