山の文化伝承に遊ぶ「女房を追い出した東北・岩手山」

山の文化伝承に遊ぶ「女房を追い出した東北・岩手山」

【概略】  岩手山の雄大な姿は東北南部地方のシンボルです。その真東に姫神

山があり、北側には送仙山、さらに東南には早池峰山もあります。この岩

手山、姫神山、早池峰山の三山は仲が悪い。

 

 その昔岩手山は姫神山とは夫婦だったという。しかし次第に早池峰山

に思いを寄せます。そこで姫を追い出そうと送仙山に言いつけました。

 

 次の日、岩手山が目をさましてみると姫神山が何事もなかったようにそ

びえています。怒った岩手山は火を噴いて暴れ回り送仙山の頭を吹き飛

ばしたということです。

 

 また、岩手山が姫神山を離縁し、早池峰山を妻としたのでこの三山は

仲が悪いともいいます。いまも夏など決してこの3つの山が同時に晴れる

ということはなく、早池峰山と姫神山が晴れれば岩手山が怒ってくもり、岩

手山と姫神山が晴れれば早池峰山が怒り曇ってしまうそうです。

・岩手山:岩手県雫石町と八幡平市、滝沢村との境。

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丹沢のはなし・ひとり画ってん「金太郎の母親もよく湯治に来た、西丹沢湯船山ろく湯船温泉」

「金太郎の母親もよく湯治に来た、西丹沢湯船山ろく湯船温泉」

【概略】  湯船山は南麓の静岡県小山町湯船集落の名前からきた山名とい

う。北側の神奈川県山北町水ノ木方面では三日月山といっていまし

た。湯船集落は、その昔ボロボロに朽ちた湯ぶねが発見されたので

「湯船」の集落名になったという。

 

 かつては湯量も豊富な温泉地でしたが、江戸時代中期の宝永4年

(1707)の11月、富士山が大噴火。宝永山が出現してからは湯量

も減り、泉温も下がってしまったという。現在では1軒の湯船温泉

「あさかえ湯」があるだけ。

 

 足柄山の金太郎は、この温泉の東の中島地区の生まれたとされて

います。母の山姥がよくここに湯治に来たという。いま金太郎公園

があり、酒田金時をまつった金時神社もあります。

 

 山姥は夕方来て朝、家に帰ったというので「あさかえ湯」と呼ば

れ、この温泉の源泉地になっています。

・神奈川県山北町と静岡県小山町の境。

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山の文化伝承に遊ぶ「北アルプス・針ノ木峠と槍ヶ岳」

 山の文化伝承に遊ぶ「北アルプス・針ノ木峠と槍ヶ岳」

【概略】  針ノ木峠は長野・富山の県境。この峠を越えての行き来は、日本海ま

わりで行くよりずっと近いため、昔から密売商人・盗伐者・立山参りなどに

利用されていたという。

 

 戦国時代の天正12年(1584)11月(新暦では12月)、富山の城主佐々

成政有名な佐々成政、雪の黒部奥山越えの舞台にもなっています。1ヶ

月がかりの強行軍のコースにはいろいろな説があります。

 

 なかでも、越中側立山温泉から常願寺川をさかのぼり、ザラ峠、黒部

川平(たいら)、針ノ木谷、針ノ木峠、いまの大町アルペンライン沿いの籠

川谷から野口村大出のルートが有力。

 

 針ノ木峠には、成政が100万両の黄金を49個の壺に詰めて峠付近に

埋めたという伝説も残っています。そして富山城の落城後は、越中の大

部分は前田利家の領地となってしまいました。

 

 ある年の8月、針ノ木峠から槍ヶ岳の穂先がかすんでいました。

・長野県大町市と富山県中新川郡立山町との境。

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山の文化伝承に遊ぶ「奥多摩・三頭山のカミナリ」

山の文化伝承に遊ぶ「奥多摩・三頭山のカミナリ」

【概略】

 三つのピークがありその名も三頭山。かつてここは「水戸嶺」と

呼んだという。ある時、山が荒れてとまりません。村人は神の怒り

に違いないと占ったところ「山の恵みに感謝せよ」とのお告げ。

 

 早速、社を建て山の神を祭ったという。こんな伝説から案外、山

名は水戸嶺の「ミト」から来ているのかも。ここはどうも雷に縁が

あります。古い避難小屋の時も1晩泊らされました。

 

 雲取山から鴨沢に下り、そのまま三頭山に登りました。尾根に取

付いて間もなく大雷。避難小屋に逃げ込もうとツネ泣き坂を駆け登

りましたが間に合わず。

 

 入小沢ノ峰にテントを張りもぐり込みました。雷鳴と稲妻とザー

ザー雨が続きます。そんななか中年男性が一人、傘をさして悠々と

下って行きました。勇気あるッ!…。

・東京都奥多摩町と檜原村、山梨県小菅村と上野原市との境。

……【さらに本文と出典】は筆者のページ(toki.moo)で↓

http://toki.moo.jp//merumaga/octama/oct-10.html

 

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発売中の『山と渓谷1月号』の特集「100人で選ぶ、名山100」

発売中の『山と渓谷1月号』の特集「100人で選ぶ、名山100」に、不肖わたくしめも末席を汚させていただきました(33番)。奥多摩棒ノ折山の折れた石の棒の片方は奥多摩側にありますが、もう片方は、秩父側名栗の有馬の谷へ投げ込んだまま、いまも行方不明だという。いっしょに探しに行きませんか???×☆◇※??……。それに馬乗馬場(まのりばんば)の埋蔵金も……。

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