山旅漫歩゜【ひとり画通信】473号「中ア・南駒ヶ岳の五人坊主」

「中ア・南駒ヶ岳の五人坊主」


南駒ヶ岳はその名の通り、駒ヶ岳(木曽駒ヶ岳)の南にあるからで、
木曽駒が山岳信仰の山だったように、ここにも祠が建っています。


山頂東面には中央アルプスの南端の氷河期の名残りのカールがあり
ます。夏になるとカールは高山植物が咲きみだれ、その水は断崖を
下り、「オンボロ沢」というおもしろい名前の沢に流れ込んでいま
す。


春先、カールの上の稜線近くに「五人坊主」とよばれる雪形が現れ
ます。


それは同じ間隔をおいた五つの黒い点で、伊那谷の風物詩になって
いて、村人の春の農作業(ダイズなどの種まき)の季節の目安にな
っています。


山頂からさらに南へ下ると奇っ怪な岩峰がならぶ仙涯嶺。はりつめ
ていたガスもあがり、道ばたにガンコウランの実が熟しています。


さっそく、甘酸っぱい実を口いっぱいにほおばったはもちろんのこ
とでありました。
・長野県飯島町と大桑村)との境。



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